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28日の1時間目には5.6年生が校長先生と一緒に合唱の勉強をしました。5.6年生は11月2日に行われる中部連合音楽会に参加する予定です。
2部合唱の「あの花のように」をまず担任の先生の指揮で歌ってもらいました。一人ずつがんばって歌っていますが、全体のまとまりが今一つという感じでした。
校長先生からは「まず体の重心を動かすことなく歌いましょう」「歌詞には意味があるので、場面場面に相応しい歌い方を考えましょう」「フレーズの最後の処理を丁寧にして、歌をつなげていきましょう」という3つのことを中心にお話がありました。
その後、実際に歌いながら「出だしの『ねえ』はどういう気持ちで歌っているの」「高い音を出すには口の形を気をつけて」など具体的でわかりやすい指導をしていただきました。その度に子どもたちの歌がはっきり変わっていくのがよく分かります。歌は「燃えるハートとクールな頭で歌う」ということが大切だと言うことがよく分かりました。 -

新山まつりも無事に終わって、落ち着いて教科学習に取り組める「勉強の秋」になってきました。昨日の2時間目には本校の研究主任の先生が算数の授業を公開してくれました。内容はたしざんで「17+8」を10の固まりを作ることで計算しやすくなることに気づくことがねらいです。
課題把握、個人追究、共同追究そして終末まで、無理のない、無駄のない授業の流れから学ぶことはもちろんたくさんありますが、何より学ぶべき点は、課題にみんなで集中して取り組んで解決することを互いに喜び合うという雰囲気が1年生でもできているということです。こうなるまでに日々の授業の中での積み上げがあったに違いありません。発言のルール、聞く人は話す人に体を向ける、よい意見には拍手する、お互いに指名し合うなど、授業の大切なルールが1年生でもきちんと身につけば、これだけの追究ができるということを実証していただきました。お互いの授業を見て学び合うことで、教員一人ひとりの指導力を高めていきたいと思います。 -

新山小学校校歌は次のような歌詞で始まります「朝日の光さしのぼる 三界の嶺仰ぎつつ・・・」このように校歌に真っ先に出てくる地名である「三界山」に毎年5.6年生が登っています。そしてその登山には毎年地元新山地区の「三界山登山道整備隊」の方が同行してくださいます。今年も児童9名に対して、5名の方が同行してくださいました。
登山は伊那エースCCから始まります。炭焼き小屋の跡や、馬追いが通った跡、植物や景色など様々なことについて詳しく教えていただきながらの登山なので、とても勉強になります。さすが山道は歩き慣れている新山っ子なので、誰一人文句を言うわけでもなく11:00には頂上に到着しました。
頂上では美味しいお弁当をいただいた後、新山小や長谷小を眺めたり、遠く中央アルプスや南アルプスの眺望を楽しみました。そして学習会として整備隊長さんのお話をお聞きしました。「整備隊の仕事をしていて楽しいことは何ですか」「逆に大変なことは何ですか」などたくさんの質問に「大勢の人が三界山を訪れてくれるとうれしい」「登山道の整備や、25kgもある標柱を持ち上げるのが大変だった」と答えていただきました。将来は整備隊を引き継いでいきたいという子どももいて、充実した地域学習ができました。 -

標高810m地点にある新山小学校では、冬も駆け足でやってきます。25日の最低気温は氷点下近くと一気に冷え込みが進みました。朝、明るくなってきた外を見ると、霜が降りて一面真っ白になっていました。
このタイミングに合わせたかのように昨日の朝の時間にはストーブ設置作業が行われました。人数の少ない新山小ではこれも全校での作業です。3年生以上は大人並みに4人程で大きなストーブをどんどん各教室に運んでいきます。1.2年生は煙突や蒸発皿などの小さなものを手分けして運びます。子どもたち全員の協力で10台程のストーブが、あっという間に設置されました。この日は校舎の中にいても寒くていられない程でしたので、早速試し炊きをしてストーブの暖かさを実感している教室が多かったです。長い新山の冬が始まりました。 -

23日(日)には新山地区最大のイベントである新山まつりが開催されました。心配された天候もさわやかな秋晴れになりました。小学校の出番は午前中の模擬店と午後の演芸大会です。模擬店には2年、3年、4年、5年が出店しました。売り物はそれぞれの学年が自分たちの畑で育てた野菜などが中心です。毎年人気の5年生の白毛もち米は今年も開店前から列ができて、開店20分程で用意した80袋が完売しました。いつも交流している手良小学校の5年生も2人来てくれて、5年生児童もとても喜んでいました。
午後の演芸大会には1年生の「大きなかぶ」、6年生の「銀河鉄道の夜」という2つの劇、そして全校の「もみじ、トンボの楽園」の歌発表です。1年生は初めてのステージ発表とは思えない堂々とした演技で立派でした。一人ひとりの声が会場中に響き渡っていました。ストーリーもゴジラやウルトラマンが出てくると言ったサプライズもあり、次はどうなるのかなというわくわく感がありました。
6年生は最高学年という貫禄十分の発表でした。いろいろな星に下りるたびに、新山を思い出すようなストーリーが用意されていました。歌や合奏も良かったです。子どもたちにとってお客様相手に商売をする、お客様に劇や歌を見てもらうのは貴重な経験です。子どもたちの大いなる成長を感じた1日になりました。