1年生2年生は、今年度になって、初めての「やまぼうし自然学校」の3名の講師の皆様に生活科の学習をともにすすめていただきました。この日は「学年の木を決める」「二十四節気のうち“清明”“穀雨”を知る」勉強をしました。
林間は、もうすっかり春を迎えています。3月に観察したまだ小さかった芽は冬の間に、大きく膨らんでいました。また、これも3月に、まるで樹液が吹き出るように出ていたカエデの木からは、もう液が出なくなっていました。その傍らで、3月の時は何もでていなかった別の木からは、穴を開けると、なんと、樹液があふれ出してきました。講師の先生が「木は時期をずらして、譲り合うようにして森から水を吸い上げているんだよ。木は動くことはできないけど、こうして助け合って生きているんだよ。」と木々が互いに交わすコミュニケーションの不思議を、この日の授業で、目の当たりにすることができました。
これから1年間、この日決めた「学年の木」の成長を追っていきます。1年生は、ちょうど背丈が1年生くらいの高さの木、2年生は「レモンのにおいがする木」を選びました。この一年間、授業にかぎらず、林間に行くたびに、木が変化していく様子を観察したいと思います。ゆっくりと時間をかけて少しずつ少しずつ成長していく木々。目にははっきりと見えないかもしれませんが、選んだ木が、今後、枝を伸ばし、葉を広げ、幹を太くしと、どのように成長していくのでしょうか。
これまでも親しんできた林間でしたが、講師の皆さんのおかげで、今日また新たな気づきや学びが生まれた時間となりました。