学校生活ブログ

仙丈ケ岳登山

2017年8月31日

2学年での一大行事「仙丈ケ岳登山」が29,30日に行われました。出発時のミサイル、雨などのトラブルに巻き込まれ、実施が危ぶまれましたが、無事に実施できました。

道中、それらの不安をかきけすかのように、途中から太陽の光や自然の豊かさに恵まれました。また、隊列からは「男子がんばれー!」「おー!」「女子がんばれー!」「おー!」とお互いを励まし合い登る姿もありました。

そのご褒美なのか、仙丈小屋に到着した際は雲が晴れ、山頂へアタックすることができました。山頂は晴天!360度のパノラマを楽しみました。鋸岳と甲斐駒ケ岳が目の前に見え、日本で2番目に高い北岳と富士山が並び、その右側には、ゆるやかにカーブして連なる南アルプスの山脈。西の青い山並の麓に伊那の景色が横に広がり、その手前には高遠町も望むことができました。足元の仙丈小屋を見下ろすと、カールの地形がよく分かりました。いつまでも山頂の風に吹かれていたい、そんな時間でした。

2日目は、早朝より風速12メートル以上の風、一面に霧が立ち込めたため、御来光は断念しました。しかし、気持ちを切り替えて安全に下山することができました。

終わりの会で、隊長の教頭先生より今回の登山はすばらしい仙丈ケ岳、厳しい仙丈ケ岳の両方を見ることができ、またこの経験がこれから挑戦する山(部活動、生徒会、受験といった試練)への自信につながるようなすばらしいものであったと講評をいただきました。