「わーっ」と歓声が聞こえてきました。粘土作品の窯出しです。昨日、地球の中(1260℃になった土)と同じ温度まで焼かれた自分の作品が、出てくるのを見て思わず出たのでしょう。自分の作品を手にし、釉薬でツルツルしているところや底のゴツゴツしていることろ、絵づけしたところを指でなぞったり、重さや冷えている作品の温度を感じたりしていました。「ほんものだ」と作品を手につぶやいた子がいました。自分で作った自分だけの作品が、家にある商品として買ってきていつも使っているものと同じように使えるものになったことを実感したのだと思います。それぞれ感じたことや学んだことは違うかもしれませんが、手にして実感できるものは説得力があるなと思いました。