-
一学期最後の授業参観日で、5年生は「臨海学習で学んだこと」についてiPadを使用したプレゼンテーションを行いました。次々を変わるスライドや見栄えをよくするための図形や効果アニメーションまで、全て児童が自分の力で作成しました。作り方が分からなければ、自分たちで調べて作ったようです。スライドが切り替わるタイミングも自分で調整して発表できました。分かっていることを全て教えてしまうと、作り方が似てきて面白くないし、見ている人にも同じようなものが続くと刺激がなくなります。発表を自己表現の一つとして考えるとすれば、それぞれそのスタイルに個性があるのが自然です。自分の獲得した方法で、自分の表現したいように発表することを大切にした5年生の活動でした。 写真:1年生絵日記「水泳をしているところ」絵日記を書く練習をしています。小学校のプールにも慣れたようです
-
「わーっ」と歓声が聞こえてきました。粘土作品の窯出しです。昨日、地球の中(1260℃になった土)と同じ温度まで焼かれた自分の作品が、出てくるのを見て思わず出たのでしょう。自分の作品を手にし、釉薬でツルツルしているところや底のゴツゴツしていることろ、絵づけしたところを指でなぞったり、重さや冷えている作品の温度を感じたりしていました。「ほんものだ」と作品を手につぶやいた子がいました。自分で作った自分だけの作品が、家にある商品として買ってきていつも使っているものと同じように使えるものになったことを実感したのだと思います。それぞれ感じたことや学んだことは違うかもしれませんが、手にして実感できるものは説得力があるなと思いました。
-
窓の外から「ゴーゴー」聞こえる送風機の音。今日は朝から2年生の粘土の本焼きをしていました。「今、394℃なんだって」「火が見たい」「どうなってるの」と子どもたちが口々に思ったことを口にします。「これが1300℃近くになると、土が燃えていることになるんだよ。地球の中も同じように土が燃えているんだよ。それを見ることになるよ」と先生に教えてもらうと、また興奮して一騒ぎ。4時間目が始まる頃には「今、903℃になったって」と嬉しそうに何回もみんなで確認にきていました。焼き上がるまでワクワクして待っている気持ちは、大人になって粘土釜を見る度に思い出すはずです。身体全体で感じている学びの一つだと思いました。
写真 左:音楽集会「ビリーブ」を全校で歌いました。「世界中の優しさで、この地球を包みたい」今の世界情勢を考えると、子どもたちの純粋な歌声で聞くこの歌詞が胸に響きました 右:久しぶりに火が入った粘土釜
-
「トントントントン」と何かを叩いている結構大きな音が聞こえてきたので様子を見に行くと、発信源は理科室でした。クローバーを濾紙に挟んで木槌で叩いている音です。6年生が「植物の葉脈」の学習をしていました。叩く加減が難しくて、強すぎると破れてしまうので、形がわからなくなってしまいます。小さい時から目にしているクローバーですが、「植物が生きていくための秘密」という視点で、学ぶ対象として見ると違ったことがわかってきます。他のことやものでも違った視点でという考え方は大事な学習方法の一つです。
写真 左・中:クローバーを叩いている様子 右:6年生 租税教室の様子 税金の意味、種類、使われ方等を学びました
-
写真:参観日の様子 左上から 1年「国語大きなカブ」2年「図工釉薬をつける」3年「長谷探検隊」4年「ものの温まり方 金属」5年「臨海学習のまとめ」6年「臨海学習のまとめ」
「あのさぁ、この中でだったらどれがいい?」「わたしは、これかな」「わたしは、これ。だってイケメンだもん。あとはおじさんだから・・・」廊下に掲示してあるポスターの中にいる人を指さしながら楽しそうに会話していたのは1年生の女の子たち。まさか「イケメン」という基準で会話しているとは思わなかったので、「イケメンがいいの?」と聞いてみると「だいじだよね」と返事がありました。今日は参観日です。お家の方が来る参観前で少し興奮気味だったのかもしれません。何を見ても一緒に楽しんでいる様子がかわいらしかったです。