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いつまでも続く厳しい残暑の日々。そんなときはしっかり栄養をとることがとても大切。
今週の手良小学校では児童会の給食委員会を中心に「給食週間」が行われています。週間中の特別メニューとして「日本全国おいしい郷土食めぐり」と銘を打って、全国各地の郷土食が提供されています。
ラーメンサラダ(札幌市学校給食栄養士会HP へ)(北海道)、キムタクご飯(塩尻市HPへ)(塩尻市)、津ぎょうざ(津市観光協会内津ぎょうざ小学校HPへ)(三重県)、いきなり団子(農水省HP)(熊本県)、鶏(けい)ちゃん焼き(農水省HP)(岐阜県)
イベントの一つとして毎朝「今日の給食ランキング」が児童玄関で行われています。その日の給食メニューの中で1番楽しみなものを選び、各自シールを貼ります。お昼の放送で結果を発表します。
また、お世話になっている給食室の先生方へ、各学年でメッセージを書いてボードに貼って紹介しています。その後はまとめて給食室に届けます。
その一部を紹介します。
各学年からのメッセージ
・給食のおふのみそしるおいしかったよ。きゅうしょくをつくってくれてありがとう。そんなきゅうしょくのせんせい❤❤(1年)
・きゅう食をおいしくつくってくれてありがとう。どのきゅう食もおいしいよ。みんなのためにきゅう食をつくってくれてありがとう。(2年)
・いつもおいしいごはんを作ってくれてありがとうございます。いつもおいしいきゅうしょく、ワクワク、ドキドキして楽しみにしてます。いつも81人分作ってくれて、全校しあわせものだなぁと思ってます。わたしはおのこししたことは1回しかしたことがないので、これからもおのこしはできるだけしないようにします。(3年)
・100人分くらいの給食を3人だけで作っているのにビックリしました。これからもおいしい給食を作ってください。(4年)
・いつもすごくおいしい給食を作ってくださりありがとうございます。少ない人数で100人以上の給食を作り、お皿を洗ったりかたづけるのもすごく大変だと思いますが、休まずやってくれてありがとうございます。これからもよろしくおねがいします。(5年)
・いつもおいしい給食を作ってくれてありがとうございます。真夏の暑いときでもおいしい給食が食べられてうれしいです。つかれたときでも食べたら、元気がでて午後もがんばれます。栄養満点で毎日健康に過ごせてます。これからもおいしい給食を楽しみにしてます。(6年)
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日頃の保育園での子どもの生活や学びの様子について、また小学校での生活や学習の様子について情報交換を行うとともに、「保育園の先生方の取り組みや願いを知ること」や「これからの保小連携・接続について」などを話し合い、子どもの育ちへの思いを共有する、という目的で開催しました。
この会に先立ち、小学校職員は夏休みに保育園で1日体験研修を行いました。
研修を通して、保育園の先生方から多くのことを学ぶことができました。
・言葉の指示によらない支援の仕方を学べた。不必要に叱ることなく、カードを使ったり、カウントダウンしたり、楽しく子どもに指示する工夫をたくさん持っている。
・子どもの様子を見ながら、臨機応変に予定を決めていく。
・年長児が保育園の一番のお兄さんお姉さんの自覚を持って、さまざまな仕事をやったり小さい子たちの面倒をみたりする姿を見ることができた。
・遊びの様子をみて、ただ遊んでいるように見えて、先生方が意図を持った活動をしておられることが伝わってきた。
・保育園の先生方が、休むことなく常に動いておられることにただただ、感動した。
一方で
・お兄さん、お姉さんとして活躍してきた年長児が入学と同時に学校では一番小さい人になり、お世話をしてもらう立場になってしまう。せっかくここまで育っているのだから、この上に成長が積み重なるように配慮したい。
・保育園できちんと身につけてきているはずのことが(例えば脱いだものの後片付けとか、お皿を持って食べるとか)小学生になった途端にできなくなっている。
といったように、保育園での育ちがそのまま小学校で生きているかどうか、見返すきっかけにもなりました。
会議の中で年少の先生から、「本当に夢中になって遊べる子たちです。水遊びでは、子どもたち一人ひとりが、こうなったらいいなぁという願いをもって、その場にあるものを選び、時には失敗もしながら、水を流してその様子を友だちとともに楽しんでいます。私たちは、その面白さに『すごいね!』と共感をしたり、使えそうな遊び道具を紹介したりしています。」というお話をうかがいました。
この「遊び」の中での子どもたちの意欲的な姿、夢中になる姿、何度でも挑戦しようとする姿は、小・中・高校でも大切に取り組み始めた「主体的で協働的な学び」にも通じるところがあると感じます。保育園で育まれた子どもたちの『生きる力』『学ぶ姿勢』を継続させていくことができるよう、小学校でも学校生活を整えていきたいと感じました。
保育園と小学校はとなり同士。日常の交流をコツコツと積み重ねながら、よりよい保小の「連携・接続」について深めていきたいと思います。
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今年度も地域の皆様に、授業の支援、学習の個別支援でご活躍いただいております。
算数の学習の他、理科の実験、家庭科の実技指導など。そして、今年度はさらに地域の皆様に声をおかけしたところ、「書写」を教えてくださる方にご協力いただけることになりました。
「毛筆」に取り組み始めた3年生、少しずつ筆運びが難しくなってくる4年生の授業で、さっそく実演を交えたご指導をいただいております。
4年生では「未来」を書きました。初めての2文字です。たて・横それぞれ真ん中で習字紙を折り、2文字の大きさをそろえたり、真ん中の線をそろえたりすることに気をつけて書きました。赤羽先生は、「4年生にしては、みんな上手だねえ~」と何度もおっしゃってくださいました。また、ご自分が書くところを見せてくださいました。「筆を立てて運筆する」という課題について、目の前ですっと立てて書く筆さばきに子どもたちは、ジーッと見入っていました。
また、子どもたちは名前を小筆で書くのですが、先生は太い筆そのままで、名前まで書いておられました。一つの筆から、力の入れ具合で太い線、細い線、力強い線、やさしい線、いろいろな線が生まれてくることを教えていただきました。
以下、子どもたちの感想です。
○今日、習字のじゅぎょうがありました。「未来」を書く時にむずかしかったところは、右はらいと紙の真ん中に字を書くところです。最初は上に行きすぎたり右に行っちゃったりしたことです。最後はきれいに書けてよかったです。習字教室に行くときに、もっと右はらいとかを上手に練習してきたいです。
○今日、2学期初めての習字をしました。書く字は「未来」という字で、いつもとちがって2文字でした。2文字のバランスを見ながら書くのが大変だったです。特にはらいがむずかしかったけど、先生が「ゆっくり書くと、いい感じにバランスが取れるよ」と言ってくれたので、書いてみたら、ものすごくバランスがとれました。
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およそ1ヶ月夏休みが終わり、手良小学校にも子どもたちの元気な声が戻ってきました。86日間の2学期が始まりました。
2学期の始業式では、3,4年生1人ずつ2学期のめあてを発表してくれました。「音楽会に向け、3年になって初めて取り組むリコーダーを頑張り、歌は、姿勢に気をつけたい」「漢字の練習、ゆっくりていねいに。音楽会のオルガンパートをしっかり練習する。2桁の数でわるわり算の練習をがんばる。」
夏休み中は音楽会に向けた課題が出ていたようです。2ヶ月後の音楽会に向けて自信をもって演奏できるように、それぞれがんばってほしいですね。
校長先生からは、手良小学校で大切にされているある言葉について、この夏のパリオリンピックでの選手の姿とからめたお話がありました。(全文は「メニュー『校長室』」をご覧ください)
競技の後のインタビューなどで、選手自身を支えてくれたスタッフ、共に戦ってきた仲間に対しての感謝が心に残りました。私が一番感動したのは、卓球女子団体の銀メダル、女子個人銅メダルを獲得した、早田ひな選手です。裏方として共に戦ってくれた木原選手への感謝の気持ちを込めて、「団体戦の表彰式では4人でメダルをかけて記念写真を撮りたいと願った早田選手の行動でした。そんな早田選手の言動から、思い浮かんだのが「徳不孤」という言葉です。この体育館に掲げられています。 この言葉の元は、古代中国の思想家だった「孔子」の教えをまとめた「論語」の中に出てくる「徳は孤(こ)ならず必ず隣あり」といいう言葉です。徳のある人には、必ず、自分のことをわかってくれる人、協力してくれる人(理解者や協力者)が現れるという意味です。「徳」とは、他者への思いやりの心、正しい行い、礼儀作法やきまりを守ること、物事を理解する力、言うこととやることに嘘がなく一致していることなどです。早田選手は正に徳のある人と考えると、早田選手だからこそ、共に戦った平野・張本選手、支えた木原選手、コーチ、医療スタッフが、早田選手の理解者・協力者として、強いチームとしてまとまったと考えることもできそうです。
「徳は孤ならず」手良小学校で大事にされてきた言葉です。皆さんも、思いやり、きまりを守る、挨拶、学習、自分の考えを持ち、責任をもって行動するなどを大事にしながら生活していってほしいと思います。
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1学期の生活を振り返り、成長できたことやできるようになったことなどを確かめあう一日となりました。
終業式。2年生の代表児童の発表では、自然の木を組み合わせながら作品づくりをしたこと、漢字をていねいに書いて練習したこと、算数で100を越える数の学習をしたことなど、がんばったことを発表してくれました。5年生は、運動会のフラッグを使ったダンスの楽しさに加えて、臨海学習で初めての場所でも班長としてみんなをまとめることができたことを振り返っていました。
校長先生からは3つのことについてお話がありました。
一つ目は、学校目標の振り返り。学年の枠を越えて取り組んだ運動会の表現運動や、米や野菜作りの体験的な学習、地域の散策でわかった地域のよさなどについてふれていただきました。
二つ目は、1年生の作ったすてきな七夕飾りから、飾る折り紙の折り方と鋏の入れ方でできる模様について、興味を持ったことをお話されました。実際に折り紙にはさみを入れ、開くとできる形やその数について実演も交えてお話しいただきました。実物やスクリーンを見て全校児童も楽しく予想したり、確かめたりしました。]
1年の作ったすごい飾りのようにはいかないので、簡単な折り方で何かきまりがないか調べてみることにしました。折り紙を斜めに2回折って、とんがったところの下を切り取ります。
さてここで問題です。これを開くと切ったところはどんな形になるでしょう。
多くの子どもたちが③を選びます。(③が正解)
同様にして3回折ったら切ったところはどうなるか?(左図) 児童は迷いはじめます。
4回折ったら…、5回折ったら…。
校長先生の問いかけが進むにつれ、何か決まりがありそうなことに子どもたちも気づきはじめます。
「身近な生活の中には、ちょっとしたところに算数の問題が隠れています。夏休みを使って、身近な生活の中にある算数を考えてみるのはいかがでしょうか。コンクールもあります。応募してみようと思う人は、校長室に資料を取りに来てください。」
こういった算数の図形に関することをはじめ、身の回りのものに感じた疑問を、じっくり調べてみるのも夏休みならではですね。
3つ目は夏休みについて。事故やけが・病気に気をつけ、規則正しく健康に生活すること、家族や地域の一員として自分にできることをし、楽しく過ごすこと。課題だけでなく、興味を持ったことなど夏休みだからこそできる体験や学習にとりくむこと、さらにパリオリンピック・パラリンピックが開催され、ここを目指してこれまで努力してきた人たちの姿をみて学び、声援を送りましょう、と結ばれました。
それではみなさん、素敵な夏休みを!