学校生活ブログ

8月27日(木)自分の物語の中へ

2020年8月27日

教育委員会の先生方が学校の視察にきてくださいました。「どの学年も落ち着いて学習が進んでいる」と褒めていただきました。子どもたちの頑張る姿を認めていただきありがたかったです。低学年の下校時刻に少し雨が降り出しました。久しぶりに傘をさして帰る1年生。傘を右に回しながらA「これで水の中もへっちゃらの“かんすいかん”になった」(多分潜水艦のことです)B「そうそう、それで車が来たらこうやって横にするとバリアモードになる」A「前にたおして回すと速く進める、ゴー」B「行き過ぎたら、後ろにすると遅くなるよね」・・・男の子と女の子の会話ですが、傘を動かしながらドンドン不思議な物語の世界に入り込んでいました。話に共通の土台があるわけではありませんが、一人が話すとそれを受けてもう一人が話を広げる。その繰り返しでした。終わりのない物語ですが、保育園からずっと一緒に過ごしてきた仲だからできることなのだと思うし、聞いているだけですごく豊かな物語の世界に一緒に連れて行ってもらった気がしました。

左:職員作業で校庭のコースロープ張りと放送用テントを設置しました。来週から運動会特別時間割も始まります。 右:4年生の夏休みの自由課題で昆虫の標本を作製した子がいました。すごく上手にできています。お家の方とお話しする機会があり、標本のことが話題になりました。すると「自分も小学校4年生の時から標本作りに夢中になっていたんです。今でも毎年手入れをしていますが、この間、昔の標本箱の裏をみたら32年前に作ったことがわかりました。野外観察会で大人に混じって葉っぱの裏についていた蝶の卵の美しさに心を奪われたのがきっかけでした。その時の気持ちは今でも覚えています。」と教えていただきました。夢中になれるものとの出会いがあることは幸せなことです。子どもたちにもそういう出会いがたくさんあってほしいと思いました。