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新山小学校では運動会が終わった後も行事が続きます。今度の日曜日23日には、新山地区最大のイベントである「新山まつり」に学校をあげて参加します(この日は授業日です)。
今週はそのための準備の追い込みで各学年がそれぞれの活動に取り組んでいます。最後の新山まつりになる6年生は恒例の?劇発表の練習に取り組んでいます。伊那文化会館の演劇アドバイザーの方を外部講師にお招きして演技に磨きをかけています。歌や合奏はだいぶ仕上がってきているので、最初の劇が楽しめるものになるように大道具作りも急ピッチです。
5年生はこれも毎年恒例の白毛もち米販売の準備です。今年は秋雨が長かったせいか、精米してみるともち米らしい白さがないので、ブルーシートの上に広げて天日干しするなど努力しています。上伊那特産の白毛もち米は毎年人気ですぐに売り切れてしまうので、購入希望の方は早めにご来店ください。
2年生は学級畑でとれた野菜の販売を計画しています。ポップコーンの粒を採ってカップに詰め込んだり、作って試食したりと着々と準備しています。明日は学校内に模擬店を開いて販売練習もする予定です。学校中が生き生きと動いています。 -
18日には新山の自慢の給食メニュー松茸シリーズ第1弾で「松茸ご飯」が出されました。材料になったのは、もちろん先週5,6年生が藤原儀兵衛さんの山に出かけて取らせていただいた52本の松茸の一部です。
いつもお世話になっている方々にせっかくの機会に少しでもご恩返しをと声をかけさせていただき、ちょうど4年生の算数指導に来校された市教委指導主事の先生と、教育相談員の先生のお二人に来ていただくことができました。指導主事先生には4年生、教育相談員の先生には6年生に入っていただき、子どもたちと一緒に松茸ご飯を食べてもらいました。
たっぷりの松茸が惜しげもなく入っている松茸ご飯が配膳されると、教室中に秋の香りが立ちこめます。そのご飯を普段とは違うメンバーでいっそう楽しく食べている様子でした。他にも手作りのコロッケや畑でとれた野菜が入った味噌汁も出されて、新山の秋の収穫を十二分に味わえるメニューとなりました。松茸メニューは今後もpart2、part3と続く予定だそうで楽しみです。 -
17日には2学期になって初めて、5年生が手良小学校に出かけて合同授業を行いました。この交流もすっかり日常化してきましたが、児童の経験・学びが大きいことはもちろん、担任にとっても大きな学びになっています。本校の5年担任はまだ経験が少ないので、ベテランである手良小学校の5年担任の先生に学ぶことが多いです。また普段は教師1人、児童1人という授業しかできませんが、この合同授業は大勢の子どもたちと共に学ぶことができます。
この日の合同授業では本校の5年担任が5時間目の国語を担当しました。取り組んだのは「漢字の読み方と使い方」という学習です。最初に「人間にとって時間は大切な財産である」という文を例に、一つの漢字にいろいろな音読みがあることを確認しました。
その後、当てはまる漢字を探すパズルに挑戦しました。比較的容易に解答できたものもありましたが、なかなか手強いものもありました。友だち同士で考え合ってやっと解けた時、新山小児童は「一人でやってたらきっと分からなかった」と言っていました。最後に自分たちでも複数の音を持つ漢字のパズル作りに挑戦して、新山小児童が発表していました。□面、□下、路□、□球の□に入る漢字を当てるものです。手良小児童も「たった一つの漢字にもいろいろな音読みがある。音読みがいっぱいあるのでまちがえないように気をつけたい」と書いていました。一緒に学ぶことで児童も教師も得るものが多いです。 -
標高の高い新山では秋も足早に過ぎていく気がします。朝夕の冷え込みが強くなってきました。
14日には5年生が脱穀作業を行いました。5年生は児童1名担任1名という極少人数学級です。いくら機械化が進んでいても2人だけでは無理なので、児童のお父さんや地域の方にもお手伝いいただきました。
プールのフェンスを利用して干していた稲束をハーベスター近くまで運ぶのも一人では大変です。
ようやく運び終えると、学校附属の郷土館に置いてある千歯扱きを出してきての脱穀も経験してみました。ハーベスターとは違い、こちらはなかなかスムーズにいきません。稲束を解いて、10本くらいにして千歯扱きに引っかけて引っ張りますが、それでも簡単には粒が落ちてくれません。「昔の機械は大変だな」と思わずこぼしていました。
機械とお手伝いいただいた大人の労働力もあり、ほぼ1時間で脱穀作業は終わりました。およそ2畝の田んぼで130kgの収穫がありました。これを23日の新山まつりに向けて袋詰め、パッケージ張りの作業をしていくことになります。23日の新山まつりでは毎年すぐ売り切れてしまう人気商品ですので、お求めの方は早めにお越しください。 -
13日には地元新山にお住まいの松茸博士藤原儀兵衛さんに招待いただいて3.5.6年生が松茸狩りをさせてもらいました。ありがたいことに新山小学校の恒例行事になっています。7月に藤原さんのお宅に6年生がにお邪魔して「新山の良さを感じてもらうために松茸を採ってもらっている」というお話を聞かせてもらいました。
林道から少し林の中に入っていくと今年もまつたけがいくつも並んでいる姿を見ることができました。私や6年生は昨年も同じ光景を見ているのでびっくりはしませんでしたが、初めて見る3年生や校長先生はびっくり!の様子でした。
採るのは至って簡単です。目の前にある松茸を傷めないように根からきれいに掘り出せば完了です。普通の山では1時間2時間経っても見つからないのが普通の松茸が、5分、10分の間に次から次へと採れてびくがいっぱいになるのはやはり壮観です。
15分ほどで松茸狩りは終了して林道まで降りてきて感想発表をしました。「見つけるのが難しい松茸を自分で見つけられてうれしかった」「初めて採れたての松茸のにおいをかいだ。たくさん採れてよかった。びっくりした」など、率直に自分の思いを発表していました。新山小学校でなければ味わえない体験ができました。