学校生活ブログ

こもれびの時間

2018年2月21日

2月21日(水)のこもれびの時間は、「校長講話」「自然観察隊活動報告」「合唱部発表」でした。児童の皆さんは45分間集中して発表を聞くことができていました。

「校長講話」では、杉原千畝さんのことを紹介していただきました。

戦時中のことです。杉原さんはリトアニアのカウナス という町で外交官として赴任していました。そのカウナスの町へ、ナチスドイツの迫害から命からがら逃げてきた避難民が「国外に出るためのビザを書いてください」と外交官の杉原さんに言うのです。日本からは「正規の手続きができない者には、ビザを書いてはいけない」と言われていました。避難民は正規の手続きなんてできません。ビザを書くことは規則違反になります。しかし、この人たちがナチスドイツに捕まってしまったらとてもひどいことをされます。杉原さんは、「外交官をクビになって家族を守れなくなるかもしれない。」という迷いがありました。

しかし、2139通のビザを書きました。結果、6000人近くの人々を救ったことになります。日本領事館が閉鎖され、日本へ戻る中でもビザを書き続けたといいます。「たいしたことをしたわけではない。当然のことをしただけです。」とのちに杉原さんは述べています。あたりまえのことをすることの難しさ。戦時中のこのような状況の中で、このあたりまえの判断ができるでしょうか。

校長先生は岐阜県にある杉原千畝記念館に先週の日曜日に行ってきて、そこの館長さんとお話をしてきました。
「このような戦争は絶対にあってはいけない」
「一人では何もできない。杉原千畝さんの行ったことは、多くの人たちの支えがあってこそ成し遂げられたことである。」
館長さんから児童の皆さんへメッセージを紹介されて話を終えました。

 

「自然観察隊活動報告」では、大村隊長とともに隊員一人ひとりからの活動報告がありました。

ニコニコ自然パークの生き物の生態や、鳥の巣箱の紹介、隊員募集の呼びかけを行ないました。自然観察のプロ、大村隊長とともに身近な自然を感じてみませんか?

 

「合唱部発表」 合唱部が学年ごとに合唱の発表をしてくれました。

どの学年も大きな口を開いて、歌うことができていました。6年生はたったの7人でしたが体育館いっぱいに響く歌声で「アメージング グレース」を披露してくれました。

最後は、合唱部全員で「校歌」を合唱してくれました。毎日の練習の成果がしっかりと出ていました。素晴らしい歌声にみんな聴き入る姿がありました。合唱部のみなさんありがとう!

2年2組さん主催の「ヤギまつり」。大いに盛り上がりました。ヤギ小屋の清掃体験もあって、寒空の下しっかり掃除をする参加者の姿も見られました。とてもいい活動ですね。ヤギのグラさんとはるさんも喜んでいますね。