• 校長のひとり言 4/24

    2023年5月1日

    4/24 修学旅行1日目の朝、バス内での様子から
    3年生の修学旅行に一緒に行かせていただいた。(3日間の様子については次回「学校だより」に掲載予定)これまでお世話になった学校で何度も修学旅行に行く機会があったが、今回は朝のバス内から生徒の様子が違っていた。
    まだ出発したばかりの朝6時台だというのに、生徒たちが「朝の会やっていいですか?」と急かしてきた。すぐにガイドさんがそれに応じてくくださり、生徒にマイクのバトンが渡された。係の生徒がどんどん進行していく。それに応じてまわりの生徒たちが、拍手や相づち、気持ちのよい返事で反応していく。「そうか、この3年生たちは、今回の修学旅行を4年間ずっと楽しみにしていたんだ!」新型コロナ感染症の拡大に伴い、たくさんの学校行事が中止または変更となった。その一番の当事者だった3年生。小学校の修学旅行も中止となり、それからようやく叶った宿泊行事であった。
    早朝から本当にうれしそうに大騒ぎ!?する3年生たちの姿に朝から感動するとともに、これまでの大人がしてきた対応が本当によかったのかを省みて複雑な気持ちになった。やはり行事は子どもたちの成長にとって欠かせないものである。

  • 校長のひとり言 4/18

    2023年4月23日

    4/18
    保健室を訪ねると気になる子のひとりAさんが保健室のベットで寝ていた。養護教諭いわく、「昨夜、今日の登校のことを考えるとなかなか寝れなかったようです。それだけ学校に来ようと考えてくれていたなんてうれしいです。」と。その後、職員室で担任からも同じ言葉が。教師にとって「困った生徒」としてその子を見るか、それとも「困っている生徒」として見るかでは、その子の理解とその後の指導支援が全く違ってくる。養護教諭も担任も、Aさんを「困っている生徒」ととらえ、子ども目線で生徒理解をすすめようとしてくれている。と同時に、私自身の生徒や職員への見方がいつもそうであるかを自戒するとともに、そうした先生たちがいる本校を誇らしく思う。何よりAさんが幸せである。

  • 校長のひとり言 4/17

    2023年4月19日

    4/17
    放課後の職員室、部活動指導からもどった先生方から明るく盛り上った声が校長室に響いてきた。
    「どうせだったら、子どもたちもそうだけど、俺たちが面白くてワクワクすることをやってみようよ。」「〇〇をするのはどう?」「それはおもしろいよね!それで、さらに☆☆をしていけば、その後どんどん広がっていきそうだよね。」「△△もいいかもね。地域のAさんにお願いしてみればさらに進んでいくかもよ。」「保護者のSさんも◇◇が得意だから協力してくれそうだし、Dさんにお願いすれば〇〇について教えてもらえそうだよ。」・・・これから始まる総合的な学習の時間でやることについて熱く語り合う先生方の声だった。あまりにも楽しそうな声に、自分の仕事の手を止めて、しばらくの間、聞き入ってしまった。
    ブラック部活の話題にはじまり、学校での働き方改革・時間外勤務縮減の必要性がメディアにたびたび取り上げられたり、全国的な教員不足が報じられたりする今、こうして退勤時間を過ぎても、明日の授業づくりについて楽しそうに対話する先生方の姿は、健全であり、学校教育の命であると思う。(時間外勤務が良いと言っているのではない。)こうした先生方が活き活きと働ける学校づくりを校長としてさらに進めていかなくてはと身の引き締まる思いがした。何より、そうした先生方に教えてもらう生徒たちが幸せだと思う。職員室の先生方をうらやましいなと思いながら、また自分も頑張ろうと仕事の手を動かした。でも、そろそろ帰ろう!

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