校歌

校歌

高遠中学校校歌

作詞 宮下忠道   作曲 広瀬千春

 

一 山すそは遠く開けて 古きより名にし負ふ町

咲きにほふ城址の桜 たゝえたる水海に映ゆ

春秋の眺めゆかしも こゝに立つわれらが母校

 

二 人材は雲と起こりて わが郷土 歴史にかをる

うち鳴らす夜明けの鐘は こだまする 長崎の空

新しき歌の調べの 声響く 都路の森

 

三 ひとすぢの道を進みて 聖橋渡るすがしさ

仰ぎ見る 月蔵の山 大空の中に静けし

学び舎に 理想の光 力満ち われらは学ぶ

 

(昭和四十年三月十九日制定)

 校歌の由来

昭和38 12月
高遠町教育委員会は、宮下忠道氏(当時の高遠中学校長)に校歌の歌詞制定を委嘱。その数ヶ月後、有志職員の協力を得て原案完成。全職員の意見を聞いて、成案を得、高遠町教育委員会に提出、ここに歌詞制定。

昭和39 12月
作曲を広く募集し、10数名がこれに応じた。▼選曲は、高遠出身の作曲家飯沢匡氏に依頼する。飯沢氏は、NHK音楽担当の、小森昭宏氏の補作編曲を経て、広瀬千春氏(当時の公民館長)のものを当選曲とした。

昭和40 3月19日
卒業式に新しく制定された校歌が歌われる。

 

  • 歌詞は重厚な五・七調で作られ、精神の重厚さを願い、軽薄さを排して表現された。
  • 歌詞の一番は地理、二番は歴史、三番は覚悟である。ことばは高遠町にふさわしく、一語一語は印象として残るように念願して作られている。『山すそ』『城址』『夜明けの鐘』『ひとすじの道』『聖橋』『月蔵』などである。

 

【一番】
高遠町の自然を歌ったものである。「山すそ、城址の桜、水海」などにより高遠の姿を語るにふさわしい言葉が用いられている。
【二番】
高遠の歴史と誇りが語られている。
「うち鳴らす夜明けの鐘」は、坂本天山先生のことをうたっており、「新しき歌の調べ」    は、伊沢修二先生のことを歌ったものである。この二人の先覚者の精神は、そのまま多く    の人材に通じるものであり、とってもって現在の中学生の抱負でもある。
「夜明けの鐘」も「新しき歌の調べ」も象徴であり、歴史を過去のものとしないのが、高遠中学校の課題でもある。
【三番】
高遠中学校に学ぶものの姿を歌っている。
「ひとすじの道」は永遠不滅の道で、その道を行く者の行く先には、「聖橋」も「大空」も「理想」も「力」もあるわけである。

・ 高遠の自然は美しく、歴史はかんばしく、無限にのびる能力を発揮できる天性を持っている。  高遠中学校に栄光あれと願う。