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日の短いこの時期に、家族や友だちと本について語り合うとともに、一人ひとりがより本に親しむことを願い12月5~16日まで、読書旬間が行われています。
6日(火)は読書ボランティアの皆様による「読み聞かせの会」がありました。
テレビモニターに映し出される本(「じゃない!」)の絵を見たり、紙芝居(「おだんごころころ」)の絵を見ながら、子どもたちはボランティアの皆様の語りに聞き入っていました。
「『じゃない』のすべてがおもしろかったけど、ぼくが一ばんおもしろかったのは、アイスのなかみが手だったからおもしろかったし、ちょっとこわかったし、ふしぎだなーっておもいました。」(1年Nさん)
「私が一番おもしろかったのは紙しばいの『おだんごコロコロ』です。どうしてかというと、みんなで声を合わせたり、一人ひとりの声がその役に合っていておもしろかったからです。次におもしろいと思ったのは、『バスが来ましたよ』です。目の見えない病気の人のお手伝いをしていた女の子や男の子がすごいと思いました。いろんな本を知ったり、知らない本が見れてうれしかったです。」(3年Rさん)
「今日は楽しい読み聞かせをしてくださって、ありがとうございます。私が一番心に残ったのは『バスが来ましたよ』です。私はノンフィクションが好きです。伝記を主に読んでいて、絵本は初めてだったので、わくわくしました。心に残った理由は、小学生たちが主人公を助けていて、それが当たり前になっていることに心があたたまったからです。私も『さきちゃん』みたいになれたらいいな、と思いました。すてきな読み聞かせをありがとうございました。」(4年Sさん)
本の世界のよさに触れるばかりでなく、こうした機会をつくってくださり、練習など準備をされてきた地域の皆様へ、厚い感謝の気持ちももつことができた子どもたちでした。
9日は先生方による読み聞かせもありました。子どもたちは聞いてみたい本を選ぶのみで、実際に誰が読んでくれるかはわかりません。「ふまんばかりのメシュカおばさん」という本を選んだ子どもたちは、校長先生の読み聞かせでした。
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手良地区建設労働組合(有志)手良活性化促進会議 手良公民館 手良地区子ども会育成会の各団体よりご支援をいただき、12月3日(土)に「親子ふれあいトンカチ教室」が行われました。
親子で力を合わせて一つのものを作り上げていく貴重な体験の場でもあり、また子どもたちにとって地区の方々とふれあう場としてたいへん貴重な機会となっています。
今年度制作したものは「折りたためるアウトドアチェア」。おうちの方がしっかりと板を支え、慎重に釘を打つ子どもたち。最後に校長先生やPTA副会長さんに「手良小学校」の焼き印を希望するところに押してもらって完成。素敵な作品ができました。
なお、本事業は「長野県森林づくり県民税」を活用させていただいております。
また、当日は「手良太鼓」の発表会が開かれました。完成したばかりの手作りの椅子に腰かけて、手良太鼓の皆さんの力のこもった演奏を聴くことができました。
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「体育館でサーキットでタイムをはかったよ。図書館で本を集めるゲームをしたよ。音楽室で新聞プールから食べ物を探してパズルにしてくっつけるゲームやったよ。」
「保健室で神経衰弱をしたよ。本で花を調べるゲームが楽しかったよ。」
初めて参加する1年生からはこんな声が聞かれました。
低学年の子どもたちは、仙丈班のお姉さん、お兄さんとともに楽しい時間を過ごすことができました。
さて一方、4年生以上の皆さんは、前半と後半に分かれ、アトラクションを運営したり、同じ仙丈班の低学年のお友達を会場に連れて行って、アドバイスをしたりと楽しむばかりでなく、お手伝いやお世話を頑張っていました。
予期せぬことが起こってもその場で考えて行動した4年生。自ら楽しみながらも周囲の様子を見て、低学年のみんなの「やりたい!」をかなえた5年生。1年生から6年生まで楽しめるものを、と早くから準備をコツコツ行い、最上級生の責任を果たした6年生。
これは、そろって高学年の頑張りを伝える4,5,6年生の学年通信です。
見えにくい努力の成果が表れたひと時でもありました。
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今年度も新型コロナウイルスの感染対策により、地域の皆さんをお迎えすることはかないませんでしたが、児童・保護者を対象とした講演会を行うことができました。
㈱菓匠Shimizu代表取締役 清水慎一先生をお迎えし、「夢の見つけ方・叶え方 ~わくわくする心をつくる五つの習慣~」というテーマでご講演いただきました。
五つの習慣とは「言葉・表情・動作・イメージ・感謝」。「言葉」について、こんなお話がありました。
「きらい」という言葉を使うと、好きなものも嫌いになってしまう。「できる」といっていると、できないと思うこともできるようになる。だから、まわりの友だちには「いい言葉」をかけていっぱい応援してほしい。人を応援していると、その人だけでなく自分が元気になる。ぜひ、人を元気にさせる人になってほしい。
児童にとっては、友だちとの関わりについて振り返る貴重な機会となりました。
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日本学校歯科医会「生きる力を育む歯・口の健康づくり推進事業」の指定校である手良小学校で10月27日、約140名の歯科医師会・県教委・学校関係者をお招きして、「第40回長野県学校歯科保健大会」が開催されました。
開会式では、本校の実践が認められ、「令和4年度長野県よい歯の学校」の優秀賞を受賞しました。(11月10日の参観日に玄関に飾っておきますので、ぜひご覧ください)
また、ビデオ発表や研究発表で、「ハピスマタイム」や授業・学級活動の取り組みとして、歯や口、体の健康に関わる活動の様子を紹介しました。
その後「公開授業」が行われました。簡単に各学年の様子を紹介します。
1年生 特別活動「自分の歯を大切に守ろう」
6歳臼歯のみがき方について学習しました。おうちの方に守ってもらった歯を、生涯にわたって自分の力で守っていくきっかけとなりました。
2年生 生活科「大豆の料理に挑戦」
子どもたち一人ひとりが調理の計画を立て、お家の人と一緒になって作った大豆料理を紹介しあいました。体や歯の健康づくりのきっかけとなる活動になりました。
3年生 総合的な学習「ピザを作ってみんなで食べよう」
昨年度、抜けた歯や生えてくる歯を通して成長の喜び、お家の方の願いを感じた子どもたちが、自分たちで育てた小麦を使い、歯によいピザを作ろうと話し合う学習を行いました。
4年生 総合的な学習 「8020学習で学んだことを発信しよう」
8020運動の一つとして、調べたことなどを様々な人の立場を考えながら、よく伝わる分かりやすい動画づくりに取り組みました。より伝わりやすくするよう、子どもたちが評価をしながらよりよい動画にしようとする活動ができました。
5年生 総合的な学習の時間「8020推進員として活動しよう~歯と口の健康を呼びかけよう~」
歯と口に関する知識や得た情報を発信していくために、誰に、何のために、どのような方法で発信したらよいか、グループで紹介しあいながら発信方法を決めだしていきました。
6年生 総合的な学習の時間「卒業プロジェクト ハピスマメニューをつくろう」
卒業プロジェクトの一つとして、これまで学んできた知識や技能を活かして、自分たちでオリジナルの給食メニューを考える学習を行いました。
また、当日は歯や体によいメニューを取り込んだカミカミ弁当「手良っ子弁当」の販売がありました。歯ごたえのある、栄養価の高いお弁当です。伊那市横山風の谷「山荘ミルク」さんに調理していただきました。このみるくの代表向山さんは手良に縁のある方です。
「歯科大会=虫歯を減らす大会」という目的で始まったこの大会ですが、今回の手良小学校の取り組みは、虫歯を減らすことだけに限らず、関連した学習活動を設定し、自らの健康について考える礎となっていることを高く評価していただきました。
もちろんご家庭の協力あっての健康づくり。この授業や大会に向けて数多くのご支援をいただき本当にありがとうございました。
この取り組みの成果が出るのは何十年も先。今の小さな取り組みは、未来への「健康貯金」。これからもぜひご協力をお願いいたします。
【新聞記事の紹介】
◆2022年10月28日(金) 長野日報より
◆信濃毎日新聞デジタル リンク先をご覧ください。(会員登録すると記事のすべてをご覧いただけるそうです)
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すっきりとした玄関になりました!
延期となっていたPTA作業が行われました。PTA施設部のみなさんを中心に人数と内容を絞って行いました。きれいに環境を整えていただきました。
10月27日開催の「長野県学校歯科保健大会」でお客様を気持ちよく迎えることができます。ご協力ありがとうございました。
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あいにくの小雨の中でしたが、手良小学校で大切にしている仙丈グループの活動…「秋の自然に親しむ日」が行われました。開会式のあと、体育館では、事前に分担した調理道具を使ってカレーの具材を準備しました。
また、校庭では6年生を中心に準備してくれた竈に薪や焚きつけを用意し、手際よく火をつけて、カレーを煮る準備をしました。体育館の子どもたちが外に出てきた頃から、雨粒が落ちてきましたが、火のぬくもりを感じながら、カレーを煮込んでいきました。
6年生が水加減を気をつけてくれたおかげでしょうか、どの班も適度な水分量のおいしいカレーが出来上がりました。
スタンプラリーは雨と低温のために中止となってしまいましたが、その代わりに、仙丈グループごとに分かれて室内ゲームで楽しみました。
こんな時も頼りになるのは高学年のみなさん。「いす取りゲーム」「ジェスチャーゲーム」「ハンカチ落とし」「フルーツバスケット」「だるまさんが転んだ」など様々なゲームを、低学年の子どもたちにルールを教えながら楽しんでいました。飽きてきたかな? と気付いたら「次は何して遊ぶ?」と機転を利かせてくれた姿もたくさんありました。そんな気づきの心にちゃんとついていく子どもたち…。
まとめの会では児童会の副会長さんたちが次のように、会を振り返ってくれました。
「雨のせいでスタンプラリーは中止になってしまって残念だったけど、カレーがすごくおいしくできて、どの班も賑やかで楽しそうでよかったです・」
「カレー作りは協力して楽しくできました。午後の仙丈班ごとの遊びは、スタンプラリーに負けないほど楽しく、いい思い出になりました。」
ご協力ありがとうございました。
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10月3日、雨で延期になっていた稲刈りが行われました。多くの保護者の皆さんにご協力、ご指導をいただきながら稲を刈り、「はぞかけ」を行いました。
「サクサク刈りとれて気持ちよかった」「ストレス解消になった!」「刈っていると肩や腰が痛くなった」感想は様々ですが、みんなで力を合わせ、無事に刈り終えることができました。
「はぞかけ」は2段にかけていくのですが、1段目は稲の束を「7:3」に分けて、交互にかけていく、というコツを教わりました。
ご協力ありがとうございました。
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9月16日の音楽発表会でステージに立つことができなかった6年生の音楽会が行われました。この日の朝の教室には担任からの熱いメッセージ。
音楽会の当日に、オンラインで5年生以下の発表を観た6年生は、複雑な思いだったことと思います。6年生なりに最高レベルに仕上げたのに…。それでもがんばっていた5年生以下に負けないよう、そして最後の音楽会で自分たちができる最高の演奏をしようと、学級閉鎖明けから懸命に練習に取り組んできました。(心一つに…本番前の円陣!)
そして発表。合奏「情熱大陸」では、打楽器パートの軽快なテンポに合わせて、音の深み、厚みを感じる見事な演奏。息の合った演奏でした。会場も一体となって手拍子で演奏を盛り上げました。合唱「地球星歌」は声量はもちろん、強弱をつけながらていねいに歌い込みました。「私は祈る 明日のために まだ見ぬ あなたの笑顔のために~」心をのこもった歌声でした。
お孫さんの学校生活をご覧いただきました…3年ぶりの祖父母参観
6年生の発表に引き続いて、祖父母参観授業を行いました。実に3年ぶりの開催です。
1年生の教室では、大切に育ててきたアサガオの片付けと、そのツルを使ったリースづくりに取り組みました。
3年生は書写の時間、書き上がった作品を祖父母のみなさんに見ていただきました。よかったところや、次はこうするといいね、といったアドバイスをしてもらいました。
5年生は、体育館で米づくりなどの学習発表とともに、音楽会で発表したトランペット鼓隊の発表を行いました。音楽会から10日あまり経ちましたが、担任も含めてノリノリで、音楽の楽しさが伝わるような演奏を聴いてもらいました。
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6年生の学年閉鎖により、6年生不在の音楽会となりましたが、1~5年生がそれぞれの持ち味と練習の成果を発揮し、素晴らしい音楽会になりました。
1 全校合唱「Jump!」…27人の6年生がいないなかでの全校合唱でしたが、70名の爽やかな声が響き渡りました。5年生はステージに立ち、みんなをリードしました。
2 二部合唱「マイバラード」5年生…高い音域での二部合唱のハーモニーに挑戦しました、音域の高いところもひるまずに伸びやかに歌おうとしているところがさすが5年生でした。
3 音楽物語「うちゅうへGO!」1年生…オープニングは大きな声で呼びかけ。歌はよく口を動かして、歌声がとてもはっきり、一つひとつの音を大切に歌っていました。ちょっとした振り付けも、自信をもってできて表現力のある発表でした。鍵盤ハーモニカは、一つひとつの音を十分に保つところと短く切るところのメリハリができていていました。練習の成果がたっぷり出ていました。
4 二部合唱「あんたがたどこさ」3年生…圧倒的な声量と2つのパートの声の掛け合いに、聴く人を引き込む合唱でした。
音楽劇「わらべうたであ・そ・ぼ!」3年生…優しく深い音色の木琴とリコーダーに合わせてわらべうたと劇の発表。元気な歌声でしっかりと一つひとつの音を出し切っていました。初めてのリコーダーと感じさせないところに、これまでの頑張りが生きていたと思います。
いずれも、昭和の子どもたちの遊ぶ情景がよみがえるような素敵な発表でした。
5 マーチング「聖者の行進」…トランペットもドラムも、自信満々。テンポは少し速くなってしまったようですが、一定に保てていて、何よりも5年生のみんなの表情や姿が自信満々でノリノリでした。会場の1~4年生、保護者、職員も手拍子で盛り上げ、会場が一体となった発表になりました。
マーチングのご指導いただいた後藤さんより、発表後、5年生に向けてお話がありました。
「見ていて楽しかったよ」「音がよく出ていたよ」と5年生に声をかけていました。運動会では恒例の「トラ鼓」ですが、こういった形で音楽会で発表をするのは初めてかも? ということでした。
いずれにしても、見事な発表でした。
6 合奏 「宙船」4年生…ゆったりとしたテンポの曲なのですが、打楽器の子がテンポを保ち、ゆったりと曲が進みました。そしてまとまった演奏でした。「やんちゃ~ず」もすっかり高学年になった姿を見せてくれました。
二部合唱 「ハッピー・バースデー」…体を揺らしながらリラックスして、爽やかで、力みを感じさせないきれいな声で歌う4年生。高い音を伸ばすところもあるのですが、とても優しい、素敵な声の響きでした。合唱部分も見事でした。
7 斉唱 「あしたははれる」2年生…「げんきだせ! なみだふきとばせ!」爽やかな歌声がひびき、聴いている人を励ますような歌声でした。
合奏 「サザエさん」2年生…大小ドラムの子はしっかりとテンポを保ちながら、曲全体を支えていました。鍵盤ハーモニカの音がとても澄んでいて、練習の成果が現れていました。力を抜いて楽に、そして伸ばすところはしっかりと息を吐いていました。先生の指揮もよくみていて、楽しい曲ですが、最後はみんなでぴたりと曲を止めて、かっこよく演奏が終わりました。
8 二部合唱 「歌よありがとう」1~5年…あっという間に終わった音楽会。終わったなーという思いと、ここまでの頑張りを振り返り「ひびけ歌声いつまでも」と、音楽の楽しさをいつまでも感じたいという思いを込めて、歌い納めとなりました。
6年生は体育館にはいませんでしたが、オンラインでこの音楽会の様子を共有することができました。近いうちに行う6年生の発表会、楽しみにしています。
今年は10月の学校歯科保健大会のため、この時期の音楽会となりましたが、残暑の厳しい中、練習の成果を存分に発揮できました。演奏に精いっぱいというより、その音の世界にどの学年もはまり込んでいるなぁ、楽しんでいるなぁ、と感じました。
ご参観の保護者の皆様、そしてこれまで応援してくださった皆様、ありがとうございました。