学校生活ブログ

1月19日(水)困ったなぁと言える子に

2022年1月19日

給食を食べ終わり、クラスごと給食コンテナまで食缶を返却しにきます。きちんと並んでくるクラスもあれば、慣れた様子で各自が運んでくるクラスもあります。大体の子は、決められた時間内に食べ終わるのですが、時々献立の中に少し苦手なものがあると食べるのに時間がかかる子もいて、クラスの食缶返却が終わってから持ってくる子もいます。いつものようにお掃除を早めに始めていると、「先生・・・」とそばに寄ってきた子がいました。「あの・・・これ・・・」と手には食器を持っていました。いつもなら遅くても給食コンテナに返却できるのですが、今日はたまたまコンテナが給食センターへ運ばれた後で食器を返すことが出来なかったのです。目にうっすらと涙をためて「これを・・・」と困ったことを伝えようとしていました。「ちゃんと伝えることができて偉かったよ。食器は先生が預かります。他に困っていることはないですか?」と聞いてみると、「大丈夫です」と元気よく返事をしてくれました。自分でどうしてよいか分からなくなった時、困った時にそれを伝えることができることは、とても大切です。自分の中にしまっておかずに、誰にでもいいから「困ったよ」とか「助けてほしいな」と言葉でなくてもどんな方法でもよいから発信できる子どもたちにしたいと思いました。 写真:6年生図工の作品 思い出の場面を表現してあります