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新山小学校には耳が聞こえづらい児童が在籍しているため年に1回、松本ろう学校の先生に来校していただき「聞こえの学習」を行っています。11日の2時間目に今年度の学習を行いました。
最初の「身の回りの音」にはどんなものがあるかな?」という問いかけには「風の音」「鳥の音」「水の音」など新山らしい答えが返ってきました。
次は実際に補聴器をつけてみる体験です。人数の少ない学校なので全員が補聴器をつけてみることができます。その感想を聞くと「音が大きい」「遠くの音も聞こえてしまう」など、便利な反面、不便なこともあることが実感できました。
そして、最後に耳が聞こえづらい子が聞きやすくするためにみんなにできることを考えました。「近くに行って話す」「大きな声で言う」「目を合わせて話す」「無駄な音を出さない」「身振り手振りをつける」「わからなかったらもう1回話す」など、何回も学習を重ねている子どもたちからはポイントを心得た意見がたくさん出されました。「思いやり」の気持ちを持つための大切な学習でした。 -

9日(土)には年に1回の新山小学校と富県小学校のスポーツ交流会が富県小学校の体育館で行われました。これも例年のことになってしまっていますが梅雨シーズンなので、今年を含めて3年連続で雨天となってしまい、1.2年生が練習相手になってくれて、何回も練習をしてきたキックベースができなくなってしまったのはやはり残念でした。
キックベースの代わりとして今年もドッジボールが行われました。新山小学校では普段のプレイザゲームの時間などで日常的に全校児童でドッジボールを行っています。1年生~6年生が混ざってのドッジボールなので低学年にはかなりレベルの高い練習をしてきていることになります。その成果が本番で生かされたのか、新山小のチーム「スターツアーズ」は3試合で2勝して見事に全体で2位になることができました。ドッジボールが終わった後は、みんなで車座になってカレーをいただき交流を深めることができました。 -

8日の朝には思わぬうれしいプレゼントがありました。CS運営委員の方が児童が登校する前の時間に来校してくださり、ヤゴからトンボに羽化したばかりのオニヤンマが3匹ついた草木を「子どもたちに見せてほしい」と置いて行かれました。
校長先生がおはよう玄関の現場に持ち込むと早速黒山の人だかりです。トンボの楽園と言われてたくさんの種類のトンボが生息する新山地区ですが、間近にオニヤンマを見た経験はさすがに子どもたちもなかったようで興味津々で見ていました。
少し経つと1匹のオニヤンマが舞い上がり、子どもたちから歓声が上がりました。そしてまた1匹、次の1匹とオニヤンマは新山の自然の中に飛び立っていきました。すばらしいプレゼントに子どもたちも大喜びでした。 -

7日には5年生が午後手良小学校に出かけて、給食、清掃そして5.6時間目の授業を一緒に行いました。
4月に合同授業を行って以来になるので、手良小学校に出かけるのは久しぶりになります。6月の東京見学で購入したお土産も持参しました。最初は少し緊張気味の気配もありましたが、慣れるといつもの姿になってきました。
授業では5時間目は希望もあって4月と同じ英語、6時間目は体育を行いました。英語は前回までの復習で英語でのあいさつの仕方や友だち同士でインタビューし合って答えると言う学習内容でした。こういった友だち同士の学習が1名では成立し得ないので、5年生児童にとっては貴重な体験になります。やはり実際に顔を合わせて共に学習することが大切であることを改めて感じました。次回13日には少し規模を大きくしてのICT交流を行います。 -

6日にはハッチョウトンボ観察交流会がありました。昨年度までと少し参加メンバーが変わりました。新山小学校の1.2年生、新山保育園の年少~年長組の皆さん、そして今年度は富県保育園の年長組の皆さんもいっしょでにぎやかになりました。
トンボの楽園に到着すると事務局長さんの案内で世界最小のハッチョウトンボなど、たくさんのトンボが飛び回っているところを観察しました。もう何回か来ている新山小のお兄さん、お姉さんが保育園のお友だちの手を引きながら、説明している場面もありました。
トンボの観察が終わると、近くのメダカ池に移動しました。ここでは持ってきた網を左右に必死に動かして、お土産のメダカなどを捕ろうとする子どもたちの歓声がすごかったです。子どもたちはここに1日中居ても飽きないという熱中ぶりでした。新山の豊かな自然の象徴であるトンボの楽園との関わりをこれからも持ち続けたいと思います。