手良っ子たちの学校生活

「徳」の心を大切に … 86日間の2学期スタート!

2024年8月22日

およそ1ヶ月夏休みが終わり、手良小学校にも子どもたちの元気な声が戻ってきました。86日間の2学期が始まりました。

2学期の始業式では、3,4年生1人ずつ2学期のめあてを発表してくれました。「音楽会に向け、3年になって初めて取り組むリコーダーを頑張り、歌は、姿勢に気をつけたい」「漢字の練習、ゆっくりていねいに。音楽会のオルガンパートをしっかり練習する。2桁の数でわるわり算の練習をがんばる。」

夏休み中は音楽会に向けた課題が出ていたようです。2ヶ月後の音楽会に向けて自信をもって演奏できるように、それぞれがんばってほしいですね。

校長先生からは、手良小学校で大切にされているある言葉について、この夏のパリオリンピックでの選手の姿とからめたお話がありました。(全文は「メニュー『校長室』」をご覧ください)

競技の後のインタビューなどで、選手自身を支えてくれたスタッフ、共に戦ってきた仲間に対しての感謝が心に残りました。私が一番感動したのは、卓球女子団体の銀メダル、女子個人銅メダルを獲得した、早田ひな選手です。裏方として共に戦ってくれた木原選手への感謝の気持ちを込めて、「団体戦の表彰式では4人でメダルをかけて記念写真を撮りたいと願った早田選手の行動でした。そんな早田選手の言動から、思い浮かんだのが「徳不孤」という言葉です。この体育館に掲げられています。

この言葉の元は、古代中国の思想家だった「孔子」の教えをまとめた「論語」の中に出てくる「徳は孤(こ)ならず必ず隣あり」といいう言葉です。徳のある人には、必ず、自分のことをわかってくれる人、協力してくれる人(理解者や協力者)が現れるという意味です。「徳」とは、他者への思いやりの心、正しい行い、礼儀作法やきまりを守ること、物事を理解する力、言うこととやることに嘘がなく一致していることなどです。早田選手は正に徳のある人と考えると、早田選手だからこそ、共に戦った平野・張本選手、支えた木原選手、コーチ、医療スタッフが、早田選手の理解者・協力者として、強いチームとしてまとまったと考えることもできそうです。

「徳は孤ならず」手良小学校で大事にされてきた言葉です。皆さんも、思いやり、きまりを守る、挨拶、学習、自分の考えを持ち、責任をもって行動するなどを大事にしながら生活していってほしいと思います。