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「いどうポケット・・・わすれちゃった・・・わすれてきちゃった・・・」と繰り返し話して、今にも大粒の涙がこぼれ落ちそうな1年生がいました。集団登校で学校へ到着し、校門の付近で思いだしたのでしょう。“いどうポケット”??? どんなものかわからなかったので、「楽しそうなものだね。大事なんだね」と尋ねていくと、どうやらハンカチとティッシュを入れる着脱式のポケットであることがわかりました。確かに、ズボンの辺りにつけている低学年児童がいます。保育園のころから、マスクの生活が続いています。入学前から衛生面では、かなり何度もお話しを聞いてきていたのでしょう。本人にしてみると、何度も言い聞かされてきているハンカチとティッシュはとても大事なものなのです。まだまだ先は見通せませんが、小さな子がこんなことで悲しい思いをしなければならない生活は一日も早く終わるように願うばかりです。 写真右: 12日桜の木の下でお花見給食をした学年がありました 中:13日長谷中からいただいたパンジーの苗を6年生が花壇に移植してくれました 右:14日初めての避難訓練を実施しました。緊急時には話をよく聴くこと(自分の命を守る情報を得る)、避難経路の確認(知らない場所に行っても必ず見ておこう)と話しました
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長谷中学校には、太鼓が何台もあります。中学3年生になると、伝統的に「南アルプス太鼓」を演奏することになっていると聞きました。2年生が音楽で「祭りのリズム」の勉強をして、それぞれが「お祭りにあうリズム」を考えました。そこで、今日は中学校の太鼓でそれを演奏してみようということになりました。最初は、手で叩いてみます。これだけでもとてもいい音がするのですが、バチで叩くともっと身体が震えるほど振動が伝わるように響きます。各自で作ったリズムとお友だちの作ったリズムも叩いてみました。小グループで気持ちを合わせて太鼓を打つ練習もしました。これを機会に太鼓を好きになる子がいてほしいと思いました。 写真左:太鼓を打つ2年生。腰を低くして太鼓の真ん中を打つといい音がしますと教えていただきました 中:休み時間にグランドを見ていると、砂場の山をスコップで掘っている1年生がいました 右:美和郵便局に手紙を出しに行くと、郵便局長さんがポストの飾り付けをしていました。サンタクロースに変身です。子どもたちにも親しんでもらおうと考えましたとお話ししてくださいました
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9日(木)に長谷小学校全児童と長谷中学校全生徒が一堂に会して、長谷小学校体育館で合同音楽集会を行いました。本年度は、音楽の授業を小学校も中学校も1人の専科担任が教えているので、今回の合同集会を開催することができました。小学生にしてみれば、中学生は身体も大きくて大人に近い存在です。前半は、仲良しになるためにグループを作りゲームをしたり、自己紹介をしたりしました。その後小学生は「もみじ」を聴いてもらいました。中学生は混声三部合唱「青葉の歌」の発表がありました。声量もあり迫力ある合唱でした。「中学生になったら、あんな歌声になるのかな」というお手本を見せてもらいました。最後は全員で「讃歌長谷」を合唱しました。初めての試みでしたが、とても内容の濃い時間を過ごせたと思います。音楽係に感謝です。 写真左上から:グループをつくって「おちゃらか」をやりました 中:小学生は「もみじ」を発表 右:中学生は「青葉の歌」 左下:全員で「讃歌長谷」 中:児童・生徒・職員全員で記念撮影をしました 右:5・6年生の性教育講演会を行いました。伊那中央病院の助産師さんにきていただいて「命の大切さ」や「自分がどうやって生まれていたか」について教えていただきました
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長谷小・中学校では、以前より小中連携して子どもたちを育てる取り組みをしています。授業については、新学習指導要領が中学校でも完全実施となるのに合わせて、昨年度から「授業での振り返り」をテーマにしています。その取り組みの一つが小中職員でお互いに行う授業参観です。今年は11月になってから、都合の良い時間に小学校と中学校を行き来して授業参観し、感想を伝え合っています。今日も小学校には、3年生「算数」と6年生「国語」に中学校の先生が授業参観に来校されました。中学校の先生は「小学校は、丁寧に教えているのが印象的です」と小学校の授業について感想を述べられる方が多くいます。生活経験も少ない小学校では、学年に応じて、また、個に応じて支援する必要があります。小学校でも中学校でも「できた・わかった」という授業を創っていきたいです。 写真左:中1「数学 円と扇形」 中:中3「社会 国会」 右:6年生「国語」iPadを使った授業です。中学の先生も興味深げに参観していました
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「廊下でのかけっこはダメだよ。バツ」といって手でバッテンを作りながら、優しく教えていたのは1年生。金曜日に保小交流会があり、校舎に入った年長さんが走り出した時のことでした。その後も「走っちゃダメだよ。こっち側を歩いてね」とペアの子にそれぞれが教えていました。交流の様子を見ていると、1年生もすっかりお兄さん、お姉さんになっているなぁと感じました。これまでの小学校生活で日々ちゃんと積み重ねてきた成長を感じました。 写真:運動会でできなかった「風車拾い」を行いました。ちゃんとペアになっている年長さんの面倒をみています。
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15日(土)に長谷中学校で地域の方を招待し、長谷音楽クラブ(中学生)のフラワーコンサートが開催されました。全校生徒で育てているパンジーが満開に咲いている花壇の前で9名のクラブ員が「地域の皆さんが喜んでくれるように」と願いを込めて9曲披露してくれました。「長谷を中学生の力で元気に」と活動している長谷中学校。気持ちが伝わってくる歌声でした。
左:フラワーコンサートの様子 中、右:17日は今年度最初の読書の日でした。今年もボランティアの方に読み聞かせをお願いしています。ありがとうございます
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5年生の英語の授業をちょっとだけ参観させてもらいました。本年度は,中学校の英語の先生がALTの先生と一緒に5・6年生の英語の授業をしています。教室の中で聞こえるのは,全て英語です。教科書を手に取ったり、黒板で説明したり、個別指導をしたりして進めていきますが、日本語は全くありませんでした。でも、子どもたちはノートに写し書きをちゃんとしていました。最初は全くわからないかもしれませんが、身振り手振りも含めての英語ですから何となく伝わってくるのです。子どもの方が何でも早く慣れて覚えてしまいます。中学校へつながる英語になっていくと思います。
左から:英語の授業の様子です。ていねいに書いていました 右:今年も畑を耕していただきました。ありがとうございました
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昨日6年生が中学校へ体験入学をしてきました。その中で1時間「数学」の授業を体験してきました。小学校の黒板は、プロジェクターによる電子黒板を兼ねているので、半分はホワイトボードになっています。実物投影機やPC、iPad等を活用する場合は非常に便利で授業でもよく使われています。必要な時に映像や画像を活用して理解は進みますが、一時間中そこに残っていることは少ないです。中学の黒板は横幅一杯使える昔ながらの黒板です。「数学」の授業では、左半分に問題を解くためのヒントとなる公式や言葉があり、右側には、子どもたちの思考の深まりや問題を解いていく過程が書かれていきます。「左側につかえそうなことが書いてあるよ」「どれを使って考えたらいいのかな」と声がけをすると、児童は右側の中から使えそうなものを選んで解いていきます。「わかった!!」「できた!!」の声がしたのは、黒板の使い方にも秘密があったのかもしれません。今朝、廊下で出会った6年生に「授業どうだった?」とたずねると「楽しかった」と教えてくれました。
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保小連携の一環として1年生の教室へ保育園の先生が1日一緒に生活してくれました。4月に入学して、すぐに臨時休業もあり、最初から小学校生活に慣れていくだけでも大変だった1年生。でも、音楽会での発表の様子を見ていても、もう立派な1年生(もう2年生になりかけているかも)です。担任の先生はもちろんですが、保護者の皆様やきっと数多くの方の支えがあったからだと思っています。保育園の先生が一緒に生活してくれる。それだけで、今日はニコニコ顔が多かったようです。きっと、自分の成長した姿を見てもらえるのが嬉しかったのだと思います。
左:教室で一緒に生活していただきました 中:1年生図工作品「ふわふわゴー」 右:マラソンチャレンジ11月11日現在全校で2030周達成しました
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4年生は国語「ごんぎつね」の学習が終わりました。最後に書いた作文を学年だよりから紹介します。 “『青いけむりがまだつつ口から細く出ていました。』で、なぜ終わらせたかをグループで考えたときに、他のグループが言ったことが心に残りました。それは「青いけむりとごんの命がもうすぐ今にも消えそうという表現でやったんじゃないだろうか」と考えていて、私もこの意見じゃないかと思いました。そしてそれを振り返ってみると、兵十も撃った後後悔しているんじゃないかと思いました。『火縄銃をばたりと取り落としました。』という文章ももとに考えたらそうでした。「ごんがかわいそう」という気持ちは変わらないけど、最初の軽い「ごんがかわいそう」よりも、もっともっと「ごんがかわいそう」という気持ちになりました。” どの子の感想もクラスで考え合った分だけ学びが深くなっていました。みんなで学び合うよさです。
音楽会特別時間割が始まりました。小中連携の一つとして中学校の音楽の先生に歌声の指導をしてもらいました。今日は4年生です。いろいろな先生に教えていただくことは、いろいろな感じ方や考え方にふれることができてとてもいいことです。教えていただいた中から、4年生が受け取ったことを歌声として表現してくれるはずです。楽しみです。