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「野村克也さんを知っている人は?」という髙木校長先生からの問いかけに挙手したのは数名のみ。世代差を感じる瞬間ではありましたが、監督としてだけでなく名選手として活躍した人生を紹介していただき、そこから学ぶべきことをお話していただきました。
貧困生活を送った少年時代に、「金持ちになりたい」と願い、歌手や映画スターの道へチャレンジするも断念、プロ野球選手を目指すも肩も弱く足も遅いと言われた野村さん。「やめるくらいなら電車に飛び込む」とまで粘った。そして、あきらめず練習を工夫し努力した結果、すばらしい選手として名を残した。そこには、考えること、工夫することの大切さがあります。
明確な目標 「金持ちになりたい」動機は何でも良いのです
挑戦と選択 合唱部入部や演技の勉強、そして野球
不撓不屈 あきらめないこと
研究と工夫 能力を高めるための工夫、努力をすること
最後に全校生徒へ「動機は何でも良いと思います。明確な目標を立てて、努力と工夫をしていますか?」と話されました。
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辰野町民会館で午後の部に出場した音楽部3名と応援生徒1名の4名は、三重唱『いのちの名前』を堂々と歌いました。中谷先生の素敵なピアノ伴奏に負けないくらい、きれいなハーモニーが会場に響きました。
長谷中の発表直前の中学校が欠場となっていたので、そのステージ分3~4分間位が空白の待ち時間になるというやや緊張感が増すことにも遭遇しましたが、会場から見る限りは緊張感も伝わってこず落ち着いていたように思います。
交歓会ということで「交流の時間」には、積極的に手を上げて「トーンチャイム」の演奏を披露していた音楽部でした。複数のチャイムを操りながらの演奏は、会場の小中学生も視線がくぎ付けになっていました。
最後の「審査発表」では、中学生に「銅賞」が何校か続いていたので音楽部員も「自分たちも銅賞かな?」と思っていたそうです。そして、「長谷中学校 銀賞!シルバー!」との発表があり、とても良かったです。音楽部員の頑張り、そして少なくなった音楽部に応援に入って頑張ってくれた生徒、指導してくれた中谷先生に拍手!!!また、雨の中送迎をしてくださった保護者のみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
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今まで深く考えてこなかった「地区花壇」を、生徒数減少の中で継続していくのか、それとも廃止するのかについて、生徒集会で話し合われました。(以下 話し合いの一部より)
・地域の方と協力して進めていくことで関係も深めることができる。
・地域の方に喜んでいただけるメリットはあるが、手入れが十分にできていない花壇もあるので廃止する方が良い。
・花壇が荒れているようでは景観も悪くなる。人数がさらに減って手入れが行き届かなくなる。パンジー苗の配付で地域とつながっていけるので廃止の方向でよいのではないか。
人数が多くいる地区が完璧にできているわけではない。今年の方法で十分に継続できる。
これまでに自分たちが負担と感じたことはない。地域の方に喜んでいただけることのうれしさがある。
今まで、地域の方から「花きれいだね」「頑張っているね」と声をかけていただいたり、お菓子や飲み物をいただいたりした。話をすることもできた。
最後に生徒会長より、「存続」を希望する意見には、地域の方とのふれ合いを大切に考えていることがわかりました。「廃止」という意見には、完全にやめないで地域との協力をするという考えがあることがわかりました。今後、運営委員会で協議していきたいと思います。
髙木校長先生より、人数が少ない地区の花壇ほどきちっとしていて、大人数の花壇が荒れている現状をどうみるのか?「花壇作業に対して本音での話し合いになっているか」というお話がありました。また、地域の方とのつながりも今後どのようにしていくのかと投げかけられました。
こうした話し合いについては、単に生徒数が減少していて負担が多くなるということだけでなく、全校生徒の1人1人が自分の花壇作業に対する取組を見つめ直す貴重な機会になります。
同じ「存続」の意見であっても、ただ「存続したほうが良い」というだけの人と、「自分は全力で花壇作りをするからなんとか続けられないものだろうか」という人とでは大きな差がみられるような気がします。
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2月13日(土)辰野町民会館で行われる「第18回アンサンブル交歓会」に出演する音楽部と応援生徒の4名が、発表曲『いのちの名前』を全校生徒・職員の前で歌ってくれました。
朝の発表時、ちょうど3階の音楽室から見える雪景色の美和湖に朝日があたる美しい景色にも負けないくらい美しい響きのある曲でした。生徒が大好きなジブリの曲とのことで、全校生徒も聞き入っていました。当日は練習の成果を思う存分出してきてほしいです。
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小中連携として来年度入学してくる長谷小学校6年生への2回目の出前授業をさせていただきました。この日は、中学1年生11名も授業者と一緒に出かけました。懐かしい教室で6年生と一緒に「ピア・サポート」の学習をして楽しく過ごしました。
まずはアイスブレイク・緊張をほぐすゲームから行いました。自然な笑顔が生まれました。
中学生の演技力はどうでしたでしょうか。プラスのストローク(温かな関わり)とマイナスのストローク(冷ややかな関わり)について、中学生が実際に演じてみました。
板書も中学生が担当してくれました アド・ジャンという活動で、各グループになり色々なテーマでトークをしました。思わぬ質問や答えが出てきて盛り上がりました。中学生は「傾聴」を学習してきたので、小学生の話にうなずいたり一言添えたりして和やかに進めることができました。6年生の態度もとても立派で思わず中学生からは「私たちよりもしっかり傾聴ができていました」という感想が聞かれました。
2月19日の体験入学当日も長谷中学校で合同授業を行う予定です。次は6年生にも演技力を!アサーション・スキルの演習でロールプレイを行います。
「望ましい人間関係を築くために自分の伝えたいことを相手にどのように伝えたら良いか」という課題について演習する予定です。
長谷中学校から長谷小学校への出前授業「ピア・サポート」の感想(一部紹介)
・6年生とはあまり話をしたことがなかったので、今回「アド・ジャン」をやって普段はわからないようなことを知ることができた。先生について話したり、一つのテーマでも多くの会話が生まれたりして楽しかった。目を見て会話することで、自然と笑顔になれたため、普段もそうやって人と接していきたいと思いました。
・久しぶりに6年生と話したり、ゲームをしたりすることがとても楽しかった。1年前と印象が変わり、大人っぽいなと思った。「アド・ジャン」のでは、笑顔ではきはきと話してくれたし、しっかり傾聴していて、練習してきた私よりも聞き上手だなと思った。傾聴すると人の気持ちがよく伝わってくるなと思った。
・中学生になって初めて6年生と交流しましたが、私たちよりも大人だなと思いました。「アド・ジャン」を同じチームの人とやってみて、顔を見て楽しく話すと良い気持ちになるんだなと思いました。お互いに情報交換もできるので、やって良かったなと思いました。中学生と小学生なので、なかなか話す機会がなかったですが、実際に話してみると色々分かっていいなと思いました。
・「アド・ジャン」をやってみて、最初照れていたのが吹き飛びました。6年生とは私たちが卒業してからそんなに会ったりしゃべったりとかそのような事はそうなかったので、今回6年生と触れ合うことができて、ものすごくうれしかったです。入学して来るのが待ち遠しいです。あらためてピア・サポートについて一緒に考えることができて良かったです。また、このような事をやってみたいです。