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2週間にわたる「読書旬間」。懇談会で下校も早く、夜長のこの時期に家族と一緒に、または、友だちと一緒に読書をしたり本について語ったりして本に親しむ期間です。
いろいろな本に親しみつつ、心に残る一冊と出会えるといいですね。
2日目は毎月の読み聞かせでお世話になっているボランティアの皆さんによる「読み聞かせの会」が行われました。
ボランティアの皆さんは、簡単な衣装をつけ、動きをつけたり音をつけたり声色を変えた
りといった様々な工夫で、子どもたちを引きつけてくださいました。
さっそく子どもたちはお礼の手紙に感想や感謝の言葉を書きました。
お礼の手紙から
● 「ここがせかいいち」のエベレストの大きさが大きくてびっくりしました。おもしろかったです。(1年) ● 本のよみきかせありがとうございました。「ボクはもうじき食べられる」という本が感動して、いのちの大切さが分かりました。(3年)
● わたしはクジラの本で少しかんどうしました。200さいまでいきるとは、知らなかったです。本当にありがとうございました。(4年)
● えほんの「くものすおやぶん」がおもしろかったです。おかしをかくればねがうばったところと、かくればねをさがすところがおもしろかったです。(1年)
● 読み聞かせありがとうございました。てらとぴあ(手良公民館)のお話会も楽しみにしています。(5年)
● ぼくは「くものすおやぶんとりものちょう」と「もうじき食べられるぼく」が心にのこりました。…「もうじき食べられるぼく」はお母さんと会おうとしたけれど、合わなかったのが悲しかったけど、お母さんがおいかけてくれたさいごのばめんが一番心にのこりました。読書ボランティアのみなさん、ありがとうございました。(3年)
● 本ごとにその役になりきって、声を変えて読み聞かせをしていてすごかったです。毎年いろんなおもしろい本を読んでくれてありがとうございます。(5年)
● 私が一番心に残ったのは,クジラのボウの話です。環境が悪くなって、氷がどんどん溶けて、生き物たちや環境のことをよく考えることができました。どの方も、すごく上手な読み方でとても聞きやすかったです。今度のお話も楽しみにしています。(5年)
● いろいろ絵本を読んでくれてありがとうございます。とくにわたしがおもしろかったのは、食べられたやまんばです。やまんばが豆になって、おしょうさんがそれを食べて、やまんばがどうなったかふしぎです。おいそがしい中きてくれて本当にありがとうございます。おしごとがんばってください。(2年)
● げきのようそもまじって、見ていてとてもおもしろかったです。とくに「ホッキョククジラのボウ・200年のたび」です。クジラにそんな長生きのしゅるいがいるなんてびっくりしました。どんどん変わっていくきょういにけしき、こんな気持ちなのかなって、あらためて考えさせられるお話でした。ありがとうございました。(6年)
● 「せかいいちのエベレスト」がみんなの声がそろっていてすごかったです。ぼくがいいと思ったのはせかいいちはほっきょくです。さむくてこおっちゃうぐらいだと思いました。長く読んでいただき、ありがとうございます。(2年)
● たくさんの本を読んでくれてありがとうございます。わたしは「くものすオヤブン」が一番おもしろかったです。他にも、げきみたいなことをやっていたりして、とてもおもしろかったです。また、来年も読み聞かせを聞きたいです。おもしろい本など、いろいろな本のお話があってうれしかったです。(4年)
● ぼくが印象的だったのは「もうじき食べられるぼく」です。今までほとんど考えなかった、食べられる側の気もちを考えさせられました。とても素敵な読み聞かせをありがとうございます。(6年)
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「トンカチ教室」が開催されました。親子で力を合わせて一つのものを作り上げていく体験の場として、地区の方々とふれあう場として28年目を迎えました。
平成9年からの作品全てが学校に展示してあります。
今年度は「ミニチェア」を作りました。ミニとはいってもがっしりとした安定感のある椅子です。
釘打ちは子ども。しっかり支える保護者の皆さん。
完成したら「手良小学校」の焼き印を押してもらいます。押すのは校長先生とPTA会長さん。
最後にみんなで記念撮影。
材料の準備や当日のご指導は手良地区土建組合の皆さんにお世話になりました。ご協力ありがとうございました。
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手良小児童会の企画「児童会まつり」が行われました。
各委員会が運営するブースを仙丈グループで回り、楽しく活動しながらみんながより仲良くできること、委員会のブースで体験したりクイズを解いたりすることで、児童会や委員会活動に興味を持って取り組めるようになることをめざして取り組んでいます。
児童会長は開会式で「班のみんなで協力し、委員会で企画したアトラクションにぜひ足を運んで下さい! お楽しみに!」と呼びかけ、まつりが始まりました。
各企画を楽しむ低学年に対して、4年生以上の児童会委員は「支える」立場でもあります。各企画の準備や運営だけでなく、仙丈グループ内では低学年の子の気持ちに寄り添い、各企画の会場に連れて行ったり、アトラクションをともに楽しんだりするなど大活躍でした。
各アトラクションはグループ対抗でタイムを競い合うものが多かったのですが、少し時間がかかっても低学年の子の様子を見まもり、楽しませてあげようとする子もいたとか。こういう姿もこれから手良っ子たちに引き継がれていくのかもしれませんね。
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11月14日は、参観日に引き続いて、手良公民館、手良地区活性化促進会議、手良地区子ども育成会、手良小学校PTAの共催による講演会が本校で開かれました。
今年度は「おもしろ科学大実験~液体窒素を使って~」という演題で、南信州飯田おもしろ科学工房の三浦宏子さん、若杉優さんに様々な実験の紹介や体験をさせていただきました。
「ふにゃふにゃのバナナが一瞬で凍り付いて釘が打てた!」「ダリアの花びらがバラバラになった!」「風船がどんどん液体窒素の中でしぼんだ!」実験は驚きの連続。児童は目を丸くして、不思議な世界を楽しみました。
子どもたちに科学の美しさ、楽しさ、感動を与えたい、理科の好きな子どもを育てたい。ただただ子ども達の為にというお気持ちで活動を続けられている科学工房のみなさん、手良っ子たちもこれをきっかけに科学に興味・関心がわいてきたのではないでしょうか?
科学工房のみなさん、ありがとうございました。
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11月は「秋のなかよし月間」です。児童会企画、清掃、各学年での取り組みなどを通して、友だちのよさに気付いたり、共感したり、認め合うことを通して、尊重し合う気持ちが高まることを目指しています。
11月1日、月間最初の日は校長先生より、「心をみがく」というお話がありました。
皆さんは、この石でつくられた像を見たことがありますか? ほうきを持った、お坊さんです。このほうきを持ったお坊さんの像は、全国各地にあります。今日は、このお坊さんの話をします。
このお坊さんの名前は「周羅槃特(しゅりはんどく)」と言います。2500年ほど前インドという国にいたお釈迦様の弟子でした。このお坊さんは、物覚えが悪く、自分の名前も覚えられなくて、背中に自分の名前を書いてもらい、人から名前を聞かれると背中を見せて教えているというのです。他の人からはバカにされていました。そういう自分が情けなくなって、お釈迦様の所へ行って「私は、もう坊さんをやめたいです」と相談しました。
するとお釈迦様は「何も心配することはいらない。」と言って、彼に1本の竹ホウキと、「塵(ちり)を払い垢(あか)を除かん(もっときれいにしましょう)」という言葉を授けました。
「周羅槃特(しゅりはんどく)」は、それから何年もおそうじをし続けました。ある日、いつものように庭そうじをしていると、お釈迦様が来て、「ずいぶんきれいになったね。だけど1ヶ所だけ汚い所があるよ。」と声をかけてきたのです。「お釈迦様、どこが汚いのでしょう?」と尋ねましたが、教えてくれませんでした。「はて、どこなのだろう?」と思いながら、それからもずーっとおそうじを続けたのです。
数年たったある日、「周羅槃特(しゅりはんどく)」は、はっと気がついたのです。「そうか、汚れていたのは、場所のことではなく『自分の心の汚れ』だったのか」と。「これで全部きれいになりましたね。」と言ってくれたのです。心の中の汚れとは「そうじがイヤだとか、さぼりたい、もっと楽をしたい、おしゃべりしながらやりたい」とか、「友だちを馬鹿にしたり、威張りたい」「算数は嫌いだからやりたくない」などという心を捨てなさいということに気がついたのです。
お釈迦様の教えがわかった「周羅槃特(しゅりはんどく)」は、ますますおそうじに精を出し、人々から逆に尊敬される立派なお坊さんになりました。
(詳細はホームページメニュー(校長室)をご覧ください)