学校生活ブログ

6月30日(火)みんなで読み深める

2020年6月30日

4年生が国語で「一つの花」を勉強しました。初めて読んだときは,「お父さん,死んじゃってかわいそう」や「ゆみこはお母さんのおにぎりを食べちゃって,お母さんがかわいそう」という感想でした。みんなで学習を進めた後の感想が以下のものです。

○最初は,お父さんがコスモスをあげてやさしいと軽く考えていました。それはゆみ子が泣きそうなとき,元気になってと思ったからコスモスをあげたと思っていました。でもお父さんは体が弱くて,戦争に行くと,ゆみ子に会えないとお父さんは分かっていたと思いました。会えないかもしれないから,コスモスにいろんな思いを込めてゆみ子に一輪のコスモスを渡したと分かりました。作者は一輪のコスモスの場面でダッシュ(――)に大切という意味を込めているのではないかと思いました。

○最初のゆみ子は,「一つだけ」と言うと,たくさんもらえると思っていたと感じました。それは,お母さんに「一つだけ」と言い,いつももらっていたからです。けれど,戦争中とくらべて戦争後はゆみこが「一つだけ」と言わなくなっていました。お父さんのあげた一つの花で「ひとつとはこういうものなんだ。」と思っていたかもしれないし,お父さんの一つの花に「もうゆみ子が一つだけと言わずにくらしてほしい。」とお父さんは一つの花に気持ちを込めたと思いました。

みんなで考え合うとお話に込められた作者の願いまで読み取ることができます。みんなで読み深めることも学ぶ楽しさの一つです。

4年 社会 学校中の水の出口(水道)を探して記録していました。グループ毎役割分担をして確認しています。雨の中,傘をさして外の水道を確認していたグループもありました。全部でいくつあったかな?