夏休み前の校長講話
明日から夏休みです。楽しみですね。夏休みは自分の時間がいっぱいあります。ですから、目標をもったり、計画を決めたりして、いっぱいある時間を上手に使ってほしいと思います。それには「やってみよう」の気持ちが大切です。「やってみよう」に関係して小学生の大発明の話をします。
去年小学4年生だった宇賀持琴音(うがもちことね)さんの発明です。子どもの発明世界大会で銅賞(銅メダル)を受賞しました。何を発明したかというと、アイデアを生かした絆創膏です。普通の絆創膏とは違っているのです。みんな、けがをしたとき絆創膏を使ったことありますよね。琴音さんは絆創膏のテープのところがからまったり、上手く巻けなかったり、思うようにきちんとはることができなくて、困っていました。そんなときに、お母さんが、絆創膏の貼るテープの部分を少し切って貼ってくれていたのです。そうすると、ちょうど巻きやすく、ケガの所にぴったり当てることができたのです。そのことを頭に思い浮かべて、アイデア絆創膏を創り出しました。普通の絆創膏のガーゼの部分を少しずらしたのです。ちょっとしたことですが、確かに貼りやすくなります。発明コンクールに応募すると、地区の予選を通過し、全国大会へ行きました。そして全国大会で上位に入賞して世界大会に進みました。そこで銅賞を獲得したのです。すごいですね。困ったことから考えて、工夫をして、それが発明になる。そういうお話でした。 琴音さんは、休みの時に「やってみよう」「参加してみよう」という気持ちから、発明につながっています。身近なさりげないことでもいいです。何かを「見つける」「やってみる」「続ける」「挑戦してみる」など・・・そういうことに時間を使ってほしいと思います。
心と体を動かして、健康な夏休みにしましょう。安全に気をつけてください。
休み明けのみなさんの元気な姿を待っています。