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29日の5時間目には3年さくら組が8月から飼育していたシバヤギ「さくやくん」の卒業式をお世話になった方10人ほどをお招きして行いました。
式の中では,最初はなかなか校長先生に飼育の許可をもらうことができずに学級で何回も話し合ったことや,地域の方にお手伝いいただいた小屋作りでは,うまくできたと思っても,何回もさくやくんが脱走してしまい,試行錯誤を重ねたことなど,苦労も多かったけれど楽しかった半年間のことを映像や手紙を発表して振り返りました。
最後は玄関の前でお世話になった高校生とさくやくんといっしょに涙を拭きながら記念撮影しました。子どもたちの心の中にはいつまでも消えないさくやくんとの楽しい思い出がたくさんできました。 -
25日の午前中には1名の4年生と担任が交流を続けている手良小学校におじゃまして,朝の会から給食までいっしょに過ごしました。朝の会では新山でやっているように英語で進められましたが予想以上にスムーズに進んでいました。
3時間目の体育では普段あまりやらないポートボールをやりました。もちろん29人で体育の授業をすることも初体験です。最初は上手にボールを回すことができませんでしたが,慣れてくるとどんどん点が入るようになり,「よし,がんばるぞ」という気持ちに変わっていきました。
4時間目の道徳では「ありがとう」という言葉についてロールプレーをしたり,資料を読んで考えたりしました。授業の途中では,班ごとに自分の考えを話し合う活動もあり,様々な体験ができました。2回目と言うことで積極的に話しかけてくれたり,休み時間もいっしょに遊んだりする姿が見られました。給食の時にはお休みした友だちのおかずの争奪ジャンケンに参加して,すっかり手良小の一員になっていました。来年度は新山小と手良小で「少子化・人口減少に対応した活力ある学校教育推進事業」として,ICTなども使った交流も進める予定です。 -
24日の3時間目には伊那市社会福祉協議会の講師の方お二人をお迎えして,4.5年生対象の点字教室を行いました。4年生の国語の教科書に取り上げられている内容です。最初に点字の基本について学習しました。「書く」時と「読む」時では,左右が反対になることや点字にも書き順があること,単語の終わりには1マス空けることなど知らないことがたくさんありました。
まず,実際に点字の「あ」「い「う」「え」「お」を見てみると,1番,2番,4番の3つの点しか使っていないことがわかりました。「か行」以下はその応用になっています。
点筆を持って実際に50音のへこみを紙につけていきました。さすがに初めてのことなので最初は戸惑い気味でしたが,次第に点筆のスピードも上がってきました。貴重な経験となった1時間でした。 -
卒業式に向けてカウントダウンが続く毎日です。23日の業間休みには,6年生が新山小全職員を招待してくれて謝恩会が行われました。
家庭科の授業の一つとして今まで学習してきたものから,サンドイッチとラスク,フルーツポンチ,紅茶を会食のメニューとして用意してくれました。
「いただきます」をした後,一人一人の職員に心のこもったメッセージカードが渡されました。少人数の新山小では全職員が全員の担任のようなものなので,どの職員にもそれぞれの思い出があります。メッセージカードを渡してくれる子どもを見ていると,1年間しか生活を共にしていない私でもいろいろなことが想い出されてきます。6年生との素敵な思い出をまた一つ増やすことができました。 -
22日の5時間目には第3回児童総会が行われました。6年生にとっては最後の総会です。
最初に後期のスローガンである「SUN+LIGHT」について,振り返りをしました。「S=すがすがしいあいさつ」については,「地域の方にすすんであいさつすることができた」「大きな声であいさつできるようになった」などの意見が数多く出されました。委員会毎の活動反省では,今年度の活動について「さらにこうしてほしい」という意見も出されていました。
そして,6年生の退任あいさつ,5年生の新役員紹介と新会長あいさつと進み,6年生から5年生への引き継ぎが行われました。委員会毎6年生が一言ずつ声をかけてファイルを渡すと,5年生は「ありがとうございました。」と大きな声で返事をして決意を新たにしていました。少しずつ確実にバトンが渡されていきます。 -
18日の5.6時間目には地元の伊那華味噌の方を講師にお迎えして,2年生が味噌の仕込み作業を行いました。お家の方にも参加を呼びかけたところ,3名の方が参加して下さいました。
主材料の大豆はもちろん2年生が春から畑で育ててきた物です。家庭科室に入ると朝からじっくり煮込んだ大豆の甘いにおいが部屋一杯に広がっていました。
あいさつの後,早速大豆の重さを量り,調味料となるこうじと塩を量を量って混ぜ合わせていきました。大豆はビニール袋に入れてすりこぎでつぶしていきました。大事に育ててきた大豆ですから,味噌を仕込むのも全て手作業でていねいにやってました。完成が楽しみです。 -
18日は「お弁当の日」でした。学校によってやり方は少し異なるようですが、お弁当を作る大変さを少しでも経験することで、作っていただくことへの感謝の思いを持つと言うことがねらいの一つです。
前日までに子どもたちはこの日のメニューである「小梅ご飯」「卵焼き」「和風つくね」「ポテトサラダ」「ブロッコリー」「ミニトマト」をどのように弁当箱に盛りつけるのかを絵にして考えてありました。
そして、いよいよ本番。出されたメニューを自分の絵を見ながらお弁当箱に詰めていきました。上手に盛りつけるとそれだけでおいしさがアップする気がするので、どの子も彩りよくおいしそうに盛りつけていました。いつにもましておいしく給食をいただくことができました。 -
いよいよ卒業式まで残り一ヶ月を切ってきました。17日の朝には同窓会役員の方が卒業記念品となる予定の,正面玄関の校名看板を持って来てくれました。今,掲げられている20年以上前に卒業記念品として贈られた物ですが,長年の風雪で文字がかすれてきてしまいました。そこでこの看板は郷土館で大切に保存して,代わりに新しい物をと言うことで,新山定住促進協議会や新山小学校コミュニティスクール運営委員会にもお諮りした結果,地元のお寺の住職さんに「伊那市立新山小学校」の字を書いていただきました。裏には子どもたちが自筆で自分たちの名前を書き込むことになっています。初めて,字の書かれた看板に対面した6年生の子どもたちも,その立派さに少し緊張気味でした。看板は子どもたちが署名した後,コーティング処理をして卒業式以降にお披露目されます。
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長野県児童生徒美術展の巡回展が新山小に来ています。16日の6時間目には2人の2年生がじっくりと鑑賞してました。少人数の新山小では普段たくさんの友だちの作品に触れる機会はありません。それだけに素晴らしい作品がそろったこの巡回展は新山小児童にとって貴重な学びの場となっています。
「特にどの作品が心に残ったかな」と声をかけると,一人の子はとうもろこしをほおばる姿が印象的で,粒の多いトウモロコシがよく画けている「よしトウモロコシ食べるぞ-」という作品を選んでくれました。もう一人の子はヘチマを頭の上に乗せている構図が独特な「ぼくのちょんまげはヘチマ」という作品を選んでくれました。他の学年もそれぞれ多くのことを学んでいます。 -
12日の朝行事では,今年度最終となるボランティアの方による読み聞かせが行われました。
最初の方は「青いコート」のお話です。と言っても絵本ではなく模造紙大の大きな青いコートの絵を折っていくことで話を進んでいくという,少し変化をつけた読み聞かせでした。子どもの感想にもありましたが「リサイクルの大切さと,最後をお話しにするという意外さ」が印象に残りました。
次の方は「ブラックドック」というお話で,少年の勇気と知恵を教えてくれました。最後の方は「じゅんびはいいかい」というお話で,寒さの厳しい新山でも春に向けての準備が少しずつ進んでいることを気づかせてくれました。毎回毎回子どもたちが楽しみにしている読み聞かせです。来年度もよろしくお願いします。