卒業式前日の3月14日。令和6年度手良小学校の「修了式」が行われました。
校長先生からはまず、「みんなと学ぶ」「みんなが笑顔」「みんなと一緒」の3つのことについてのお話がありました。「一人ひとりが、このことを大事にして学校生活を送ってきて、体も大きく成長し、顔つきはしっかりしていて自信が感じられ、楽しい充実した毎日の満足感や充実感が伝わってきます。本当に一年間でたくさんのことを学び、自分の力にしてきたんだなと思います。」と。
そして、校長先生のご自宅にある八重桜を使った「草木染め」見せていただきながら、こんなお話をされました。
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いろいろ調べてみると、一番きれいな桜色に染まるのは、春先、花が咲く前のつぼみのついた枝だそうです。咲き終わったあとの桜の枝ではきれいに色が出ないのです。
日本人の心の花である桜は、春本番を私たちに知らせ、私たちの気持ちを温かく、そして、活動のエネルギーを与えてくれる存在です。
花を咲かせ終えた桜は、新たな若葉を広げ成長していきます。それと同時に一年間をかけて、あのきれいな桜色を自分自身のなかに蓄えていくのです。夏の暑さや冬の寒さに堪え、気温が上がってくると、一気に水分を吸い上げ、蓄えてきた、桜の色を花芽に送り込み、花を咲かせるのです。
自然って実に神秘的で不思議ですね。
これは、皆さんにも当てはまる気がします。一年間手良小学校での生活を通して成長させてきた自分の力を、4月新たな学年に進級、進学に合わせて解き放ち、一段上の段階のスタートを切るのです。そして、また一年間かけてさらに力をつけていくのです。
(全てのお話の内容は「メニュー⇒校長室」をご覧ください)
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この春も、そして来年の春も…。児童一人ひとりが咲かせるきれいな花のために、エネルギーを蓄える1年が始まろうとしています。
4月からもそれぞれの教室で、「がんばれ! てらっ子!!」