学校生活ブログ

森を学ぶことは「生きること」を学ぶこと

2019年3月10日

【森の学習 1・2年生 3月8日(金)】
NPO法人ヤマボウシ自然学校の加々美貴代先生をお招きして,2回目の授業でした。ウリカエデの木の話:「あっ!汁がでてきてる」幹に穴を開けた時に子どもたちが驚きました。「水だ。」「ちょっぴり甘い」『どうして出てくるの?』「根っこから吸うから」「地面には水がたくさんあるから」『今の時期しかこんなにたくさん出ないんだよ。どうしてかわかる?』「葉っぱとか出るから,がんばっている。」『そうです。今,一生懸命に水を吸って準備しているのです。これを煮詰めると,メイプルシロップになります。春しか集められないので高価なんです。』しかし,不思議なことに,少し下に位置する木に穴を開けても水分は出ませんでした。理由を問われた子どもたちは,「あそこの枝が折れている木だから。」「今は吸っていないから」「分け合っているから」などと考えました。『木々は,動くことができません。だから,お互いに長く生きていくために,化学物質を出しあって(水分を)分け合っているのです。』これが“本物の知識”だと思いました。すばらしいことを学びました。