手良っ子たちの学校生活

会場全体で「音楽の和(わ)」をつくりあげた音楽会

2024年10月29日

来賓の皆様、保護者の皆様大勢の皆様にご来場いただいて、手良小学校の音楽会を開催することができました。

「みんなでつくろう音楽の和」を合い言葉に、学級ごとに、それから全校で音を紡ぎ練習を重ねてきました。会場にいる全員で音楽を共有し、心から音楽を楽しむ素敵な時間になりました。

1年生・・・なぞのマシーンでだいぼうけん!

どんなことにもやる気満々な13人(14人?)は可愛らしいタヌキに扮し、それぞれの得意なことを盛り込んだ音楽劇を発表しました。国について調べる子、絵を描く子、鍵盤ハーモニカのソロを担当する子、たくさんのセリフを発表する子・・・最後のかえるの大合唱はばっちり決まり、かわいさとかっこよさが混ざったステージになりました。

2年生・・・「うたえバンバン」「おどるポンポコリン」

6人という人数を感じさせない声量の「うたえバンバン」は、会場を歌でいっぱい、元気いっぱい、心をほかほかにしてくれる演奏でした。1学期からコツコツ練習してきた「おどるポンポコリン」は、鍵盤ハーモニカや電子オルガンをうまく取り入れ、ドラムにあわせて迫力満点の合奏になりました。

3年生・・・「おはようのエール」「笛星人がやってきた!」

明るく前向きな歌詞と、さわやかなメロディーが3年生のお気に入り、「おはようのエール」は最初から最後まで笑顔あふれるキラキラした合唱でした。「笛星人がやってきた!」では、宇宙のかなたから14人の笛星人たちがやってきて、さまざまな曲を披露してくれました。始めたばかりのリコーダーでしたが、タンギングに気をつけてそれぞれの曲の表情を表すことができていました。

4年生・・・「君の瞳に恋してる」「MIDORI~繋がる輪~」

初めての本格合奏に挑戦した4年生。声をかけあって休み時間にも自主練を重ねるほど大好きになった「君の瞳に恋してる」は、会場のみなさんもリズムに合わせてノリノリで聴いていました。「きれいな声」だけでなく、「力強さ」「楽しさ」も伝えることを課題に取り組んだ合唱では、一人ひとりがもてる力すべて発揮し、歌詞の意味を聴く人に訴えかける歌になりました。

5年生・・・「船で行こう!」「シンクロ BON-BA-YE」

今までのヤンチャな声から、一歩進んで「6年生の声で」、音を伸ばすところは「さぼらずに」相手のパートを聴き合うことを目標に練習してきました。当日は、伸びやかな2部合唱が会場に響きました。合奏では、パートごとに入るタイミングに気をつけて息の合った演奏でした。最後は会場みんなで手拍手からのシンクロ決めポーズ!合奏と同じかそれ以上に!?練習したかいあってばっちり決まっていました。

6年生・・・「ほらね、」「アフリカンシンフォニー」

「変声期で声が出しにくい!」「私の声ってみんなとずれてるのかな?」「表現してるつもりなのに相手に伝わってるのかな・・・」18人全員がそれぞれに悩みながら向き合ってきた「ほらね、」。本番は、会場の人が涙する温かな合唱になりました。「アフリカンシンフォニー」は一転、緊迫した打楽器のソロから一気に大合奏に盛り上げ、これぞ6年生!という圧巻のステージになりました。練習の成果、6年間の集大成が発揮され、下級生に憧れの気持ちをプレゼントしてくれました。

音楽クラブ・・・「Paradise Has NO BORDER」

9歳~5●歳までの11人で結成された音楽チーム。性別も、音楽歴も、得意な楽器も様々ですが、共通点はただひとつ、みんな「音楽が大大大好き!!!」リコーダーアンサンブルと、スカパラメンバーになりきっての器楽合奏を発表し、会場中を沸かせました。

全校①・・・「村祭り」

学級ごとにオリジナルの歌詞を考え、1年生から6年生まで歌いつないでいきました。学年のカラーが出た歌詞と歌声は、これから始まる音楽会への期待を持たせてくれる楽しいオープニングでした。

全校②・・・「みんなでつくろう音楽の和(わ)メドレー」

学年ごと「証城寺の狸囃子」「しゃぼん玉」「夕やけこやけ」「もみじ」「春の小川」「おぼろ月夜」の6曲を現代風にアレンジし、メドレーしていきました。学年ごと演出や入退場にもこだわり、まさに全校でつくりあげるステージになりました。最後は会場みんなで「ふるさと」を歌い、互いの声を聴き合い音楽に浸りました。

全校③・・・「翼をください」

エンディングは「翼をください」でした。それぞれの発表が終わり、緊張がほどけ、今まで以上に晴れやかな顔で歌う手良っ子たち。タンバリンのリズムに乗ってそれぞれがもつ音楽の力を十分出し切った合唱になりました。

音楽会後、子どもたちは口々に「楽しかった!」「来年は6年生みたいな曲をやりたい!」「明日も音楽会だったらいいのに。毎日音楽会だったらいいのに。」と言い合っていました。本番が成功したことはもちろん、そこにたどり着くまでの練習期間に満足感と達成感を覚えたからでしょうか。音楽を通して大きく成長し、聴き手に大きな感動をくれた手良っ子たち、あっぱれ!!