• 令和5年度 学校だより「高遠の子」7号

    2023年12月4日

    本年度「学校だより」第7号を掲載しました。 学校だより No7 12月4日

  • ミニ学校だより ~ 11/6 リフレーミングして考えてみる~後期人権旬間校長講話

    2023年11月6日

    リフレーミングして考えてみよう!~後期人権旬間スタートから

    今日から後期人権旬間がはじまりました。旬間のはじまりに際して先週末に全校生徒たちにGoogleフォームを使って人権意識アンケートを実施し、任意にもかかわらず8割以上の生徒が回答に協力してくれました。

    それをもとに、旬間スタートにあたり校長講話の時間をいただき全校授業を実施してみました。次は今日の講話の概要です。生徒たちは本当に意欲的に課題に取り組む姿がありました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    1 ICE BREAK  自由入場、自由着席 「どんなことを考えて入場しそこに座りましたか?」

    2 導 入

    (1)人権意識アンケート結果①を知り、「言うこと」「言葉で伝えること」の大切さと難しさを確認

    ◎学習問題 「どうしたら、お互い、気持ちよく伝え合えるのだろうか?」

    (2)ある芸人(ぺこぱ)の動画を視聴

    (3)動画の振り返りと本時の学習課題の確認

    ・ペコパの漫才はどんなところがいいのか?  ・それはなぜか。

    → 爽やかな笑い、否定せず受け止める、リフレーミングを活用したプラス思考のよさ

    ※ コップに入った半分の水の解釈を例示

    ◎学習課題「リフレーミングの練習しながら、この芸人さんの思考に迫ろう」

    3 展開・追究

    (1)リフレーミングの練習① 例題  

    (2)リフレーミングの練習② ワークシート①の言葉変換に挑戦(個別で)

    (3)リフレーミングの練習③ ペア・グループで友達のワークシートを見合う

    「その変換(発想)いいな、自分じゃ気づかなかったな、等に〇をつけてあげよう」

    (4)リフレーミングの練習④ 振り返り(全体)

    4 まとめ・振り返り

    (1)リフレーミングをやってみて気づいたこと・感じたことを書く。

    (2)今後の生活に向けて考える

    ・世の中では・・・SNSでの誹謗中傷、自己中心的な言動、偏った見方考え方による世界の分断 等々

    ・では、私たち高遠中生は・・・爽やかな笑いの溢れる学校に

    ・そのためん、「自分の頭で考えよう」「否定せずまず受容しよう」「物事の背景、裏を観よう」

    ・想像力、創造力、総造力をもって、後期人権旬間を通して学んでいこう!

  • ミニ学校だより ~ 11/2 第4回避難訓練実施 3つのSを心に置いて!~

    2023年11月2日

     秋晴れの中、本年度4回目(内1回は不審者対応訓練)の避難訓練を実施しました。今回は実施時刻を生徒に知らせず、2時間目の授業中、午前10時の全国Jアラート・緊急地震速報伝達訓練に併せたものでした。地震発生の放送や避難放送にも生徒たちは慌てることなく整然と真剣に避難する姿があり本当に感心しました。

    ○校長の講評はこちら⇒ R5 避難訓練④校長講評11/2

     

  • 令和5年度 学校だより「高遠の子」第6号

    2023年10月19日

    本年度「学校だより」第6号を掲載しました。 学校だより No6

  • ミニ学校だより ~ 8/23 2学期始業式 校長の話~

    2023年8月23日

    「挑む2学期に」~誰でもセカンドペンギンになれる!~

    2学期がいよいよはじまりました。毎日本当に暑い日が続いていますが、みなさんの元気な顔がみられてうれしいです。ちょっとでも涼しくなればと思って、南極の氷山を背景にしてみました。どうですか?

    さて、どんな夏休みだったでしょうか?1学期の終業式に「1.01の法則」を意識して、ちょっとした努力を継続してみましょうと話しましたが、どうでしたか?

    先ほど、みなさんを代表する3名から2学期の抱負の発表がありました。3名ともに具体的な夢や目標を堂々と話していて凄いなと思いました。その夢や目標を実現するためには、ただじっとしていて願っているばかりでは近づくことができませんよね。では「夢」を動かしてみましょうか。(「夢」の文字を左へ90度動かすと「挑」に変化。)そうです。夢を実現させるためには、動いて「挑む」「挑戦すること」が必要です。

    この写真は、南極の厳しい環境の中でも精一杯生活しているペンギンたちです。みなさんはペンギンの習性をご存じですか?まず、ペンギンは群れて集団で生活しています。イワシやアジなどが大好物です。泳ぎも得意です。しかし、海の中には、シャチやアザラシなどの天敵がたくさんいて、危険がいっぱいです。今日は、そんな、ペンギンたちの姿から、「挑戦するためには何が大事なのか」を考えてみましょう。

    今、まさに1羽のペンギンが海の中に飛び込もうとしています。こうして危険を冒してまで、勇気をもって最初に飛び込むペンギンのことを「ファーストペンギン」と呼んでいます。ただし、ペンギンには決まったリーダーなどはいないそうです。では、どのようにファーストペンギンになっていくのでしょうか?これはいろいろな説があるみたいなのでまた調べてみてください。実は、このファーストペンギンになることも大切ですが、注目したいのは、それ以外のペンギンたちなのです。人間に置き換えて考えてみてください。もし、誰かが進んでみんながやりたくないことをやってくれたとします。それに対してまわりの人たちが、「あいつ何やってんだ」と笑ったり、「かっこうつけてるな」と冷やかしたり、「やっても無理」だと否定したり、「うざいから無視しよう」などと仲間外れにしたらどうでしょうか?その集団からは二度と、物事を進んでやる人、つまりファーストペンギンは現れないでしょう。

    しかし、ペンギンたちは違います。ファーストペンギンに続いて、次に飛び込むペンギンが現れます。「あいつすごいな!よし、協力するぞ!」とでも言っているようです。その姿をみて、また、他のペンギンたちも次々と安心して海の中へ飛び込んでいくのです。この2番目に続いていくペンギンのことを「セカンドペンギン」と呼んでいます。ファーストペンギンは、セカンドペンギンがいてくれるからこそ、安心して海中に飛び込んでいけるのではないでしょうか。

    さて、2学期の大きな行事には聖桜祭がありますね。テーマである「輝~個性を放て~」を実現するには、 ①まず勇気を出してファーストペンギンのように一歩踏み出してみましょう。 ②セカンドペンギンのように一歩踏み出した仲間を応援していきましょう。③そして、それらがうまくいくかどうかよりも、そこに向かって挑戦する姿こそ尊く、そして必ず今後の成長へとつながっていくのです。そうです、誰でもファーストペンギンにもセカンドペンギンにもなれるのです。

    高遠中には、ファーストペンギンや、その挑戦をフォローし協力できるセカンドペンギンがたくさんいます。ぜひ、2学期は、さらに一歩踏み出して、夢に向かって「挑む」学期にしていきましょう。私もそうなるようにやっていこうと思います。

  • 令和5年度 学校だより「高遠の子」第4号

    2023年7月25日

    本年度「学校だより」第4号を掲載しました。

    学校だより No4 7月25日

  • 令和5年度 学校だより「高遠の子」第2号

    2023年6月6日

    本年度「学校だより」第2号を掲載しました。

    学校だより No2 6月6日

  • ミニ学校だより ~ 5/31 3年ぶりに町に出ての写生大会 地域に支えられて ~ 

    2023年6月1日

     

     

     

     

     

    3年ぶりに地域に出ての写生会でした。1年生は校舎周辺、2年生は校舎内、そして3年生は高遠文化センターを起点に高遠町内を写生エリアとして自分のお気に入りの場所に行って、半日をかけて対象と向き合いました。指導者として、応援隊の酒井照明さん、伊藤久志さん、そして、高遠高校芸術コース(美術専攻)の2・3年生にご協力いただきました。

    中庭から南校舎を背景に池や植物を描く1年生。体育館ではフロアーに伏せて床に置いたバレーボールの目線でデッサンに励む2年生。商店街通りの「やますそ」前の歩道に座り町並みをじっくりと描く3年生。友達と楽しそうに途中途中の絵を見せ合いながら取り組む生徒もいれば、ひとりになって対象や風景にじっくりと向き合う生徒も。それぞれがそれぞれのやり方で取り組んでいました。

    何よりも凄かったのは高遠高校の生徒のみなさん。3年生のAさんが葉の塗り方に困っている姿を見て、「水彩画というくらいだから、水をたっぷり過ぎるくらいつけて描いてみようよ。まず、こっちに色を塗ってみて。」と自分のスケッチブックを差し出してAさんに試し塗りをさせました。分かりやすく的確な助言もさることながら、なんて優しく頼もしい先輩でしょうか!そんな高校生の姿に触れ、Aさんはさらに自分の作品に向かっていきました。

    応援隊の伊藤さんはご自身が製作中の作品を持参され、実際に描きながら生徒に筆の動かし方や描き方を師範してくださっていました。また、昇降口前の石段下では、応援隊の酒井さんが1年生たちにミニ講義をしてくださっていました。持参した模範作品を見せながら、「こんな色の付け方もあるよ。同じリンゴでもただの赤色じゃないよね。これだけ違った色や描き方があっておもしろいですね。みなさんの絵はまだ始まったばかり。これからどのように塗っていくかが大事で、これからが勝負ですよ。」と熱を込めて優しくお話いただきました。

    地域の方々に支えられ、半日かけて行った写生会は本校が大切にしている「実学」の時間そのものでした。美術の小林先生に聞くと、これから各学年2時間の授業の中で作品を仕上げていく予定のようです。どんな作品になっていくでしょうか?楽しみにしていてください!

  • ミニ学校だより ~ 5/10 第2回避難訓練 まず「みる」ことから~ 響く生徒たち!

    2023年5月18日

     本校は土砂災害警戒区域に立地しています。今回の訓練の目的は、土砂災害が発生する前に適切な避難行動がとれるように❶基本的な防災知識を学ぶこと、❷実際に1次避難場所に避難してみること、でした。まず始めに、各教室にWeb配信された映像資料と動画により、土砂災害への備えや避難上の留意点などを係主任の岩田先生の解説のもとに学習しました。その後、「校舎西側の藤沢川沿いの土砂災害特別警戒区域に指定されている急斜面が崩落し始めた」という状況設定のもと、教頭先生の校内放送の合図で、災害警戒区域外にあたる若宮駐車場へ実際に避難しました。生徒たちも職員も、真剣な表情で整然と避難する姿がありました。

    最後に私からは「みること」の段階として「見る⇒視る・観る・診る⇒診る」について話したあと、「日ごろ見慣れている通学路を、今日はしっかりみて帰ること」と「そこで気づいたことや考えたことを生活記録に書いてきてほしいこと」をお願いしました。すると翌日、担任の先生方からたくさんの生徒の言葉(生活記録に書かれた内容)が届きました!いくつか紹介すると・・・

    ☆(前略)確かにみないと変化に気づけないので、日々のみるって大切なんだなと思いました。小学校の時は毎日橋を渡って登校していたのですが、雨が降って水位が上がっていることは何気なく思っていました。ですが、これは普段を見ていたから水位が上がっているのに気づいたということなので、中学の登校や下校も意識しようかなと思います。(3年Kさん)
    ☆「見、観、視、診、看」の五つの漢字。普段は目に入ってくるものが見えるだけで意識して何かを見ることはほとんどないように感じます。今日の帰りに少し周りを観察しました。よくみてみると、木が生えていないところなど、危なそうな箇所がいくつかありました。普段の生活では気づかないところをこういった観察してよくみることは大切だなと思いました。ただ観察してみてもそれは表面のことで本当にそうなのか分からないから、自分たちの住む地形や気候、以前この地域にどんなことが起きたのか、それによってどんな被害があったのかを詳しく調べたりすることも大切かなと感じました。(2年Iさん)
    ☆(前略)本当にあった時のためにしっかり真剣に取り組めました。バス停から自分の家までのところで危険なところはほぼ全部でした。那木沢は坂で囲まれているので避難は逆に危ないかなと思いました。またしっかりと確認しておきたいです。(1年Aさん)

    なんて凄い生徒たちでしょうか!私たち教師が投げかけたことに応えてくれる生徒たち。だからこそ、私たちはそんな生徒たちにさらに応えていかなくてはいけないと強く思いました。

    ぜひ、ご家庭でも防災について話し合ってみてください。響く生徒たちです!

  • ミニ学校だより ~ 5/9 初任者研修の授業会場となりました 3年生理科 ~ 

    2023年5月13日

    南信地区初任者研修授業力向上研修Ⅰの会場校として、本校の理科の授業を上伊那の初任(中学校と特別支援学校)の先生方に参観していただきました。授業学級は3年2組。教科は理科。授業者は教員として6年目、まさに初任者にとっては兄貴分の花村純平先生でした。単元は「化学変化とイオン」 の第2章「酸,アルカリとイオン」。

    授業の最初に、前時までに学習した酸性の水溶液に共通する性質を全体で復習した後、「その性質のもとなっているものの正体は何だろうか?」との問いに、「もしかしたらそれはイオンかも?」との予想を立て、「もしイオンだったらどちらかの電極に引き寄せられるはず」の仮説のもと、生徒たちは実験を通してその正体を探っていきました。

    実験を始める前に、教卓の前に集まった生徒たちの目は輝き、実験器具を操る花村先生の一挙手一動を真剣に見つめる姿がありました。そして、いよいよグループになって実験開始。電圧計の両極に挟んだ青色リトマス紙に水溶液を慎重に垂らす姿、すると、朱色に染まりながらじわじわと水溶液が陰極側に広がっていく様子を観察しながら、「あっ、マイナス側に引き付けられていくからプラスのイオンじゃない!?」「でも、ちょっと広がり方が中途半端だ・・・。」「もう一回やってみたいな。」など、グループで友達と気づきや考えを率直に伝えあったり、様子を見にまわってきた花村先生に気軽に質問したりしながら、対話を通して学びを深めていくいく姿が見られました。

    さらに、感心したのは、その後に行われた初任者による授業研究会。花村先生に積極的に質問する姿、そして、意見交換では、「私が見ていたAさんは〇〇とつぶやいていました。そこから先生の△△な支援が有効だったと思います。」「最初は目を輝かせて生徒たちが少しずつ静かになっていった気がしました。それは□□が原因だったかもしれません。私だったら実験の場面を始めに行ってみて、生徒たちからなぜだろうという疑問をもっと出させてから、自分たちで実験を考えさせてみたいです。」等々、具体的な授業中の生徒の姿を取り上げ、教師の発した言葉や講じた策などと絡め、そして、もし自分が授業を行うとしたら~してみたいという代案を出し合いながら、主体的に、そして意欲的に研究会に参加する初任の先生方の姿がたくさん見られました。

    最後に助言者である総合教育センターの中嶋専門主事から、教師や生徒のよさとして、花村先生が授業前に何度も予備実験を繰り返して本時を検討してきたこと、個に応じた言葉がけや支援を随時行っていたこと、そして、生徒が友達同士で支え合いながら落ち着いて学習に取り組んでいたことやiPadをどんどん使いこなしていたことなどを挙げ、改めて、日ごろからの学級づくりや生徒理解、教材研究や教科の専門性を高めるための自己研修などの大切さをお話いただきました。

    現行の学習指導要領で求められる「主体的、対話的で深い学び」の実現に向け、このように実際の授業を通して先生方が具体的な生徒の姿を真ん中に置き、対話を通して互いの授業観や教材観、子ども観、さらには教育観を見つめ直したり、更新したりしていくことこそ、私たち教師の研修として一番大事だと感じています。コロナ禍でこうした研究の機会も限られていましたが、ようやくまた可能になってきたことをうれしく思うとともに、このような先生方の研修の場や環境を校長としてさらに大事にしていかなければと強く思いました。

    それにしても、初任の先生方、本当に期待できます!そして、今日は何よりも、花村先生、3年2組の生徒たちがまた一つ大きく成長する機会になったことをうれしく思います。