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今日は雨でした。運動会の練習が外で出来ないので、教室での通常授業が多い日でした。「もとの数とくらべる数、比、割り算、何倍、割合・・・、何度教えても子どもが混乱しやすいところだから、わかるように気をつけて教えて、みんなで確認しながら考えているけれど、どうもすっきり頭に整理できない子がどうしても出てきてしまう。さて、どう進めようかな・・・」と担任が毎回頭を悩ませる算数の単元があります。問題文を読み解く力も必要です。子どもによっては、思い込んだらそこから抜け出せない場合もあります。授業の様子を見ていると、iPadも使って視覚からも理解が進むようにしていました。子どもたちが何とかしようと頭を使うことは非常に大切ですし、苦労するから身につくこともあります。生活の中でも様々なことで使われていますので、それと結びつくと理解も進むかなと思いました。

左:iPadも使って、視覚でも考えようとしています 中:夏休み中に学年レクをした様子が絵日記にありました 右:1年生の朝顔観察カードです。どの子もよく見て描けていました
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今週のお昼の放送は、「運動会で頑張ること」の発表でした。「2年続けてかけっこで3位だから、今年は1位になります」「玉入れの練習で負けているから、本番ではたくさん入れたいです」「家の人に頑張っているところをみてもらいたいです」等とそれぞれ自分が決めためあてを頑張りたい気持ちが伝わってきます。練習するのもあと3日。かけっこも練習回数を重ねる度に走り方も上手になってきました。練習の疲れも出てくるころです。全員が元気に本番を迎えてほしいです。

4年生は理科で電気の働きを学習しています。教材のモーターカーを組み立て、乾電池の個数やつなぎ方で走り方がどのように違うのかを一人ひとりで確かめます。「これが一番速い」と発見できたことを友だちと情報交換している様子もありました
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「気をつけだよ」3年生が先生に言われなくても、1・2年生に小さな声で号令をかけています。運動会ダンス練習の入場前整列の時でした。低学年は「ダンスで観てくださるみんなを笑顔にしよう」とめあてを決めて練習しています。号令は、低学年の中の最高学年である3年生の「入場の前から退場するまで格好良くしていたい」という気持ちが自然にあらわれた姿だったと思います。2年生は、玉入れの練習につかった箱を先生にお願いされて片付けていました。自分たちで使ったものは、片付けるのが当たり前という感じで進んでやっていました。子どもたちは、運動会に向かってそれぞれできることを精一杯やっています。とても立派です。何とか無事に当日を迎えられることを願っています。

左:片付けをする2年生 中:ダンス前整列の様子 右:朝、登校時に「先生、これあげる」ともらった四つ葉のクローバー。幸せをわけてもらいました。嬉しかったです
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9月4日(土)大雨でした。長谷地区の一部には避難指示が出されて、長谷中が避難場所になりました。夜、学校へ来てみると「砂場の砂を土嚢に使わせてもらいたい」と地元の消防団から連絡がありました。一緒に作業をしていると「これだけあれば、水が止められるだろうか?」「一度行って足りなければ又来よう」と消防団の方の話が聞こえてきます。既に雨は止んでいたのですが、崩落したり出水したりしている箇所があり、必死で対応している様子でした。最終的に軽トラック2台分の土嚢を運び出しました。今朝、近所の方に「50年間ここにいるけど、初めてのこと。マンホールや鉄板が溢れる水で持ち上がって、泥と一緒に倉庫に入ってしまった。恐ろしかった」とお話しを伺うことができました。今日も大雨警報が発令されました。各地で起きている災害ですが、ここ長谷でも他人事ではありません。「子どもたちの命を守る」ことを最優先に考え、避難計画の見直しを進めたいです。

9月1日の地震を想定した避難訓練の様子です。「自分の命は自分で守る」自分で考え、自分から取り組むことが必要になります。本当の非常時には、地域のために高学年にも自分のできることをしてもらって、活躍してもらわなければならないかもしれません
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運動会の特別練習も熱が入ってきました。種目練習も着実に進んでいます。それに合わせて児童会では6年生を中心に「長谷小ニコニコチャレンジプロジェクト2021」を立ち上げました。これは、運動会に精一杯取り組む長谷小児童の姿を保護者の皆さんに届けることで、世界の子どもたちへの手助け(ユニセフ募金)に協力していただこうという取り組みです。児童集会で、5歳の誕生日まで生きられない子ども、栄養が足りない子ども、学校へ行かせてもらえない子ども、きれいな水が手に入らない子ども、戦争に巻き込まれる子ども・・・を紹介し募金活動もスタートしています。国連に加盟している全ての国でつくられた目標SDGsにつながっている活動でもあります。集まった募金額ではなく、この取り組みを通して自分たちが未来の社会をつくっているんだという自覚や気持ちが育つことを願っています。

左:ざんざ節の練習風景です。初めての1年生にもわかるように、動きにわかりやすい言葉をつけて練習しています 右:高学年の表現は、既に練習し終わっていた技を非接触でできるように、担当職員が苦労して組体操の内容を変えています