今年も8月の前半はとても暑い日が続きましたが,後半から9月にかけては「残暑」という言葉がほとんど聞かれないほど涼しい日が続きました。台風や秋雨前線の影響で雨の日も多く,思うように校庭での練習もできませんでした。しかし新山の皆さんの行いの良さで,10日からは天候も回復して,無事に本番を迎えることができました。
地域の皆さんには打ち合わせの段階から参加いただきました。前日準備にもたくさんの方に参加いただき,万国旗張りやテント張りなどの大変な作業をあっという間に進めていただきました。地域に支えられる新山小学校を実感しました。
当日は,素晴らしい秋晴れとなり絶好の運動会日和となりました。40名を超えるたくさんの来賓の皆様,そして保護者の皆様をはじめとする,新山の皆様に多数お集まりいただき,いよいよ運動会が始まりました。
最初の入場行進では1年生から6年生に保育園の皆さんを加えた子どもたちが,少人数を感じさせない堂々とした行進を見せてくれました。連学年で行われたかけっこでは,日頃は仲のよい子どもたちが最後の最後まで全力を尽くして競り合う姿が印象に残りました。保育園の皆さんと力を合わせてのつなひきでは,白は練習では一度も勝てなかったのですが,本番の2回目では一矢報いることができました。
低学年の表現「ようかい・ドラゴン」では,日頃の成果を発揮した一輪車の入場から,切れのある動きで踊りを表現していました。
組体操「大地の詩~遙かなる三界山~」は,高学年15名による演技でした。子どもたちの渾身の演技が始まると,場内の雰囲気が変わったことを感じました。全員の目が演技に釘付けとなり,一つ一つの技が完成度高く決められる度に,大きな拍手が送られました。後半の一輪車を使った人間が自然を忘れて大きな建物を作ろうとする場面の連続は,ストーリーと技が一体化していて思わずひきこまれるほどでした。演技の後,感動に浸っている観客がたくさんいました。
恒例の全校リレーでは,ハプニングもありましたが,一人一人がその子に応じた距離を責任もって走り,練習の成果を生かして最後までバトンをつないでいきました。ここでもみんなの心が一つになり,運動会を締めくくりました。
新山保育園の園児の皆さんの「かけっこヨーイドン」「それいけアンパンマン」「ひまわりパワー」ではかわいい姿に歓声があがっていました。また,中学生や高校生の皆さんも駆けつけてくれて,リレーなどで大活躍していました。
保護者,地域の皆様には子どもたちへの温かいご声援をいただきありがとうございました。皆様の声援に励まされ,心に残る運動会にすることができました。また,各団体役員の皆様,PTA役員の皆様には,前日準備から,当日の運営,片付けと大変お世話になりました。新山が一つになった「新山大運動会」大成功でした。ありがとうございました。