
「先生、これ、見て!」とやってきたのは、1年生。手のひらに大事そうに持っていたものは、自分の育ててきた朝顔の種でした。「まだまだあるんだよ。たくさんとれそう」と嬉しそうです。一緒に見にいくと、それぞれの朝顔の鉢にたくさんの種がありました。「この種を来年も蒔いて朝顔を育てると、また種がとれるよ。そうすれば今年の朝顔の命がつながっていくから、一つ一つが宝物だね。たくさん宝物ができてよかったね」と話すと、「宝物だ」と言って一粒一粒丁寧に集めていました。自分が種から時間をかけて育ててきた朝顔だから「命」「宝物」ということも感じることができるのだと思います。