伊那北小学校の目指すもの

(1)「伊那北の自然・地域ともにある学校」
伊那北小学校は,美しい田園と豊かな里山が広がり,自然に恵まれた教育環境の中で教育活動を進めています。明治5年の開校以来「子どもを地域で育てる」との理念を大切にし,校歌にも「清き自然にめぐまれて」と歌われているように、伊那北の自然地域と共にあり、子どもを育てていく学校として、伊那北コミュニティスクールとしての活動も充実してきています。

地域の様々な方々と連携し、地域の教育力をお借りしながら、子どもたちが知識や学んだことを活用しながら体験する活動を通して、思考力・判断力・表現力を身につけ、新しい時代にむけ学び続ける子どもの育てていきたいと考えています。また、里山学習・希望の森の活動等で、自然に親しみ、自然を生かし、自然に感謝するという体験を通して、将来の持続可能な社会の担い手として、自分の故郷の環境保全を意識した郷土愛を育んでほしいと願っています。

(2)「すべての子に学びの場がある学校」
伊那市の教育理念である「初めに子どもありき」を中心に据え,子どもの姿から私たち教師自身が謙虚に学び,一人一人に応じた具体的な支援を創意し、すべての子どもたちに学びの場を保証することを大切にと考えています。

そして、学校目標「かしこく」「なかよく」「たくましく」を具体化した次の三つの柱をもとに、具体的な手立てを考え、教育活動を行っていくことで、その実現をめざしています。

  • かしこく・・・ 単なる知識獲得ではなく、子どもが自ら発見し、友と学びあいながら深めていく賢さ
  • なかよく・・・ 共に生活する中でお互いに「かけがいのない存在」と自覚できる人間関係力
  • たくましく・・・ 伊那北の豊かな自然・人的環境を生かした体験活動を通して育つ心身の健康

 

この柱にそって、次期学習指導要領での明確化された三つの資質・能力である「知識・技能の習得」「思考力・判断力・表現力等の育成」「学びに向かう力・人間性の涵養」もとに具体的な取り組みを定め、教育活動を進めていくことで、「わたしってできるな。ぼくっていいな。」と自己肯定感を持つことができ、「わたしはこう思う。僕ならこう考える。」と自分の考えを自分の言葉で語りあい、「友だちっていいな。〇〇さんだいじょうぶ」と思いやることができる子どもを育て、「すべての子に学びの場がある学校」の実現をめざします。