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第一部10:40~3年合唱「信じる」、全校合唱「仰望」。
第二部14:40~芸大オケとのコラボ「大地讃頌」。期待していてください!
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本年度「学校だより」第6号を掲載しました。 学校だより No6
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「挑む2学期に」~誰でもセカンドペンギンになれる!~
2学期がいよいよはじまりました。毎日本当に暑い日が続いていますが、みなさんの元気な顔がみられてうれしいです。ちょっとでも涼しくなればと思って、南極の氷山を背景にしてみました。どうですか?
さて、どんな夏休みだったでしょうか?1学期の終業式に「1.01の法則」を意識して、ちょっとした努力を継続してみましょうと話しましたが、どうでしたか?
先ほど、みなさんを代表する3名から2学期の抱負の発表がありました。3名ともに具体的な夢や目標を堂々と話していて凄いなと思いました。その夢や目標を実現するためには、ただじっとしていて願っているばかりでは近づくことができませんよね。では「夢」を動かしてみましょうか。(「夢」の文字を左へ90度動かすと「挑」に変化。)そうです。夢を実現させるためには、動いて「挑む」「挑戦すること」が必要です。
この写真は、南極の厳しい環境の中でも精一杯生活しているペンギンたちです。みなさんはペンギンの習性をご存じですか?まず、ペンギンは群れて集団で生活しています。イワシやアジなどが大好物です。泳ぎも得意です。しかし、海の中には、シャチやアザラシなどの天敵がたくさんいて、危険がいっぱいです。今日は、そんな、ペンギンたちの姿から、「挑戦するためには何が大事なのか」を考えてみましょう。
今、まさに1羽のペンギンが海の中に飛び込もうとしています。こうして危険を冒してまで、勇気をもって最初に飛び込むペンギンのことを「ファーストペンギン」と呼んでいます。ただし、ペンギンには決まったリーダーなどはいないそうです。では、どのようにファーストペンギンになっていくのでしょうか?これはいろいろな説があるみたいなのでまた調べてみてください。実は、このファーストペンギンになることも大切ですが、注目したいのは、それ以外のペンギンたちなのです。人間に置き換えて考えてみてください。もし、誰かが進んでみんながやりたくないことをやってくれたとします。それに対してまわりの人たちが、「あいつ何やってんだ」と笑ったり、「かっこうつけてるな」と冷やかしたり、「やっても無理」だと否定したり、「うざいから無視しよう」などと仲間外れにしたらどうでしょうか?その集団からは二度と、物事を進んでやる人、つまりファーストペンギンは現れないでしょう。
しかし、ペンギンたちは違います。ファーストペンギンに続いて、次に飛び込むペンギンが現れます。「あいつすごいな!よし、協力するぞ!」とでも言っているようです。その姿をみて、また、他のペンギンたちも次々と安心して海の中へ飛び込んでいくのです。この2番目に続いていくペンギンのことを「セカンドペンギン」と呼んでいます。ファーストペンギンは、セカンドペンギンがいてくれるからこそ、安心して海中に飛び込んでいけるのではないでしょうか。
さて、2学期の大きな行事には聖桜祭がありますね。テーマである「輝~個性を放て~」を実現するには、 ①まず勇気を出してファーストペンギンのように一歩踏み出してみましょう。 ②セカンドペンギンのように一歩踏み出した仲間を応援していきましょう。③そして、それらがうまくいくかどうかよりも、そこに向かって挑戦する姿こそ尊く、そして必ず今後の成長へとつながっていくのです。そうです、誰でもファーストペンギンにもセカンドペンギンにもなれるのです。
高遠中には、ファーストペンギンや、その挑戦をフォローし協力できるセカンドペンギンがたくさんいます。ぜひ、2学期は、さらに一歩踏み出して、夢に向かって「挑む」学期にしていきましょう。私もそうなるようにやっていこうと思います。
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2日間の1年宿泊体験学習の引率を終えて学校に戻ってきた先生方。校長室で短時間、報告会を兼ねた反省会が行われた。7名の先生方が一人ひとり生徒たちの様子を次々に語っていく。「キャンプファイアーであれだけみんなで盛り上がれる生徒たちは凄いと思った」「教師が指示をそれほど出さなくても自分たちで栞を見たり声を掛け合ってどんどん動いていて凄いなと思った」「自分のことだけでなくまわりのこともよく見て、考えて行動している生徒が多かった」「野外炊飯では手際がよすぎて予定よりだいぶ早く夕食が出来上がってしまった(よい意味で)」「あれだけやれる生徒たちだから、指導員の方にはもっと手を出さずに見守ってもらえるようにお願いしておけばよかった」「〇〇くんは他の子もうまく巻き込んで活動をすすめていた」「学校ではあまり気づかなかった◎◎さんのよさを知ることができた」「これからは教師が与えすぎずにもっともっと生徒たちに考えさせたり企画させたりしていってもいい」等々。
先生方は疲れているにもかかわらず、2日間で見えた、そして気づいた、生徒たちの姿を伝え合った。最後に、「この生徒たちの凄い力をさらにどのように伸ばしていくか、育てていくか、あらためて生徒たちから宿題をもらいました。この生徒たちとともに私たちも成長していきましょう」と学年主任が締めくくった。行事を通して学ぶことは大きい。生徒も先生たちも!
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校長室の周辺がいつもと違った。隣の事務室を覗くと2年生のAさんが緊張した面持ちで電話機を握っていた。その姿を窓口外から温かな眼差しで見守る担任。廊下には、2年生の男女数名が同じく緊張した面持ちで立っていた。電話をかけるAさんの声からすぐにその緊張の理由がわかった。「この度職場体験をさせていただく高遠中2年のAと申します。事前打ち合わせをさせていただきたくお電話させていただきました。担当の方はいらっしゃるでしょうか・・・。ありがとうございます。よろしくお願いします。」電話後のAさんの安堵の表情と笑顔。「どうでしたか?」と尋ねてみると、「緊張しましたが、担当の方が優しくお話してくださったのでよかったです」と、丁寧な言葉で、何か大きな壁をひとつ乗り越えた表情で答えてくれた。
来月予定の職場体験に向け、事前学習に励む2年生。最近は、受験や就職のエントリーやアポイントメントも該当のホームページに必要事項を入力してメールでやりとりするのが一般的になっている。だからこそ、こうして電話や対面で実際に相手と肉声でやりとり(対話)することで得られることははるかに大きいと思う。そのことを今日の2年生の姿から強く感じた。キャリア教育はまさに活きる学力を身に付ける絶好の機会である。 -
3月15日に卒業式が行われました。3学年56名が、在校生、保護者の皆様、ご来賓の皆様、学校職員に見守られて、学校長より卒業証書を受け取り、高遠中学校を卒業していきました。その後行われた離任式では、9名の職員が転退任されることとなり、生徒や保護者の皆様、ご来賓の皆様にお礼とお別れを告げました。
どちらの式も笑顔と温かい気持ちに包まれたすばらしいものとなりました。
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3月14日に3学期終業式が行われました。全校表彰と各学年1人が3学期を振り返って発表しました。学校長からは、
「3年生は進路が決定する大切なとき、早く進路が決まっても後期選抜を受ける人たちに心配りをしてくれました。2年生は、引き継いだ生徒会が軌道に乗るように、朝も休み時間も準備している姿が頼もしく見えました。1年生は4月からいよいよ後輩を迎えるにあたって、先輩としての行動ができるように、という3学期になりました。目標は異なりますが、一人ひとりの力を高めるという点では全員共通する3学期だったと思います。
明日は卒業式です。しっかり祝福の気持ちを持って3年生を送り出しましょう。1,2年生にとっては自分の1年間の総まとめの式として、区切りとなる式です。メジャーリーガーのイチロー選手の言葉として、『特別なことをするために特別なことをするのではない。特別なことをするために、普段どおりの当たり前なことをする。』とあります。明日は特別な日ですが、心を落ち着かせて、当たり前のことを当たり前にできるようにして、全校の心がそろった卒業式にしましょう。」
と、話がありました。
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3月12日に3年生を送る会が行われました。生徒総会に引き続き、生徒会が2年生に引き継がれてから運営する大きなイベントです。放課後の時間を主に使って準備を進め、15日に卒業する3年生を送り出す会を実施してくれました。1,2年生による学年発表や、生徒会執行委員会の場を盛り上げる寸劇やダンス、映像、スライドショーなど、様々な工夫がされた送る会は、3年生の笑顔あふれる素敵なものとなりました。
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25日に学校評議員・高遠中学校応援隊感謝の会が行われました。日頃から学校のことを様々な面からサポートしていただいている方々に、感謝の言葉を送り、「仰望」を歌いました。この会で改めて、学校生活は多くの人に支えていただいていることを確認することもできました。
学校評議員、高遠中学校応援隊の皆様、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。
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2月4日に校長講話が行われました。インフルエンザはほとんど出ていない高遠中学校ですが、前期選抜も近く、感染拡大を防ぐために全校がマスクを着けての全校集会となりました。
今回の講話では以下のような話がありました。
2月1日の朝、雪が積もり、朝早くからきて雪かきをしてくれました。前の日に先生たち数人で少しかきましたが、全てかききることはできませんでした。皆さんがどんどん雪かきをしてくれるとあっという間に雪かきが終わりました。「雪かきをするのが当たり前だ」といってすすんでしてくれる人がたくさんいました。少し寂しかったのは雪かきをしている人の横を挨拶も何もせずに通り過ぎていく人がいたことです。家庭の事情で朝早く来ることができない人もいると思いますが、雪かきをしてくれた人にお礼の言葉は言えると思います。どういう形で自分がそこにかかわることができるかで、高遠中の気持ちがひとつにまとまることが大事なことではないでしょうか。
先週、大坂なおみ選手が全豪オープンテニスで優勝し、世界ランキング1位になりました。アジア勢初の快挙です。大坂選手は調子の波が大きく、メンタルの弱さが指摘されている選手でした。今回、優勝するに当たってメンタルの弱さを克服するために、笑顔を意識する、プラス思考で考える、ラケットを叩きつけたいのを我慢する、ということをやっていました。心の安定が試合の安定になったのだと思います。
壁にぶつかったとき、私たちはどのように乗り越えていきますか。例えば、自分の足りないところを見つけて改善する、自分のよさを見つけてそれを伸ばす。色々なやり方があると思います。自分が置かれている現状を把握して、自分がどうあるべきか分析して、やるべきことを自分で決めて、行動していく。大坂選手の場合はラケットを叩きつける代わりに、笑顔で試合に臨んでいきました。
そこで、笑顔にどれだけの力があるのかに話を移していきたいと思います。笑顔の力というと先生は絢香さんの『みんな空の下』を思い浮かべます。皆さんが小学生に上がる前の歌ですが、笑顔の力が歌詞の中に出てくるので聞いてみてください。――(歌を聞いて)――今歌詞の中に出てきた、「笑顔の力が自分自身を支えてくれている」というところが心に残っています。そして、「1人じゃないよ」というところを大事に見てもらいたいです。困難を乗り越えた人は自分自身だけではなく、周りの人たちの力になっていくんだということを色々な場面で一人ひとりが意識していってもらいたいなと思います。先ほどの雪かきではありませんが、1人ではできないことも、大勢の人が力を合わせるとそれができます。しかもそれが笑顔の力でできたらみんながとてもいい気持ちになれるのかなと思います。笑顔がもたらす力は自分自身の力をさらに引き出すことができるし、周りの人を勇気づけるし、集団としての力を高めることもできます。笑顔があふれる学校になったらいいなと思います。
今日から暦の上では春です。ぜひ、全校の皆さんで、笑顔で春を呼び込んでいってもらいたいと思います。