手良っ子たちの学校生活

歯と口から子どもたちの健康について考えました…学校保健委員会

2021年7月28日

夏休みに入って5日目。歯科医・学校医・薬剤師・保健師・歯科衛生士の皆様、PTA子育て部の皆様をお招きして、学校保健委員会が開催されました。

まず、学校より健康診断や調査からの課題について養護教諭より説明させていただきました。むし歯の治療率100%ではないことや、歯垢・歯肉の状態から歯みがきの仕方に課題があること。自分に合ったみがき方、仕上げみがきの必要性などがあげられました。

本校栄養士からは、よく噛むことの効果の学習とあわせて、給食で毎月18日を「いい歯の日」として噛み応えのある献立を出していることが報告されました。

 

それぞれの先生方からは…

・検診は問題なく行えた。校内も様々な場所で距離をとって生活できている。少し我慢のいる日々だがこのまま続けてほしい。(学校医)

・アルツハイマーは、シミが脳についてできる病気。原因の一つは歯周病。その背景に喫煙が関係することもある。今はもちろん、将来的にも考えてほしい。(学校薬剤師)

・3歳児検診を担当しているが、むし歯は少ないが食べ方が気になる子どももいる。また、朝食の単品性が目立つ。離乳食のうちから、食べ方や噛むことを考えていってほしい。(歯科衛生士)

とお話がありました。

 

歯科校医の先生からは、「歯列矯正、口腔機能」を中心に、以下のような内容でご講演をいただきました。

・むし歯は本校に限らず、全国的に減ってきている。その反面、歯並びについての質問が多い。

・小学生期は混合歯列期(乳歯から永久歯の生え替わり期)。

・不正咬合は歯性の不正咬合と骨格性の不正咬合がある。

・矯正の時期は一期治療(子どものうちから)と二期治療(永久歯が生えそろってから)があり、骨自体に問題がある場合は一期治療を勧める。一期で終わることはないが、早期の対処が必要。特に7~9歳くらいがベスト。心配があれば、歯科医に相談をしてほしい。

・舌癖(舌突出癖)を治すこと。口呼吸、指しゃぶり、つめを噛むといった習慣が、歯列はもちろん、呼吸や姿勢などに影響を及ぼす。「息育」「足育」「食育」これらに気をつけていくことが、歯だけでなく、健康な体作りや病気予防に役立つ。

 

といった貴重なお話を伺うことができました。

ちょっとした心がけや習慣でより健康的な生活を送ることができそうです。

 

引き続いて、学校・家庭・地域で、歯と口の健康づくりについて考えていきたいものです。

 

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