• 森はぼくらの教室だ

    2020年1月17日

    伊那西小学校は伊那市の西、中央アルプスの裾野
    に広がり伊那市街地を一望できる小高い丘陵地帯ま
    すみヶ丘に位置する。「小沢小黒の水清く 瀬は鳴り
    響く北南」「四方の眺めうち開け」と歌われるように、
    豊かな自然に恵まれ、学校に隣接してこんもりと茂
    った「学校林」があり、その中には「森の教室」や「水車
    小屋」などが建てられている。
    (続きは下記PDFをご覧ください.)

    「森は僕らの教室」~自然と共にあり、学ぶ学校のあり方をもとめて~
    学びの森に向けた 森林整備と「学年研究」を核とした学習への取組
    私たちの学校林 ~空が育てる森~
    私たちの学校林の成り立ち
    伊那西小学校の森 若返りプロジェクト進行中
    学校の特色ある教育の持続・発展に向けた取り組み

    伊那西小学校の教育を紹介します。

    学校公開
    令和元年度 ・公開案内 ・研究発表
    令和2年度 ・公開案内 ・研究発表

  • 70周年記念式典 総合展が開催されました

    2019年11月14日

    11月9日に伊那西小学校創立70周年記念式典・西地区総合展が行われました。地区内外から、たくさんのお客様に来ていただくことができました。各教室廊下には子どもたちの作品が飾られ、どの学級も子どもたちの学びが楽しく表現されていました。体育館内には地区の皆様や保育園児の出品がたくさん飾られました。力作ぞろいでした。10時からは林間の森のステージで記念アトラクションが行われました。子どもたちにユカイナの製作の指導をしてくださった加納さんにも来ていただくことができました。林間の中にユカイナの音が響き渡り、自然と一体になって音楽を奏でられました。かんな薄削り体験では、中村博さん、日下部良也さんを講師にお招きし、5・6年生が実際にかんなを体験しました。中村さんがかんなをひくと、その薄さに子どもたちからは歓声があがりました。木の香りがとてもよくて、いつまでも触って匂いや感触を確かめている子もいました。思い出深い体験になりました。ステージを飾っていただいたごんべえワールドさんの風船も華やかでした。記念式典では、実行委員長挨拶、校長先生のお話、来賓の方の祝辞、感謝状贈呈、事業の経過報告などが行われ、厳かに進んでいきました。児童会長の挨拶も立派でした。「小学校の10年間のあゆみ」を職員がスライドで発表しました。ご来場された多くの方に10年間で積み上げられた小学校の日々のあゆみを見ていただくことができました。昼食時には、五平餅やパン、伊那西ガレットが販売されました。午後の記念講演会には、樹木医の宇治田直弘さんをお招きし、「樹と人と」という演題でご講演いただきました。樹を守り自然とともに生きる宇治田さんの木に対する愛情がよくわかる講演でした。樹をイメージした体操を教えていただき、会場全体で楽しく体を動かしました。林間の活動を大事にしている伊那西小にとって、学びの多い講演となりました。2月には記念誌発行を予定しています。地域の皆様に支えていただきながら、大きな節目を迎えられたことに感謝しています。

  • 森の中で校長講話

    2019年7月5日

    7月3日

    林間の「森の教室」で校長講話が行われました。来週から始まる読書週間に合わせて「本にたくさん親しもう」と校長先生が本を読み聞かせてくださいました。普段から林間で様々な活動をしている子どもたち。大きな木に囲まれた「森の教室」でお話を聞き、物語と合わせて自分たちの見ている世界の移り変わりを改めて感じているようでした。お話を聞いた6年生の子どもたちは「命のつながりを感じました。」「命は大切だなと思いました。」と感想を言っていました。

  • ようこそ 1年生! (1年生を迎える会)

    2019年5月15日

    5月10日に、1年生を迎える会が開かれました。6年生が1年生をおんぶして、アーチをくぐり抜け入場しました。大きいお兄さんお姉さんの背中で、1年生はとてもうれしそうでした。6年生が用意してくれたくす玉を1年生が割ったときには、歓声があがりました。1年生だけで大きな声で「校歌」や「ドキドキドン1年生」の歌が歌えました。全校で、ジャンケン列車をしました。どの子もみんな笑顔で、全校の輪(和)が広がりました。

  • 4月 森で算数!4年「角度」6年「対称」 

    2019年5月9日

    4年生は、角度の学習をしました。昨年「直角」「90度」を学習し、今年度は「角度」についてさらに深めようと、森へ出かけてみました。ペアで1台のiPadを持って写真を撮ったり、そこに書き込みをしたりして、「角度とは、交わる2本の直線の間の大きさである」ことを確認しました。

    4年生は、再び、角度探しに森へ出かけます。始めは1度~90度までの鋭角が挙がっていましたが、教室で大きな角度を学んだり、自分たちで撮りためた写真をもう一度振り返ってみたりしたあと、森に出ると、90度~360度の角度のものが見つかり、一気に林間にある木や枝や水車などが作り出している角度のいろいろが目に飛び込んでくるようになりました。

    今回の学習を通して、森は、「概念を知り、その概念を体験に結び付けてくれる学びの場」であると感じました。

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    6年生は、「対称な図形」の線対称の学習をしました。まずは、春真っ盛りの林間で、種類の違う葉っぱを探しました。まだ柔らかい木の芽や草の芽は、つやつやと美しく、子どもたちは手触りも楽しみながら葉っぱを見つけていきました。最高記録はなんと41種類!「こんなに種類があるんだな!」とみんなで驚きました。

    見つけた葉っぱを教室に持ち帰り、お気に入りの葉っぱを見せあいました。「なぜきれいだと思ったのか?」について話し合った時、「形が整っている。」「真ん中に線(葉脈)があり、右と左がきれいに分かれている。」「半分に折ったらぴったり。」などの意見も出てきました。昔から、左右のつりあいのとれた形は美しいとされており、その見方で見ると、集められた葉は「線対称」というカテゴリーで分類できるということを学びました。

    算数の視点で見ることで、自然が作り出した葉っぱの美しさは、とても神秘的に見えました。

    私たちの人類の文化は人々の生活があって必然を伴って生まれてきました。森は様々な文化発祥の地だとも言えます。学校の宝「林間」に学び、子どもたちが、自ら知識・技能を獲得し、実感を伴った感性育まれる学習になることを願って学習をすすめています。