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2日のお昼は学校中に食欲をそそるにおいが立ちこめました。今年度白毛もち米作りに取り組んだ5年生が手伝ってくれた地域の方や先生方、他学年の子どもたちを招待して収穫祭を行いました。
本校の5年生は在籍1名ですので担任と合わせても2名しかいません。2人では大人数を接待するような準備は難しいので、5年生児童のご両親とおばあちゃんも朝から学校に駆けつけて、お手伝いをしてくれました。作ったのは3種類のもち、お赤飯、そして豚汁です。約30人分なので、もちの準備も大変ですが、せっかくなので杵と臼を使っての餅つきも体験してみました。
3時間程で準備が完了して、お客様も来校していよいよ収穫祭のスタートです。5年生児童と保護者の方のあいさつの後、会食になりました。さすがに白毛もち米で作ったお餅はひと味違いますが、その中でも杵と臼でついた餅は歯ごたえがあって一段と美味しかったです。お腹も心も満腹になった心のこもった収穫祭になりました。 -
卒業を控える6年生にとっては、そろそろ中学校のことが気になる頃になります。昨日は同じ東部中学校に進学する手良小学校の6年生と合同授業をさせてもらいました。7月の全校交流会で顔を合わせたり、東部中のすず竹祭でいっしょに行動したりして、知り合いも増えてきているので、中1ギャップ解消のためにも、人間関係を深めておきたいというのが1番の目的です。
まず給食、清掃をいっしょに行うことからスタートです。5時間目はお互いのことをもっとよく知るために交流会を行いました。自己紹介の後、アイスブレーキングとして新山小の地域公開参観日で行った「らかんさんがそろたら」という物まねゲームや6年生らしく「歴史ビンゴクイズ」で楽しみました。最初は緊張気味だった表情もだんだん緩んでくるのがわかりました。
6時間目はALTの先生による英語の授業です。いつもと勝手の違う大人数の授業でしたが、少しなれてくると新山小児童も積極的に挙手して発言していました。中学校進学に向けて貴重な経験ができた1日になりました。 -
今月から来月にかけて手良小学校との交流が何回か計画されています。29日の第3校時には5年生がICT交流で理科の授業を行いました。学習場面は「電流のはたらき」の単元の、「電磁石に極はあるのだろうか」です。子どもたちが永久磁石と同じように極があると予想しました。
そしてそれを確かめるための実験方法として、「電磁石の端に永久磁石をつけてみる」「電磁石の端にコンパスを近づけて針が動くようを見る」「電磁石を2つ用意して、2つをつけてみる」という方法を考えました。新山小児童も最初の2つの方法を考えて実験していました。
班ごとに実験結果を確かめる場面では、永久磁石とコンパスを使った実験についての発表があり、新山小児童も自分の実験結果に確信が持てたようでした。課題に感じたのは、iPad1台だけの通信では、映す角度や音声を拾うことに限界があることを感じました。教科学習の授業は発表型の授業よりも動きが多いので、そのことを強く感じます。また授業場面も磁石がついているかどうかは見た目ではなかなか判断しづらいので、見た目で結果がはっきり分かる場面の方が授業として効果的だと感じました。今後も交流が続くので今回の課題を検討して生かしていきたいと思います。 -
29日の第2校時には市役所税務課の方と伊那法人会の方が来校されて、6年生を対象に租税教室が行われました。まだ社会科では未履修なので子どもたちにとっては、税金の入門授業になります。
最初に知っている税はありますか?と聞かれましたが、答えられたのは「消費税」のみでした。税務課の方から「所得税」「法人税」「ガソリン税」「市民税」「固定資産税」「自動車税」など主な税や国税、地方税の違いについて説明していただきました。
その後「マリンとヤマト」という税の大切さが分かるDVDを見て勉強しました。税金がなくなると消防が有料になったり、道路を通るのにも通行料が必要になったりとずいぶん不便になることで、逆に税の大切さを学びました。
最後に伊那市の税金について学習しました。もし税金がなかったら新山小学校に1ヶ月通うのに70000円かかると言われたのには驚いた様子でした。感想発表では「DVDを見ることで、橋が壊れても修理できなかったり、公園がなくなったりしてしまうのを見て、税金の大切さが分かりました」という意見がありました。 -
28日の朝には代表委員会主催の「新山小クイズ大会」が行われました。30名の全校児童が3人ずつ10チームに分かれて難問・珍問に挑戦しました。
出されたクイズは「2階までの階段の数は25段以上である」「新山小で飼われている猫のたまは人間で言うと90歳である」「新山小学校の先生は15人である」「音楽室の木琴・鉄琴は合わせて5つである」「教頭先生は七夕コンサートで鬼の格好をしたことがある」など、マニアックな内容の問題もかなりありました。
クイズが出される度にああでもないこうでもないと同じチームの仲間と相談するのですが、3人の意見がまとまらないままタイムアップになってしまうこともしばしばありました。そんな時は○と×の間に引かれるビニールひものどちら側に行くかで綱引きのようなことをしている笑えないグループもありました。
こんなに難しいクイズなのに○×式だったことが幸いして、7問中6問正解というグループもありました。知らないよりは知っている方がいいことがたくさん分かる機会になりました。 -
4日には5年生がずっと続けてきている手良小学校5年生とのICT交流を行いました。
内容は5年生と言うことでお互いに米作りに取り組んできたことのまとめとしての収穫祭についてが中心です。
最初に新山まつりに実際に白毛もち米を買いに来てくれた2人の子が感想を言ってくれました。「しょうがもちが少し辛かったけれど美味しかった。予想以上にもちがのびた。」「地域の方が作った飾り物と隣で売っていてリースも買えてお気に入りになった。」等を聞いて、新山小学校の5年生もとても喜んでいました。
手良小学校ではコガネモチとコシヒカリを作ったそうです。当日はおもち、おにぎりなどを作るほかに、米作りについてのクイズや劇なども発表するそうです。「田んぼの水を一度抜くのはいつ頃が良いか」「米の水分量は何%がちょうど良いか」等なかなかの難問でした。12月6日に予定されている手良小学校児童が新山小学校に来校しての合同授業の時に、「白毛もち米のお餅を食べてもらいます」と言うと、とても喜んでくれました。交流がどのように発展するか楽しみです。 -
季節外れの寒気の影響で24日は東京都心でも54年ぶりに11月に初雪が観測されたことがニュースになりました。
もちろん標高の高い新山では朝方から昼過ぎまで雪が降り続いて、20cm近い積雪になりました。当然ながら除雪車や除雪スコップが少し早めの登場です。
朝から職員で校内や近くの通学路の雪かきをしていると、子どもたちが登校してきました。登校してきた高学年の子どもたちもスコップを手にとって、雪かきを始めました。そして20分休みになると早速校庭に出て雪合戦や雪だるま作りをしている低学年の姿がありました。子どもたちは一足早い冬を楽しんでいました。 -
22日は参観日・学級懇談会・四者共催講演会等盛りだくさんの1日になりました。
まず最初の参観授業では11月がなかよし月間であることから、全学級で人権に関わる内容で授業をしていただきました。
2年生では「みんながもっとなかよくなるために」という主題でした。予め自分以外の友だちについて書いた「うれしかったさがし」「すごいさがし」「お手本さがし」などのカードの内容を発表していきました。発表する子も発表される子もうれしそうな表情でいるのが印象的でした。
その後の講演会では昭和29年に新卒として新山小学校に勤められた先生のお話を児童・保護者・地域の方でお聞きしました。昔の校舎の写真、入学式写真、懐かしいスケート場の写真など映されただけで、昔の新山小学校の雰囲気がよみがえります。先生の自作の歌を歌ったり、手品を見せてもらったりと児童も楽しめる時間になりました。 -
21日には6年生が進学先である東部中学校一日体験をさせてもらいました。昨年度から8:20の始業から15:30の下校まで丸一日中学校で過ごすようになりました。この日は東部中の会議室が6年生の教室です。
2時間目は国語、3時間目は英語、そして4時間目は数学と3人中学校の先生に授業をしていただきました。授業ごとに先生が替わるのも中学校では当たり前のシステムです。
国語では「豊かに表現しよう」という学習に取り組みました。最初は主語と述語だけだった文が、擬音語や比喩表現を加えることで、どんどん情景の分かる文になってくることを実感しました。英語では色・形・体の部分などの英語の言い方を確認した後、自分で3ヒントクイズを考えて友だち同士で出し合ってみました。数学は中学校で最初に学習する「正負の数」について、温度計などを例に取りながら考えてみました。中学校はどういうところなのか「百聞は一見にしかず」で実感できた1日になりました。 -
18日の新山は霜柱が立つような寒さになりましたが、日中は小春日和の穏やかな晴天になりました。
新山小学校では各学年がそれぞれのテーマに基づく生活科・総合的な学習に取り組んでいます。
4年生では昨年度飼育した山羊がいなくなって、空いた小屋を自分たちのお気に入りの場所にしたいという願いをもち、学級名の「さくら」に由来する「チェリーブロッサムログハウス=チェリログ」というプロジェクトに取り組んでいます。
いろいろな行事があったり、材料の調達が思うようにいかなかったりと言うこともありましたが、地域の方の協力もあり、いよいよチェリログの建設作業が本格的になってきました。この日も檜の皮むき作業に全員で取り組みました。稲刈り用の鎌を使って木が真っ白になるまで皮を削っていきます。2m近い棒なので簡単な作業ではありませんが、願いを持った活動なので、子どもたちのがんばる姿が見られました。自分たちの思い描いたログハウスが早く完成するといいですね。