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1年生2年生は、今年度になって、初めての「やまぼうし自然学校」の3名の講師の皆様に生活科の学習をともにすすめていただきました。この日は「学年の木を決める」「二十四節気のうち“清明”“穀雨”を知る」勉強をしました。
林間は、もうすっかり春を迎えています。3月に観察したまだ小さかった芽は冬の間に、大きく膨らんでいました。また、これも3月に、まるで樹液が吹き出るように出ていたカエデの木からは、もう液が出なくなっていました。その傍らで、3月の時は何もでていなかった別の木からは、穴を開けると、なんと、樹液があふれ出してきました。講師の先生が「木は時期をずらして、譲り合うようにして森から水を吸い上げているんだよ。木は動くことはできないけど、こうして助け合って生きているんだよ。」と木々が互いに交わすコミュニケーションの不思議を、この日の授業で、目の当たりにすることができました。
これから1年間、この日決めた「学年の木」の成長を追っていきます。1年生は、ちょうど背丈が1年生くらいの高さの木、2年生は「レモンのにおいがする木」を選びました。この一年間、授業にかぎらず、林間に行くたびに、木が変化していく様子を観察したいと思います。ゆっくりと時間をかけて少しずつ少しずつ成長していく木々。目にははっきりと見えないかもしれませんが、選んだ木が、今後、枝を伸ばし、葉を広げ、幹を太くしと、どのように成長していくのでしょうか。
これまでも親しんできた林間でしたが、講師の皆さんのおかげで、今日また新たな気づきや学びが生まれた時間となりました。
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椎茸の菌うち【4月23日(火)】
地域振興局の山内さんと岡田さんにお越しいただき、全校で椎茸の菌うちを行いました。5,6年生がドリルで穴をあけ、準備をしたほだ木に、椎茸のコマを打ち込みました。1年生から6年生までが6つの縦割り班にわかれ、各班5本ずつ担当しました。高学年が低学年に優しく教えながら打っていました。椎茸は来年の秋頃できるそうです。
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【森の学習 1・2年生 3月8日(金)】
NPO法人ヤマボウシ自然学校の加々美貴代先生をお招きして,2回目の授業でした。ウリカエデの木の話:「あっ!汁がでてきてる」幹に穴を開けた時に子どもたちが驚きました。「水だ。」「ちょっぴり甘い」『どうして出てくるの?』「根っこから吸うから」「地面には水がたくさんあるから」『今の時期しかこんなにたくさん出ないんだよ。どうしてかわかる?』「葉っぱとか出るから,がんばっている。」『そうです。今,一生懸命に水を吸って準備しているのです。これを煮詰めると,メイプルシロップになります。春しか集められないので高価なんです。』しかし,不思議なことに,少し下に位置する木に穴を開けても水分は出ませんでした。理由を問われた子どもたちは,「あそこの枝が折れている木だから。」「今は吸っていないから」「分け合っているから」などと考えました。『木々は,動くことができません。だから,お互いに長く生きていくために,化学物質を出しあって(水分を)分け合っているのです。』これが“本物の知識”だと思いました。すばらしいことを学びました。 -
6年生を送る会【3月6日(水)】
ちょっと照れくさそうに入場する6年生,あいさつで新児童会長が緊張する姿,「やったー。勝った!」両手でガッツポーズしながら6年生とじゃんけんピラミッドで楽しむ姿,各クラスの出しものを集中して見ている姿,花や贈り物を受け取る6年生の柔らかな表情,6年生からの「がんばってください」の言葉や歌を受け取る姿,様々な素敵な姿が見られました。1年生のテンポの良い「つけたし言葉」,2年生の心に響く音とメロディー「トーンチャイム合奏」,3年生の楽しい画像がいっぱいの「思い出の動画」,4年生のほほえましい「ランドセルに仕掛けられたメッセージ」,5年生の華やかな記念の「くす玉」それぞれの学年の出し物は,工夫と感謝の気持ちがこもっていました。日々多忙な生活を送っている6年生も,この会が一つの大きな区切りとなり,いよいよラストスパートとなります。 -
「森の話」「ツリークライミング」 【3月1日(金):6年生】
樹木医でツリークライミング世界大会にも出場経験のある,宇治田直弘さんをお招きしての2回目の授業でした。森の話では,「木」と「人間」との比較について,「生き方 木:自分で栄養をつくる 人間:栄養を食べ物でとる」「呼吸 木:根っこと葉っぱでする 人間:口と鼻でする」「感覚 木:目・ 鼻・口・耳なし 触れればわかるかも 人間:見る・聞く・触る・味わう・嗅ぐ」「移動 木:一生動けない 人間:どこでも行かれる」「器官 木:根・幹 ・枝・葉 人間:頭腕・胴・足」「ケガ ・病気 木:する 人間:する」等触れていました。生き物として「木」を考え,触れている宇治田直弘さんの気持ちが伝わってきました。クライミングでは,さすが6年生。どんどんと登っている姿が頼もしく感じました