• 校長講話

    2022年2月9日
    2月9日(水)に、校長講話がありました。
    「テレビ会議システムzoom」を使って行われました。
    「今日のお話は、かなり難しい話をするかもしれませんが、これからの時代に大切かもしれないので聞いてください。今日の話は2つの「メタ」という話をします。
    1つ目のメタは、「メタバース」です。最近はテレビでも新聞でもよく出てきます。「メタバース」とは、インターネット上に作られた3次元の仮想空間のことを言います。アバターと呼ばれる自分の分身が、その仮想空間で、他のアバターと会議をしたり、ショッピングをしたり、コンサートに参加をしたりするものです。日本のゲーム「あつまれどうぶつの森」とも似たようなところがあるかもしれません。この「メタバース」では、本物の自分とは違う、なりたい自分、なりたい性別、なりたい髪型や顔、体形になって、現実ではない空間での体験をすることができます。しかしみなさんに知ってほしいのは、「メタバース」内でいくら理想の自分になっても「現実の自分は今ここにいる自分」だということです。現実の自分まで変わることはできません。
    2つ目のメタは、「メタ認知」です。「メタ認知」とは、「もうひとりの自分」が本当の自分を見つめることです。例えば、家に帰って宿題をやろうとしたときに、「宿題をやりたくないなあ」と思ったことはありませんか。でもその時もう一人の自分が「宿題は早めにやった方がいいよ」とか、「やらないと怒られるよ」というささやきを感じたことはありませんか?イメージとしては、もうひとりの自分が上の方にいて、現実の自分を見てくれています。今の自分にたりないところを言ってくれます。この「メタ認知」、つまりもうひとりの自分をうまく使うと、勉強ができるようになったり、スポーツが上手になったり、友達関係も上手くいったりします。
    ぜひ「もうひとりの自分」と仲良くなって、「メタバース」にいる仮想の自分ではない現実の自分を理想の自分に変えていってほしいと思います。
    とても難しい話をしましたが、静かに聞いてくれてありがとう。」
  • 校長講話

    2021年6月16日

    6月15日(水)「校長講話」が「テレビ会議システムzoom」を使って行われました。
    校長先生が、「音楽の授業ができることはうれしいこと」についての話をしました。

    「もうすぐ音楽会です。フィリピンのマクタン小学校に日本で使われなくなった鍵盤ハーモニカを届けに行ってきたときの話をします。全校2800人。授業は、総合、科学と健康、英語、フィリピンについて、算数の5つのみ。あれ?音楽の授業がありません。そこで、私は鍵盤ハーモニカの授業をしました。初めて見る楽器、初めて聞く音。フィリピンの先生たちも興味津々です。国が変われば、授業がない、演奏をしたことがない子どもたちがいます。授業の中でみんなでそろえて演奏できたときに、感動の拍手が自然と沸き上がりました。帰国後、しばらくしてマクタン小学校の子たちがクリスマス会でジングルベルを演奏している写真がフィリピンから届きました。
    もうすぐ音楽会です。音楽の授業、楽器が演奏できることに感謝して、みなさんの努力を伝える、みなさんの思いを伝える音楽会にして下さい。みなさんの努力や思いは音楽となって必ず聞く人に元気と感動を与えます。」

     

  • 校長講話校長講話

    2020年10月15日

    10月15日に校長講話が「テレビ会議システムzoom」を使って行われました。
    「挨拶」についてのお話がありました。

    「挨拶」は何のために行うのか。「心を開き、心を近づける」ためだと言います。
    「挨拶」はあなたの心と、相手の心をつないでくれます。
    また、いくらテストでいい点を取っても、運動がよくできたとしても、「挨拶」のできない人は世の中で通用しません。

    「ぜひ挨拶の響きあう学校にしてください。ひとりひとりが『挨拶マスター』になってください。」

  • 校長講話

    2020年5月27日

    全面的な臨時休校から分散登校など段階的に教育活動が行われてきました。そして、ようやく5月25日(月)通常の登校が始まりました。
    そして、校長講話が校内放送で行われました。

    以下、内容全文
    「みなさん おはようございます。4月10日からの長い臨時休校が終わり、全校の皆さんが久しぶりに集まりました。ここからが本当の1学期の始まりです。今日本や世界は見えないものと戦っていますが、人々は今までも、いくつもの見えないものと戦ってきました。
    今から100年ほど前には、スペイン風邪という病気が世界中で広がり、5000万人以上の人がなくなりました。今から50年ほど前には、日本は急激に発展し、たくさんの工場がつくられましたが、空気や川が汚れ、いろんな病気が発生しました。今から9年前には、東日本大震災という大きな地震が発生し、津波でたくさんの被害がでました。
    このような大変な状況を人々は、どうして乗り越えることができたでしょうか。それは幅広い知識や様々な技術、そして正しい判断力です。人には、困難を乗り越える力があるのです。皆さんが大人になったときに、また別のウイルスや大地震が起きるかもしれません。そんな時に「自分や家族、地球を守るのは みなさん自身」です。皆さんの出番が来るまで、しっかりと勉強して成長し続けていきましょう。
    黒板の上に掲示してある学校目標を見てください。「かしこく なかよく たくましく」。とても素晴らしい学校目標が伊那北小学校にはあります。
    先ほどしっかり勉強をしてと言いましたが、国語や算数も大事ですが、絵をかいたり、歌を歌ったり、本を読んだり、畑や田んぼ、森で活動することも大事です。それが「かしこく」です。正しい判断をしていじめや差別をなくすこと、やさしくなること、それが「なかよく」です。そして今、特に手洗いなどをしっかりして健康に過ごすこと、それが「たくましく」です。
    さあ、未来の自分や家族、地球のために 本当の1学期がスタートします。」

    PDFファイルはこちら⇒R2.5.26 北小だより