手良地区の各団体の代表の皆さんが一堂に会して今年度2度目の「手良の子どもを守り育てる会」が開催されました。
はじめのごあいさつでは会長である公民館長さんから、これから目指したいコミュニティ・スクールについての提言がありました。日本の学校は、子どもの安心・安全を守りつつ、全ての子どもが均等に教育を受けられるよさがあります。その一方でドイツ、フランス、フィンランドのように、多様な大人のいるコミュニティの中で、自ら活動を選び主体的に取り組むという点ではまだまだ、というお話でした。
また、地域と学校の関係は「支援」「お手伝い」というイメージがありますが、これからは「協働」「当事者」という関係を大切にしたい、そのために大人の意識改革が必要、というお話でした。
また、校長からは今後の「協働的な活動」として、これまでの活動や今後の活動等の説明、依頼などの話がありました。子どもたちが地域の方から学ぶことの価値はもちろん、参加する地域の方も「活動の楽しさを味わう」「自己実現できる場」「生きがいを感じる」そんな場になってほしいという話がありました。
後半は3~4人グループで、これからの手良小・手良地区のつながりや関わりについて討議がなされ、最後に出された意見を全体で共有しました。
「地域と学校それぞれでやっている取り組みを一緒にできないか?」
「喜びそうだからと、子どものために大人が企画するのではなく、子どもが参画する場を設けて、子どもたち主体の活動にして、子どもが活躍し大人が支える活動にしたい」
「手良の秋まつりで活躍した中学生のボランティア、それぞれの地区でも活躍できそう」
「共に盛り上がるニュースポーツの場を大切にしたい」
「手良に住んでいる子が将来離れてしまう。手良の魅力を知らぬままに大人になってほしくない」
「地域の歴史、地域の企業などを生かし、『職業体験』的な活動があってもいい」など
たくさんの意見が出されました。
会長さんのおまとめの言葉のなかに「手良の大人の生きざまにふれ、地域のよさを感じられるようにしたい」とありました。
アフターコロナのこれからの取り組み。新たな一歩のきっかけとなる会となりました。