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18日には平成28年度の卒業証書授与式が伊那市教育委員会や地域の方などたくさんのご来賓の方をお招きして行われました。
新山小の卒業式にはいくつかの特徴があります。証書授与では、校長先生が証書を手渡した後、一人ひとりに思い出を語りかけます。そして、呼びかけ・歌の場面では、在校生が卒業生一人ひとりに呼びかけをします。その凜とした声が体育館に響き渡ると卒業式の雰囲気がぐっと濃くなってきます。
そしていくつもの歌・・・。職員の歌・呼びかけの後はいよいよ卒業生の歌です。「街は光の中に」の歌が始まると、卒業生、在校生、そして来賓の方の中にもこみ上げる感情が抑えられない人がいました。間奏の部分ではお世話になった担任の先生方への感謝の言葉がサプライズで呼びかけられ、いっそうしっとりした雰囲気になりました。
みんなが一つの家族である新山小ならではのアットホームな温かい卒業式を今年も行うことができました。 -
17日には3学期終業式が行われました。今回の校長先生のお話では来年度から新山小学校に開設されることになった特別支援学級(自・情障)の名前が発表されました。2月に子どもたちや保護者の皆さんを対象にアンケートを実施して、その結果をもとに決定したものです。
決定した名前は「かえで組」です。実は新山小学校にはかつてシンボルとして「大モミジ」の木が校庭の北側に生えていました。残念ながら老木となり危険になったため、平成21年11月に伐採されましたが、その木の一部は校長室のテーブルになったり、新山地区の家の表札になったりしています。つまり新山小にとっては関わりの深い名前ということになります。
またかえでの花言葉は「大切な思い出」「美しい変化」「とっておきの」と言うようなものがあります。覚えやすく、言いやすくて親しみのある「かえで組」は新山小学校にとって大切な存在になると思います。 -
いよいよ新山小学校の平成28年度も残りわずかとなってきました。6年生にとっては新山小学校のおいしい給食を食べられるのもあと少しです。
16日の給食では調理の先生方から6年生へのサプライズプレゼントがありました。給食準備の時間にご飯缶を開けてみると、色とりどりの食材を使って2つのデザインがされていたのです。早速のぞき込んだ6年生はすぐに「これ紙芝居の丹生山物語だ」と気づいていました。紙芝居の最初の場面に描かれている「虹」と、お話の途中に出てくるハッチョウトンボがそぼろ丼となっていました。
子どもたちは大喜びで改めて自分たちの取り組みを振り返っていました。せっかくのデザインをなかなか崩すことが出来ずにいましたが、美味しそうなそぼろ丼をパスするわけにもいかず、みんなで美味しく頂きました。一人ひとりの子どもたちを大切にする新山小学校ならではの給食をいただき、6年生の思い出のページがまた一つ増えました。 -
春の訪れの遅い新山でも、ようやく朝晩の冷え込みも緩んできました。体育館でも練習ができるくらいの気温になってきたので、卒業式歌呼びかけ練習を本番と同じ場所で行うようにしました。
15日は本番同様椅子も持ち込んで、立ったり座ったりするタイミングなど細かいところも確認しながら練習を進めていきました。卒業式は1年間の学校生活で最も大切な行事であり、この行事を通して身につけられる所作もたくさんあります。
礼の仕方、座っている時の姿勢、気をつけの姿勢など一つ一つのことが卒業式全体の雰囲気に大きく関わってきます。
子どもたちは練習を通してそうしたことを着実に身につけてきていることを感じます。集大成である卒業式で卒業生も在校生も成長した自分を多くの人に見てもらえるように、もう少し練習をがんばりたいと思います。 -
6年生がこの新山小学校で過ごすのも残りわずかな日数になってきました。一人ひとりの子どもを大切にする新山小学校ですので、子どもたちを一人ずつ職員室での給食に招いて会食することもしています。
また14日には3学期に誕生日があった3人の子どもたちをお祝いする会を6年生が行いました。それだけなら他校でもしていることですが、その会に5年生や5年生担任・特別支援学級担任・養護教諭・教頭等、大勢の教職員が参加していると言うのはあまり聞いたことがありません。
会食の前には体育館でドッジボールをしました。もちろん教職員も参加します。子どもたちはここぞとばかり張り切ってボールを投げたり、受けたりして楽しい時を過ごしました。
その後は教室で3人のお祝いをしながら簡単な会食をしました。新山小学校は全校児童の仲がよく「家族のようだ」と言われますが、その中に教職員も入ることができていると実感する一時でした。この児童と教職員の絆はこれからも新山の伝統として大切にしたいです。