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2月4日に校長講話が行われました。インフルエンザはほとんど出ていない高遠中学校ですが、前期選抜も近く、感染拡大を防ぐために全校がマスクを着けての全校集会となりました。
今回の講話では以下のような話がありました。
2月1日の朝、雪が積もり、朝早くからきて雪かきをしてくれました。前の日に先生たち数人で少しかきましたが、全てかききることはできませんでした。皆さんがどんどん雪かきをしてくれるとあっという間に雪かきが終わりました。「雪かきをするのが当たり前だ」といってすすんでしてくれる人がたくさんいました。少し寂しかったのは雪かきをしている人の横を挨拶も何もせずに通り過ぎていく人がいたことです。家庭の事情で朝早く来ることができない人もいると思いますが、雪かきをしてくれた人にお礼の言葉は言えると思います。どういう形で自分がそこにかかわることができるかで、高遠中の気持ちがひとつにまとまることが大事なことではないでしょうか。
先週、大坂なおみ選手が全豪オープンテニスで優勝し、世界ランキング1位になりました。アジア勢初の快挙です。大坂選手は調子の波が大きく、メンタルの弱さが指摘されている選手でした。今回、優勝するに当たってメンタルの弱さを克服するために、笑顔を意識する、プラス思考で考える、ラケットを叩きつけたいのを我慢する、ということをやっていました。心の安定が試合の安定になったのだと思います。
壁にぶつかったとき、私たちはどのように乗り越えていきますか。例えば、自分の足りないところを見つけて改善する、自分のよさを見つけてそれを伸ばす。色々なやり方があると思います。自分が置かれている現状を把握して、自分がどうあるべきか分析して、やるべきことを自分で決めて、行動していく。大坂選手の場合はラケットを叩きつける代わりに、笑顔で試合に臨んでいきました。
そこで、笑顔にどれだけの力があるのかに話を移していきたいと思います。笑顔の力というと先生は絢香さんの『みんな空の下』を思い浮かべます。皆さんが小学生に上がる前の歌ですが、笑顔の力が歌詞の中に出てくるので聞いてみてください。――(歌を聞いて)――今歌詞の中に出てきた、「笑顔の力が自分自身を支えてくれている」というところが心に残っています。そして、「1人じゃないよ」というところを大事に見てもらいたいです。困難を乗り越えた人は自分自身だけではなく、周りの人たちの力になっていくんだということを色々な場面で一人ひとりが意識していってもらいたいなと思います。先ほどの雪かきではありませんが、1人ではできないことも、大勢の人が力を合わせるとそれができます。しかもそれが笑顔の力でできたらみんながとてもいい気持ちになれるのかなと思います。笑顔がもたらす力は自分自身の力をさらに引き出すことができるし、周りの人を勇気づけるし、集団としての力を高めることもできます。笑顔があふれる学校になったらいいなと思います。
今日から暦の上では春です。ぜひ、全校の皆さんで、笑顔で春を呼び込んでいってもらいたいと思います。
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1月31日の夕方から夜中まで降った雪が、高遠中学校を銀世界に染めました。翌1日の朝、朝部活の生徒を中心に、自主的に雪かきをがんばりました。生徒玄関や聖橋の他、給食センター前がきれいになりました。また、早朝に地域の方に学校前の道路を除雪していただき、生徒が安全に登校できました。本当にありがとうございました。
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先日、来年度に入学予定の小学6年生が高遠中学校に集まって、中学校の授業の様子や生活の説明を聞く中学校説明会がありました。説明は1学年が担当です。昨年、自分達が説明してもらう立場だったときのことを思い出し、「6年生にわかりやすいように説明する」「楽しんでもらえるように工夫する」事を目標にして準備をしていくことに決めました。説明の内容ごとにグループに分かれ、シナリオを考えたりフリップを作ったりと12月からコツコツと準備を重ねていき、リハーサルも行いました。
いざ当日、生徒たちは6年生を目の前にして緊張している様子でしたが、先に決めた目標どおり、6年生に伝わるようなハッキリとした口調で劇やクイズなどの工夫をして発表することができていました。リハーサルでは紙を見ながら発表していた生徒も、当日は内容を暗記して6年生の方を見ながら発表していて「6年生にわかりやすいように説明する」という目標を意識できているなと感じました。その甲斐あってか、6年生もとてもしっかりと聞いてくれました。後半に時間が余ってしまったときも、生徒たちで盛り上げようと工夫をしていました。自分たちで考え工夫していく姿に、頼もしさを感じた一日でした。
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昭和大学教授の上田邦枝先生をお招きして、生命と性の健康教育講演会を行いました。生徒たちは小学5年生から毎年上田先生の講演を聴いており、生命と性の学習を積み上げています。今回1年生は男女の性心理の違いについて聞いたり、「性の心理テスト」を行い自分の欲求や目的を満たす行動が、そのつもりはなくても性の商品化や相手の気持ちを無視した行動に当たることなどを学びました。2年生は誘惑を断るスキルとして、友達からSNSで出会った人に会おうと誘われたり、異性の先輩からうちに来ないかと誘われたりしたときの断り方を考え、相手を不快にさせず、ていねいに理由を伝える断り方を学びました。どちらの学年も男女の違いを認め、お互いを思いやりながら協力していくことの大切さを教えていただきました。性=自分自身を大切にした生き方を身につけていってほしいと願います。
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1月19日に、杖突街道の旧道から聖橋に至る坂道沿い藤沢川側の斜面をのぞいてみたら、ありました。春を告げる福寿草です。1月20日は二十四節気の大寒ですが、それよりも早く咲いています。これからも寒い日はあるだろうし、雪の日もあるでしょうけど少しずつ、春は近づいているんですね。