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いよいよ3月、学校にとっては1年間まとめの月になります。1日の朝には今年度最後の月目標ふりかえり集会がありました。
「今までの学習のまとめをしよう」「登下校に気をつけよう」「あいさつをしよう」という3つの目標についてそれぞれよくできたこと、よくできなかったことの意見を出し合いました。
特に「登下校に気をつけよう」は、登下校の班長が交代して並び方も代わった直後なので、子どもたちから「登下校班ごとに集まって話し合った方がよい」という意見が出されて、早速班ごとに話し合いました。「毎日、少し話をしてめあてを決めてから歩く」「前の人と間隔を開けないように気をつけて歩く」など、具体的な取り組みを考えることができました。
最後に3月の月目標について話し合いました。卒業の月と言うことで子どもたちからは「6年生が卒業する前にたくさん遊びたい」「6年生を送る会を成功させたい」などの意見が出されました。今年度の学校生活は残りわずかですが、最後まで生活をよりよくしようとする姿勢を持ち続けてほしいと思います。 -

27日には卒業間近の6年生が同じ東部中学校に進学する手良小学校を訪れて、給食・清掃、そして午後の授業を合同で行いました。
12月に続いて2回目の試みなので、最初のような無用の緊張感がなく、打ち解けて交流している様子が感じられました。
授業では社会と体育を行いました。社会では「世界の中の日本」という単元の学習で、手良小と新山小でグループを作り、そのグループ毎にクイズに挑戦しました。挑戦したクイズは世界の国ランキングです。「面積の大きい国」「平均寿命の長い国」「人口の少ない国」など、比較的正解しやすい問題もありましたが、「リサイクル率の高い国」「世界の消費税(付加価値税)の税率の高い国」「人口増加率の高い国」など、勘以外には頼るものが乏しいような問題もありました。両校児童が和気あいあいと考えながら中学校に向けて必要な知識を得ることができました。
体育ではバスケットボールに取り組みました。普段新山小学校では4.5.6年生で取り組んでいます。それなりの良さはありますが、4.5.6年で男子が3人しかいないことやいつも同じチームとゲームをすることになるなど、やはり大規模校の東部中進学に向けては気になることもあります。この日は大勢の男子も交ざって練習やゲームをすることで、中学校進学に向けて良い経験ができました。きっと中学校でもお互いに心強い存在になってくれると思います。 -

新山小学校は同じ富県区にある富県小学校との交流も年に何回か行っています。5月の高烏谷山区民ハイキングや7月のスポーツ交流と共に、2月にはネイチャーゲームという交流イベントが毎年行われており、今年度は富県小から20名、そして新山小からは7名が参加しました。
初めて顔を合わせた子もいるので、最初にアイスブレーキングとして自己紹介ゲームや自分の背中の動物を他人にヒントを出してもらって当てるゲームなどをしました。コウモリと蛾という目隠しをして相手を捕まえるゲームをする頃にはすっかり打ち解けていました。
ネーチャーゲームですので、新山小学校校庭の豊かな自然を生かして、自分の好きな葉っぱや石を拾って、友だちに紹介することもしました。意外に難しかったのが自然物の中にある異物を見つけてその数を当てるゲームで、1回で当たった人はわずかでした。
お腹が空いてきたお昼前には役員さんからパン、ソーセージ、キャベツ、アルミホイル、牛乳パック、ティッシュをもらって、自分で仕込みをして18Lの缶に入れて、自分たちでホットドッグを作るための着火に挑戦しました。マッチ1本なので苦戦しましたが、何とか美味しいホットドッグが完成しました。半日、新しい友だちと自然を楽しむことができました。 -

24日には今年度3回目の児童総会が行われました。最初に28年度の児童会スローガン「SHINE=シャイン」や3つある委員会の活動反省について話し合いました。普段の月目標ふりかえり集会で鍛えられている積極的に発言する姿勢はここでも生かされています。
スローガンについても一人ひとりが自分ごととして振り返り、5つある項目のうち「○と○はよくできた」など具体的な発言が多かったです。また各委員会の反省についても「行事の時期をもう少し考えたらどうか」「反省の内容を具体的に言うとどういうことになるのか」など、議案書を事前によく読んで準備された意見がたくさん出されました。
活動報告が無事に承認されると、現児童会長の退任の挨拶があり、続けて選挙で決まった新児童会役員の紹介と承認、そして現役員から新役員への引き継ぎが行われました。今までの活動を記録した分厚いファイルを受け取った新役員はやる気に満ちた表情でした。新年度のスローガンは「ONE大きな声で挨拶をして、仲よく楽しく、笑顔が絶えない新山小学校」です。スローガン達成に向けて新会長を中心に、まずは児童会役員が一致団結してがんばってほしいです。 -

23日の3時間目には5年生が手良小とのICT交流を行いました。今回もskypeとスクールタクトを使って算数の「輪投げ」という小単元の学習に挑戦しました。
図や表、文章をヒントに論理的思考を行い。誰が何点の的にいくつの輪投げを入れたのか推論していくという授業構成です。
今回の実践でもう一つこだわったのが、学習の足跡をどう残すかという点です。スクールタクトに全てを記入してしまうと、ノートには何も残りません。これでは次時以降に振り返りをする時にやはり不都合が生じることになります。そこで今回は思考を練る段階はノートで行い、考えをまとめた人に見せる準備をする段階からスクールタクトに記入するようにしました。そして授業後にスクールタクトの画面を印刷してノートに貼ればこの授業の記録は完成です。
問題もなかなか難しかったのか、個人追究が始まってしばらく経っても、スクールタクトの画面が空白のままという子が少なからずいました。遠隔合同の場合、そうした子の様子を机間巡視することはできないので、どう支援するかが大切なポイントになってきます。実践を重ねてみると、いろいろな成果や課題が見えてくるものです。