手良っ子たちの学校生活

生涯を通して自らの健康づくりに取り組む手良の子ども…長野県学校歯科保健大会開催

2022年10月29日

日本学校歯科医会「生きる力を育む歯・口の健康づくり推進事業」の指定校である手良小学校で10月27日、約140名の歯科医師会・県教委・学校関係者をお招きして、「第40回長野県学校歯科保健大会」が開催されました。

 

開会式では、本校の実践が認められ、「令和4年度長野県よい歯の学校」の優秀賞を受賞しました。(11月10日の参観日に玄関に飾っておきますので、ぜひご覧ください)

また、ビデオ発表や研究発表で、「ハピスマタイム」や授業・学級活動の取り組みとして、歯や口、体の健康に関わる活動の様子を紹介しました。

 

その後「公開授業」が行われました。簡単に各学年の様子を紹介します。

 

1年生 特別活動「自分の歯を大切に守ろう」

6歳臼歯のみがき方について学習しました。おうちの方に守ってもらった歯を、生涯にわたって自分の力で守っていくきっかけとなりました。

 

2年生 生活科「大豆の料理に挑戦」

子どもたち一人ひとりが調理の計画を立て、お家の人と一緒になって作った大豆料理を紹介しあいました。体や歯の健康づくりのきっかけとなる活動になりました。

 

3年生 総合的な学習「ピザを作ってみんなで食べよう」

昨年度、抜けた歯や生えてくる歯を通して成長の喜び、お家の方の願いを感じた子どもたちが、自分たちで育てた小麦を使い、歯によいピザを作ろうと話し合う学習を行いました。

 

4年生 総合的な学習 「8020学習で学んだことを発信しよう」

8020運動の一つとして、調べたことなどを様々な人の立場を考えながら、よく伝わる分かりやすい動画づくりに取り組みました。より伝わりやすくするよう、子どもたちが評価をしながらよりよい動画にしようとする活動ができました。

 

5年生 総合的な学習の時間「8020推進員として活動しよう~歯と口の健康を呼びかけよう~」

歯と口に関する知識や得た情報を発信していくために、誰に、何のために、どのような方法で発信したらよいか、グループで紹介しあいながら発信方法を決めだしていきました。

 

6年生 総合的な学習の時間「卒業プロジェクト ハピスマメニューをつくろう」

卒業プロジェクトの一つとして、これまで学んできた知識や技能を活かして、自分たちでオリジナルの給食メニューを考える学習を行いました。

また、当日は歯や体によいメニューを取り込んだカミカミ弁当「手良っ子弁当」の販売がありました。歯ごたえのある、栄養価の高いお弁当です。伊那市横山風の谷「山荘ミルク」さんに調理していただきました。このみるくの代表向山さんは手良に縁のある方です。

 

「歯科大会=虫歯を減らす大会」という目的で始まったこの大会ですが、今回の手良小学校の取り組みは、虫歯を減らすことだけに限らず、関連した学習活動を設定し、自らの健康について考える礎となっていることを高く評価していただきました。

 

もちろんご家庭の協力あっての健康づくり。この授業や大会に向けて数多くのご支援をいただき本当にありがとうございました。

この取り組みの成果が出るのは何十年も先。今の小さな取り組みは、未来への「健康貯金」。これからもぜひご協力をお願いいたします。

 

【新聞記事の紹介】

◆2022年10月28日(金) 長野日報より

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