今まで深く考えてこなかった「地区花壇」を、生徒数減少の中で継続していくのか、それとも廃止するのかについて、生徒集会で話し合われました。(以下 話し合いの一部より)
・地域の方と協力して進めていくことで関係も深めることができる。
・地域の方に喜んでいただけるメリットはあるが、手入れが十分にできていない花壇もあるので廃止する方が良い。
・花壇が荒れているようでは景観も悪くなる。人数がさらに減って手入れが行き届かなくなる。パンジー苗の配付で地域とつながっていけるので廃止の方向でよいのではないか。
人数が多くいる地区が完璧にできているわけではない。今年の方法で十分に継続できる。
これまでに自分たちが負担と感じたことはない。地域の方に喜んでいただけることのうれしさがある。
今まで、地域の方から「花きれいだね」「頑張っているね」と声をかけていただいたり、お菓子や飲み物をいただいたりした。話をすることもできた。
最後に生徒会長より、「存続」を希望する意見には、地域の方とのふれ合いを大切に考えていることがわかりました。「廃止」という意見には、完全にやめないで地域との協力をするという考えがあることがわかりました。今後、運営委員会で協議していきたいと思います。
髙木校長先生より、人数が少ない地区の花壇ほどきちっとしていて、大人数の花壇が荒れている現状をどうみるのか?「花壇作業に対して本音での話し合いになっているか」というお話がありました。また、地域の方とのつながりも今後どのようにしていくのかと投げかけられました。
こうした話し合いについては、単に生徒数が減少していて負担が多くなるということだけでなく、全校生徒の1人1人が自分の花壇作業に対する取組を見つめ直す貴重な機会になります。
同じ「存続」の意見であっても、ただ「存続したほうが良い」というだけの人と、「自分は全力で花壇作りをするからなんとか続けられないものだろうか」という人とでは大きな差がみられるような気がします。