伊那市ICT推進センターでは、毎年夏にICTサマーキャンプを開催しています。
2025年度も、子どもたちが自然とICTの両方に親しめる学びの場として開催しましたので、その様子をご報告します。

【目次】
1.馬との触れ合い
2.iPadで写真撮影
3.クイズの作成と発表
4.森とICT
1. 馬との触れ合い
今年のICTサマーキャンプの主役は「馬」。
チラシにも掲載されていたポニーとの触れ合いを楽しみに、多くの参加者が伊那西小学校に集まりました。

今回、馬を提供してくださったのは、上伊那郡でポニー牧場を営む「パカパカ塾」さんです。
パカパカ塾では、馬との触れ合いや育成を通して子どもたちの主体性を育む活動を行っています。
当日は代表の御子柴さんに加えて、塾生の子どもたちも参加してくださり、参加者に馬との触れ合い方を丁寧に教えてくれました。
参加者も、馬の表情や動きに興味津々の様子でした。

2. iPadで写真撮影
今回のミッションは、「馬に関するクイズ作り」です。
前半の触れ合い体験の中で、クイズになりそうな題材を探しながら写真を撮影しました。
外に出る前には、ソフトバンクの福田さんからiPadの基本操作や撮影のコツについてレクチャーを受けていたため、子どもたちも安心して撮影に取り組むことができました。

参加者は角度を変えたり、近づいたり離れたりしながら工夫して撮影したり、
「馬の性格」「好きな食べ物」「日々の世話」などについて塾生の皆さんへ積極的に質問したりして、クイズの材料をたくさん集めていました。

3. クイズの作成と発表!
体験を終えたあとは、屋内に戻ってクイズづくりを行いました。
使用したアプリは Keynote 。
写真を使いながら、
•問題ページ
•選択肢ページ
•答えのページ
をそれぞれ作成しました。

今年は親子参加型で実施したため、親子で相談しながらデザインを工夫したり、
子どもたちの吸収の早さに保護者の方が驚いたりする場面も見られました。
完成後のクイズ大会では、10組の参加者がそれぞれ違った視点で問題を発表。
同じ馬に触れたのに、クイズの切り口がまったく違い、
「わかった!」「知らなかった!」と会場は大いに盛り上がりました。

4. 森とICT
今回のICTサマーキャンプでは、馬との触れ合いを通した自然体験と、
ICTを使った創造的なアウトプットという、二つの学びを結びつけました。
会場となった伊那西小学校は、校舎の裏に森が広がる自然豊かな学校です。
伊那市ならではの「自然との近さ」を活かした取り組みであり、この環境があるからこそ実現できる企画です。

伊那市ICT推進センターでは、今後も「森 × ICT」という伊那市ならではの特徴を活かし、子どもたちの学びの場を広げていきます。
協力:SB C&S株式会社 伊那西小学校

