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新山小学校校歌は次のような歌詞で始まります「朝日の光さしのぼる 三界の嶺仰ぎつつ・・・」このように校歌に真っ先に出てくる地名である「三界山」に毎年5.6年生が登っています。そしてその登山には毎年地元新山地区の「三界山登山道整備隊」の方が同行してくださいます。今年も児童9名に対して、5名の方が同行してくださいました。
登山は伊那エースCCから始まります。炭焼き小屋の跡や、馬追いが通った跡、植物や景色など様々なことについて詳しく教えていただきながらの登山なので、とても勉強になります。さすが山道は歩き慣れている新山っ子なので、誰一人文句を言うわけでもなく11:00には頂上に到着しました。
頂上では美味しいお弁当をいただいた後、新山小や長谷小を眺めたり、遠く中央アルプスや南アルプスの眺望を楽しみました。そして学習会として整備隊長さんのお話をお聞きしました。「整備隊の仕事をしていて楽しいことは何ですか」「逆に大変なことは何ですか」などたくさんの質問に「大勢の人が三界山を訪れてくれるとうれしい」「登山道の整備や、25kgもある標柱を持ち上げるのが大変だった」と答えていただきました。将来は整備隊を引き継いでいきたいという子どももいて、充実した地域学習ができました。 -
標高810m地点にある新山小学校では、冬も駆け足でやってきます。25日の最低気温は氷点下近くと一気に冷え込みが進みました。朝、明るくなってきた外を見ると、霜が降りて一面真っ白になっていました。
このタイミングに合わせたかのように昨日の朝の時間にはストーブ設置作業が行われました。人数の少ない新山小ではこれも全校での作業です。3年生以上は大人並みに4人程で大きなストーブをどんどん各教室に運んでいきます。1.2年生は煙突や蒸発皿などの小さなものを手分けして運びます。子どもたち全員の協力で10台程のストーブが、あっという間に設置されました。この日は校舎の中にいても寒くていられない程でしたので、早速試し炊きをしてストーブの暖かさを実感している教室が多かったです。長い新山の冬が始まりました。 -
23日(日)には新山地区最大のイベントである新山まつりが開催されました。心配された天候もさわやかな秋晴れになりました。小学校の出番は午前中の模擬店と午後の演芸大会です。模擬店には2年、3年、4年、5年が出店しました。売り物はそれぞれの学年が自分たちの畑で育てた野菜などが中心です。毎年人気の5年生の白毛もち米は今年も開店前から列ができて、開店20分程で用意した80袋が完売しました。いつも交流している手良小学校の5年生も2人来てくれて、5年生児童もとても喜んでいました。
午後の演芸大会には1年生の「大きなかぶ」、6年生の「銀河鉄道の夜」という2つの劇、そして全校の「もみじ、トンボの楽園」の歌発表です。1年生は初めてのステージ発表とは思えない堂々とした演技で立派でした。一人ひとりの声が会場中に響き渡っていました。ストーリーもゴジラやウルトラマンが出てくると言ったサプライズもあり、次はどうなるのかなというわくわく感がありました。
6年生は最高学年という貫禄十分の発表でした。いろいろな星に下りるたびに、新山を思い出すようなストーリーが用意されていました。歌や合奏も良かったです。子どもたちにとってお客様相手に商売をする、お客様に劇や歌を見てもらうのは貴重な経験です。子どもたちの大いなる成長を感じた1日になりました。 -
17日に手良小学校との合同授業を行ったばかりの5年生ですが、21日の20分休みから3時間目にかけて手良小学校の5年生とICT交流を行いました。
今回も両校の行事時期のずれを利用して、手良小は音楽会で歌う歌を新山小は新山まつりについて発表しました。
手良小の歌発表は普段大人数での歌を聴くことがない新山小児童にはとても新鮮に聞こえたようです。音響設備がもう一つのため、歌の100%が聞こえるというわけには来ませんが、表情や姿勢から一生懸命歌っていることが伝わってきました。新山小は新山まつりで販売する白毛もち米でおはぎを作って試食する様子を発表しました。私と校長先生、市教委の指導主事の先生の3人が試食させてもらいました。「おいしい」ことを伝えようと、「米が粒立っている」「ごまとよく合っている」「柔らかくてこんなに伸びる」などと感想を言いましたが、スクリーンに映っている口をあんぐりと開けた手良小の子どもたちの顔を見ると「おあずけみたいでかわいそうだったかな・・」と思ってしまいました。今年中には手良小の5年生を新山小に迎える計画もあるので、そのときには白毛もち米を味わってもらいたいです。今回もユニークな交流ができて楽しかったです。 -
いよいよ新山まつり本番が間近に迫ってきました。劇などの発表に力を入れるクラスと自分たちが育てた野菜などを販売することに力を入れるクラスがありますが、2年生は後者です。
20日の20分休みは職員室前の廊下がにわかににぎやかになりました。2年生のお店である「げんきや」さんが職員をお客さんにして模擬販売をしてくれたのです。机の上には今まで学級畑で大切に育ててきた「かぼちゃ」「さつまいも」「じゃがいも」「ポップコーン」などが所狭しと並びます。畑面積では1位の広さだった2年生なので収穫も豊富にあります。値段設定がなかなか難しいところですが、じゃがいもは袋詰め放題100円、かぼちゃは1つ30円、2つ50円、4つ100円などと工夫した価格を考えて売り上げが上がるようにしています。
こうなると少しおつりの出し方が難しくなると言うことで、その練習を兼ねての模擬店となりました。新鮮、安全な野菜なので商売繁盛でした。売ることの楽しさや大変さもよくわかり、本番に向けていい体験ができました。