~令和4年度卒業式を迎えました~(2023/3/16)

おはようございます。本日をもって令和4年度の終業となります。1・2年生は進級、3年生はいよいよ卒業です。生徒代表の皆さんから、振り返りと、四月に向けての思いを伝えていただきました。皆さんもすでに4月以降のことを考え始めていることと思います。その実現を願っています。

今年度も新型コロナウィルスの中にあって、皆さんは、しっかりと日々の学びを紡ぎ、今日の日を迎えることができました。皆さんの日々の頑張りに、改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。

皆さんは、「初心忘るべからず」という言葉を聞いたことがあると思います。「初めのころの感動や純粋な気持ち、目標を忘れずに、ひたむきに物事に取り組む」という意味で使われています。

この言葉は、能楽の大家として知られる世阿弥が著した『花鏡』にあるようです。そこでは、「初心忘るべからず、この句、三ヶ条の口伝あり」とあります。「是非とも初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず この三、よくよく口伝すべし」という言葉です。「是非」とは良いこと、悪いことという意味ですので、良いことも悪いことも含めて修行を始めたころの初心の芸を忘れるなということです。「時々」は、時々という意味ではなく、修行の節目ごと、段階ごとに初心、未熟さを忘れるな、ということです。そして「老後」。これは私のような者に当てはまるかと思いますが、自分が経験者、熟練を重ねた者のように思うがそうではない。年を取っても自分が未熟であることを忘れてはならないということです。

未熟な時代の経験や失敗を忘れないように、常に自分を振り返り、戒め、常に上達しようとする姿勢を保ち続けることが大切ということになります。今日は終わりの日ではありますが、あくまでも一つの節目の日ですので、「時々の初心忘るべからず」で、来年度にむけて自分を振り返り、初心を大切にして自分自身の向上を目指してください。

※PDFでご覧になる場合はここ 230316 学校だよりHP版 から

 

~2月も残りわずかとなりました~(2023/2/27)

【校長講話】

1 保護者の皆様に感謝とお願い

こんにちは。お家の皆さんには寒い中ご多用のところ本校にお越しいただき感謝です。生徒の皆さんにはいろいろに頑張っていただきありがとう。お家の皆さんには日頃より学校、子どもたちのためにお力をかけていただき感謝です。ありがとうございます。

12月アンケートではたくさんのご意見をいただきました。私たち教職員も生徒の皆さんのために工夫、改善をしていこうと努力をしているところです。アンケートの中でうれしい事とうーんという事があります。皆さんの中で楽しい学校生活を送っている人がたくさんいる中で、今年、切ない思いをしたというアンケート結果をいただいています。友達の事で、様々な事で切ない思いをしている。これを重く受け止めています。担任の先生を中心にケアをしているところです。忘れてはいけないと思っています。うれしかったことは、私がという事ですが、「学校の事をお家の方によく伝えていますか」というアンケートで、「よく伝えている」で100%いただきました。だけど私は満足していません。お答えしている方が全員ではないからです。もしかしたらお答えしていない方の中で、まだまだ高遠中学校、校長、ちゃんと話をしていないぞと思っている方がいるかもしれない。そういう思いを頭の中、心の中に受け止めて話をしていきたいと思っています。

次にお願いです。特に1、2年生とお家の方にです。高遠中学校の大きな特色は4月の観桜期活動です。観桜期活動を通してたくさんの事を勉強しています。是非、来年の観桜期活動にたくさん参加してください。お家の皆さんも是非協力してください。たくさんの方が関わる事によって子どもたちのすばらしい姿を見てもらいたいし、高遠を訪れる方の笑顔をみんなで共有したいと思っています。

2 「高遠の子」

改めて今日お話したいのは、「高遠の子」と書いてある実践目標です。田山花袋「たかとほは山裾のまち、古き町 ゆきあう子らの美しき町」。私は、この「ゆきあう子らの美しき」の美しさって何だろうってずっと考えています。皆さんだったらどうですか。いろいろあっていいんだよ。校長室の詩を紹介します。

皆さんの大先輩、北原青雲先生が高遠の子に寄せて「素心」を残してくれました。私はこの素心が皆さんの柱、礎、そこに位置付くのでは、美しい心とは純真な心では、という思いでいます。その具体をお話しします。高遠の中学生のすばらしさはいろいろなところから聞こえてきます。授業を一生懸命受けている姿、清掃を一生懸命に行う姿、学校に来る皆さんが誉めてくださいます。例えば、高遠にツーリングで来た方が、中学生が横断歩道でお辞儀をしてくれた、その姿がとてもうれしくて、ツーリングの一番の思い出になったとお話を寄せてくれました。昨日も3人の男子生徒さん、横断歩道を渡った後、お辞儀を、お礼を返していました。同じ姿です。高遠の子はすごいな、いい子が育っているな、ありがたいな、皆さんに感謝です。

「高遠の子」。「挨拶愛語」美しい言葉、思いやりの心で自分を大事にしていこう、「清掃不言」一生懸命やっている、「花作相見」花づくりで美しい環境を作ろうとしている、「歌声響合」仲間との関りを大事にしていこうとしています。よく考えてみると、全て自分のためになっているけど、誰かのためにもなっている。挨拶は、自分の心を育てているけど、相手の方だってうれしいよね。人間関係を作っていける。清掃もそうでしょ。自分の使っている周りがきれいになるだけじゃなくて、周りの人だってきれいになっていれば気持ちいいよね。誰かのためになっていますよね。花作りもそうだよね。自分で育てて自分が気持ちいいだけじゃないでしょ。そこを訪れた人だって心が和むよね。歌声響き合いもそうでしょ。伊澤修二記念音楽祭の3年生の合唱、全校の「仰望」。聞いた人から、「高遠中学校の生徒さん、すごいね」「すごい歌声を聞かせてくれた」たくさんの方がすばらしかった、良かったと声を寄せてくれました。私自身も感動しました。皆さんの姿です。そうやって皆さんが一つ一つ実践目標をやっている中で、誰かのためになっている。2学期にもお話しました、自分のためにやっている事が、誰かのためになっている。「自利利他」と言いました。誰かのためにやっている事が実は自分のためになっている。苦しい事があるかもしれないし、せつない事があるかもしれないし、いやだなと思うことがあるかもしれないけれど、それは必ず誰かのためになっているし、自分のためになっている。苦しい事には価値がある。価値があることは尊い。尊い事なら頑張ろう。

3 思い出話

私は十数年前に一度この高遠中学校で理科の先生をやっていたときの思い出。平成18年、今から16年ほど前の話。3年生の学年主任をしていました。4月、修学旅行に一緒に行きました。3日目に比叡山延暦寺に行きました。2月上旬、雪の中、比叡山に下見に行って、是非高遠中学校の3年生に法話、お話をしてくださいとお願いに行きました。突然の訪問でお願いをしてきました。まさか実現するとは思わなかったけれど「やってもいいですよ」とお返事がきました。法話をしてくださった方は、小堀光實(こぼりこうじつ)先生。当時、延暦寺でとりまとめの仕事をされていたと思いますが、今は京都の三千院の門主さんをされている方です。その小堀先生からお話をいただきました。根本中堂で1時間の法話。小堀先生から当時の校長先生へのお手紙で、それまでなかったこととのこと、高遠中学生が初めてだった、ドキドキしながらお話しましたとのことです。

4 「只今」

そこで、小堀先生がこういう話をしてくれました。クイズじゃないですよ。「只今」って、皆さんは家に帰ると言いますか。言うよね。「只今」の言葉の前とか後ろに何がつきますか。お家の皆さん、どうでしょう。「只今」の前とか後にどんな言葉がつくのでしょう。当時の中学生は誰も答えませんでした。そこで山﨑、答えよと小堀先生が私を指名したので、私は「私の家には帰っても、両親は共働きで家にいませんでした」と返事をしました。そうしたら小堀先生、フォローをしてくれたんですけど「山﨑先生はよく分かってらっしゃる」と言うんです。私はその時全然分かってなかったです。この「只今」の前とか後につく言葉は「お母ちゃん只今」「お父ちゃん只今」「おじいちゃん只今」。皆さんを。皆さんが大事に思っている人、一番身近な誰かを呼んで「只今」って。どうでしょう。なんとなく分かりましたか。小堀先生はこう話をするんです。「子どもは(ごめんなさいね、皆さんのことを子ども、子どもって言っちゃいけないんだけど)、家に帰ると大事な人を探すんです」外に行って帰ってくると、一番大事な人を探すんです。小堀先生は、「父ちゃん只今」「母ちゃん只今」と言う人が少なくなったという話を残してくれました。そして、中学生に「おじいちゃん、おばあちゃん、弟さんや妹さんにとって、居てもらわなくてはならない人になってほしい」「みんなには、誰かにとって居てもらわなくてはならない人になってほしい」そう言葉を結んでくれました。自分のためにやっている事が誰かのためになっているという話をしたんだけれど、もっと大事な事は、君たち一人一人は必ず誰かにとって「居てもらわなくてはならない人」なんだよ。すでにそうなっている。だから、自分をうんと大事にしてください。お家の方にとって皆さんは宝物です。

最後に小堀先生が、「いやあ、この高遠中学生はよく話を聞きますね、山﨑先生、この3年生をどういう風に見ていますか」と。当時、私は「今までいくつか学校を回ってきたけれど、こんなに行儀のいい生徒はいません」と答えました。今はちょっと違います。「こんなにすばらしい生徒は、他にはおりません」と。そう答えたいです。 お話を終わります。

※PDFでご覧になる場合はここ 230227 学校だよりHP から

~3学期が始まりました~(2023/1/25)

あけましておめでとうございます。1月10日から3学期が始まりました。短い学期ですが、どの生徒さんにとっても大切な日々となります。充実した学期となることを願っています。今年もどうかよろしくお願いします。

あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

新しい年の始まりとして、2年前は目標実現に向けて「発心・決心・継続心」が大切という話をしました。昨年は相手の話をよく「聴く」そして自分の考えを「話す」という話をしました。

3学期の登校日数はわずかですが、3年生にとってはとても大切な一日一日となってきます。2年生は高遠中学校を背負っていく準備が、1年生は先輩となる準備が待っています。あっと言う間に過ぎていく日々の中で自分を大切にしてほしいと願い、今日は「もう一人の自分を育てる」、「新しい自分との出会い」という話をしたいと思います。

皆さんなら、何を言いたいのかおおよそ気づいたかと思います。ちょっと目を広くすれば穴のあるところが分かるでしょ、そこに行けばいいでしょ、と。そうなんです。アブはそこに気付かない。人間も、いつの間にかアブのように周りが見えなくなってしまうことがあるのです。なぞかけのような言い方ですが、「アブでしかない自分は、アブではない。振り返るもう一人の自分があるから、アブであることが見える。」もう一人の自分を育てておく、自分から離れて自分を見つめることを心がけておくことで、苦しかったり悩んだりしている時に、自分を見失うことなく対応できるようになるということです。この「もう一人の自分を育てる」ということは日頃の行いでできます。

「新しい自分との出会い」という話をします。

皆さんは生活記録を書いています。その日の出来事について、自分の考えや思いを書いています。きっと昨日とは異なる、新しい自分がそこにいると思います。また、日々の授業では、振り返りの時間があります。これまで気づかなかった新たな考えに出会った自分、分かるようになった自分、できるようになった自分がそこにいます。このように自分を客観的に見つめることが、「新しい自分との出会い」となり、「もう一人の自分を育てて」いくのです。

この3学期。友を見つめ、そして自分を見つめる。充実した日々となることを願っています。

人権作文コンテストには、毎年夏休みの課題の一つに入れて、生徒の作文を応募させていただいています。この度、昨年度に引き続き「感謝状」をいただきました。応募した作品のすばらしさはもちろんのこと、自己を振り返り、周りの人々への思いを深めていく姿勢が認められたものと受け止め、感謝状の授与に改めて生徒の皆さんに感謝の思いをここにお伝えしたいです。

人権は常に意識し、自らを戒め、周囲への思いやりを大切にしていく不断の努力が必要です。これは生徒に限ったことではありません。教職員、保護者の皆様、地域の皆さんをはじめ全ての人に求められています。

本校も人権強調旬間をはじめ、日常の学びの根底に人権教育を置いて教育活動を行っています。しかしながら、12月の生徒・保護者アンケートをはじめ日常生活の中で、いじめられて切ない思いをした生徒がいることも重く受け止めており、まだまだ十分とは言い切れないと反省をしています。切ない思いをしている生徒さんの気持ちに寄り添い、解決・解消できるようこれからも努めてまいります。

本校には「相談窓口」を設置しています(相談室:宮下子どもと親の相談員・小澤SC、保健室:名和養護教諭、校長室、職員室等)。学級担任に限らず、どの職員でもかまいません。心配なこと、気がかりなことは自分でため込まずに、職員に相談してほしいと願っています。希望がありましたら気軽にお電話ください。

いじめ・差別のない学校、社会を目指し、解決・解消の道を共に歩んでいきたいと思います。

※PDFでご覧になる場合はここ 230125 学校だよりHP版 から

~2学期が終了しました~(2022/12/23)

今日で2学期が終了しますが、皆さんにとって充実した2学期であったことを願っています。

今年は全校で大根づくりにチャレンジしました。耕し、種をまき、草取りをし、収穫し、食すという「食と農」、食の循環を体験しました。給食センターに提供することで中学校だけでなく小学校の皆さんにも食べていただくことができました。

各学級、花壇づくりに励み、多くの方に見ていただきました。挨拶運動。生徒集会、SDGs標語にも取り組みました。10月から始まったゴミ拾い登校。生徒会の新たな企画です。

3年生の家庭科の学習。保育園の園児のために玩具をつくり、届けてくれました。

少し視点を変えて見てください。森林学習でお世話になった先生方。修学旅行先でお世話になった宿の皆さん。登山のガイドさんや保護者ボランティアの皆さん。読み聞かせに来てくださるボランティアの皆さん。

ここまでいくつか紹介してきましたが、共通していることは何だと思いますか。いろいろな答えがあると思いますが私はこのことを皆さんと共有したい。

それは、自分の行い、自分の存在そのものが誰かのためになっているということです。単に自己犠牲という意味ではなく、自分にも得るものがあり、そして自分以外の人のためにもなっているということ。「自利利他」(じり りた)と言います。自分の利益が他人の利益にもなっていることが大事という考え方です。大事なことは、自分にも、そして周りの人にとっても良いことをしていくということです。

講道館柔道では、「精力善用自他共栄」、自分の力を良いことに用いることが、自分も自分以外の人も共に栄えるという意味になります。柔道は世界に広がっていますが、どの国でも大事にされている精神です。言葉が続いていますが、最後に次の言葉を紹介します。

「諸悪莫作 衆善奉行」(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう)。この言葉に続いて「自浄其意 是諸仏教」(じじょうごい ぜしょぶっきょう)という言葉が続きますが、簡単に言うと、悪いことはしない。善いことは実行しましょう。そうすることが自ら心を清めることになる。それが仏様の教えですよ。という意味です。このことは、「恕」の心、自分がされていやなことは人にはしないという心にも通じます。言葉で言うのは簡単ですが、実際の行いはなかなか難しいと言われます。皆さんはどうでしょうか。

この一年、自分の行いを振り返り、来年につなげてください。よい年をお迎えください。

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~伊澤修二記念音楽祭~ (2022/11/11)

みなさん、こんにちは。今日の校長講話も、新型コロナ感染症感染防止のために、ZOOMにて行います。パワーポイントでお話をしていきます。なお、私の話はあまり長くありません。宿題を出しますので、残った時間で学級、グループで話し合いの時間にしてください。

今、高遠中学校は人権強調旬間の期間中です。人権については、常に考えるべきことですが、イベントを通して、意識を高めていくために強調旬間を設けていると考えてください。今日の話もつながっています。10月24日に「入安ムニレさん」をお招きして講演を聞きました。皆さんはどのようにムニレさんの話を聞き、何を考えたでしょうか。

講演を聞いた生徒さんの感想をたくさん紹介したいのですが、時間も限られています。一つ紹介しますので、目で追って読んでください。

入安さんは、「どこの国ですか」と聞いてほしい。そして、忘れないでほしいと話してくれました。ここにあるように、「その人のことを知ろうとしたい」。関心を寄せ、思いをもって接していくことの大切さを教えてくれています。人とのかかわりを作る上で、とても大切なことを教えていただきました。

これは、堀米先生のお許しをいただき、3年1組学級通信で、講演を聞いた堀米先生の言葉です。お読みください。

この「ただ人間がいる。それだけです」とは、どういうことを言っているのか、考えたいと思います。

私たちは、何らかの集団の中に位置づいています。例えば、高遠中学校の生徒、学級の一員。家族の一人。あるいは、仲良し友達の中の一人。広く、伊那市の市民であったり、日本人として生活しています。これが社会とのつながりと言えます。集団の一員としての役割を果たすことで所属感であったり、自分が役に立っているという満足感や自己有用感を得たりします。

逆に、そのグループから外されることの怖さも知っています。いわゆる「仲間はずし」と言われるものです。いじめや差別は、集団やグループの中で起きているのです。

では、「私」とは何でしょう。3年生の美術で「自分らしさ」をテーマに制作をしています。作品を通して自分を見つめていることと思います。先日、「自分らしさ」につながる言葉を教わりましたので、紹介します。

それは、「持ち味」という言葉です。自分に備わっているもの、考え方や行動、特技や心根など、他の誰とも異なる自分だけのものです。この持ち味、自分らしさが集団の中で働くことによって、充実した生活が生まれるのだと思います。今、集団に働きかけると言いましたが、発言したり、リードすることだけが働きかけではありません。人知れず教室のゴミを拾う行動もすばらしい持ち味ですし、仲間を大切に思いやる心もとても大切な持ち味です。自分を大切に、自分を見つめていくことで、自分の持ち味、自分らしさが見えてくるのではと思います。それを大切にしてほしいと願っています。

では、ルロイ修道士の言葉「ただ人間がいる。それだけです」とは、何を意味しているのか。ここから先は、皆さんが考えてください。その考えが行動につながってきます。これからの皆さんの姿に学びたいと思います。

以上で話を終わりにします。

※PDFでご覧になる場合はここ 221111 学校だよりHP版 から

~第64回聖桜祭を終えて~ (2022/10/18)

※PDFでご覧になる場合はここ 221018 学校だよりHP から

百花繚乱~聖桜祭にむけて~ (2022/09/16)

※PDFでご覧になる場合はここ 220916 学校だよりHP用 から

3学年修学旅行(7/27~7/29) (2022/07/12)

同窓会会長 矢澤 淳

保護者の皆様、地域の皆様には日頃よりご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございます。学校だよりにて、高遠中学校同窓会についてのお知らせとお願いをさせていただきます。

高遠中学校同窓会は、昭和43年3月の設立総会を経て同年6月の役員会をもって発足いたしました。本年で54年目を迎えます。これまで周年記念事業への協力や会員名簿の作成、部活動が全国大会に出場した際には運動部基金を立ち上げて寄付を行ってまいりました。近年は中学3年生の卒業に合わせて同窓会入会式を執り行っています。

この度、同窓会役員の交代並びに会則改正を行いましたので、同窓会会員(昭和22年開校の高遠中、長藤中、三義中、藤澤中、河南中並びに統合高遠中卒業生)が多くお住まいになっている高遠町の皆様にお知らせいたします。

去る8月1日、新役員による第1回理事会を開催いたしました。会則の改正の確認、周年記念事業の方向性について話し合いました。来年3月の同窓会入会式には役員が出席し、卒業と同窓会への入会をお祝いするとともに、母校の発展に力を合わせていくことを確認してまいりたいと思います。今後も同窓会へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

(会則の主な改正点)

・役員の人数を減らしました。

・総会を開催することが難しいため、理事会(役員)により事業が進められるよう機能性を重視しました。

*高遠中学校のホームページに同窓会のページを開設し、会則など掲載をお願いしていく予定です。

2学期始業式 校長講話

おはようございます。およそ1か月の夏休み、どのような生活を送ったでしょうか。3年生は充実した修学旅行を行うことができました。吹奏楽部は、コンクールで銀賞を受賞しました。今日から2学期です。学期の始まりにあたり、大事にしてほしいことをお話します。

これは、高遠中学校の実践目標「挨拶愛語 清掃不言 花作相見 歌声響合」です。共通することは、他者との関わりについて示していることです。他者とは、人だけにとどまりません。ものであったり自然であったり、自分以外のものとの関わりについての実践の糸口を示していると考えてください。

他者との関わりについて考えます。これは、おととしの2学期始業式でお話した3つのCです。1つ目はコンパッション。共感とか思いやりという意味。自分の感情の部分のこと。2つ目は、コミュニケーション。話し合い。手段、方法のこと。3つ目は、コミュニティ。共同体という意味です。集団の在り方を示しています。この3つに共通することは、自分以外の人とどのようにかかわっていくかということです。

論語には、このような言葉が残されています。読みます。・・・「仁」も「恕」も思いやりの心を示しています。その具体は、自分がしてほしくないことは他人にしてはいけないということを述べています。

仏教の中でも「無財の七施」という教えがあります。一つ目、「眼施(げんせ)」といいます。

これは優しい眼差しで人に接するということです。二つ目、「和顔悦色施(わげんえつしきせ)」といいます。これは、なごやかで穏やかな笑顔を見せましょうということ。三つ目、「言辞施(ごんじせ)」といいます。これは、相手を思いやる優しい言葉をかけましょうということ。四つ目は、「身施(しんせ)」といいます。これは、他の人のため、世の中の役に立つために自分の体を使うということ。五つ目は、「心施(しんせ)」といいます。同じ「しんせ」と言いますが、こちらは心で行うこと。「他の人のために、心をくばる」ということ。六つ目は、「床座施(しょうざせ)」といいます。これは、座っているところをゆずるということ。 七つ目。「房舎施(ぼうじゃせ)」といいます。これは、日頃から、お客さんをお迎えできるように、家の整理整頓や掃除に心がけるということ。また、雨の時に傘を持っていない人に傘を差し掛けるという思いやりの行いも示しています。

ここまで、他者との関わりについて話をしてきました。話はすこし変わりますが、3年生の修学旅行は奈良・京都でした。3年生には、「まほろば」「みやび」という言葉に加えて、「いくさ」という視点で奈良や京都に学んでほしいという話をしました。現代の日本、戦後77年たちましたが、まだまだ戦争の傷跡が残っています。先日、高遠町歴史博物館の「出征兵士と家族の肖像展」を見てきました。写真と添えられた言葉の重さを感じてきました。近隣諸国との関係について、さらにヨーロッパでも今なお解決していない問題を抱えています。「think globally act locally」と言います。私たちにできることは、世界のいさかいを思いつつ、今、身近にあるいじめや差別をなくすことです。今日、私が話した内容を振り返り、生かしてください。以上で始業式の話とします。

※PDFでご覧になる場合はここ 220823 学校だよりPP版 から

 

2学年職場体験学習(7/5~7/7) (2022/07/12)

学びの姿 ~1年生数学科研究授業~

7月14日、1年生数学の授業研究会を行いました。他校の先生もお見えになって、数学の授業の教え方や学び方について研修させていただきました。どの生徒さんも一生懸命に問題を解こうと見通しをもって考え、話し合い、考え方を深めようとしていました。1年生の皆さん、緊張しましたか?

県中学校総合体育大会(剣道・男子、佐久市長野県立武道館)7月16日

石川玲音さんが出場しました。1回戦敗退でしたが、次に生きる経験を積めたものと思います。新人戦に向けて、さらに技量を高めていってください。お疲れさまでした。

 

ネットモラルを学ぼう  ~南澤信之先生講演~

7月14日、全校でネットトラブル未然防止の学習を行いました。自分が被害者にならないために、そして加害者にもならないために、必要な学習です。資料も配布されましたので、生徒の皆さんだけでなく、お家の方と一緒に考えて、事件や事故に巻き込まれないようにしましょう。

 

 

学び・イノベーション ~1学期終業式校長講話~

1学期の終業の日を迎えました。皆さんにとって充実した1学期となったでしょうか。

ここで、4月からの学校の様子をわずかですが、写真で振り返ります。その時の自分はどうだったでしょうか。今日、お話をしたいのは、学びはイノベーションであるということです。「イノベーション」時々耳にしますが、聴いたことはありますか。「イノベーション」の意味をウィキペディアで調べてみますと、このようにありました。目で追って読んでください。「イノベーション」は、技術革新という訳で、すでに1958年の経済白書で使われています。高度経済成長に向けて、社会全体が新しい技術を求めていた時代に生まれた言葉といえます。

現在の話です。話が飛びますが、皆さんの住む伊那市に目を向けてみると、ここにあるような言葉が伊那市の代名詞となってきています。耳にしたことのある言葉もあると思います。私は、ここにある内容は、新しいものを生み出しているという意味で、一つのイノベーションだと考えています。

これは「ドローン配送サービス」という新しいシステムに関係する課題を挙げてみました。下の3つの課題を解決するために、上の4つの吹き出しの課題をクリアすることで、ドローンサービスが実現するという図式です。これは私の考えですので、実際はもっと複雑で多様だと思います。課題を解決した先に、新しい技術やシステムが生まれる。ちょっと格好つけていうと、「課題解決の先に未来がある」です。

新しいものを生み出すには、課題を解決していくことが大事という話になってきました。課題解決のために、何が必要かという話をします。一般的な手順として考えられるものをあげてみました。簡単に言うと、何が課題なのかを明らかにして、こうすればできそうかなと考えて、試したりやってみたりする。うまくいかないことが当然多いと思いますが、なぜうまくいかなかったのかを考えて、再度挑戦する。その繰り返しでうまくいったら、なぜうまくいったのか、解決できたのかを振り返っていけば、つぎもうまくできるということです。この手順は、すでに皆さんは経験しています。高遠中学校の学びはこれがベースになっているからです。

もう一つ、新しいものを生みだす力として必要なものがあります。それは、自分一人ではできないこと。相手から学ぶということです。ちょっと格好付けていうと「対話する」ということです。ヘーゲルの弁証法の話をしたことがありますが、異なる考えと出会うことで、新しい考えが生まれるというというものと同じです。体験を通して学ぶことも含めて、この学びも高遠中学校で大事に取り組んできています。

授業で話し合いをする機会が多くあると思いますが、話し合いの基本は、自分の考えを出し、相手の意見をよく聞き、吟味して、自分の考えと照らすことです。どちらがよいかという二者択一の考えにこだわることなく、お互いのよい部分を併せ持った、新しい考え方が生まれてきたらいいですね。これが新しいものを生み出した瞬間とも言えます。皆さんには、イノベーションにつながる力を身に着けてほしいと私は考えています。先ほどの写真もそうですが、みなさんの生活や学習すべてに、いまお話した学びの道筋が成り立っているといってもいいと言えます。

明日から夏休み。ほぼ1ヶ月の休みとなります。各学年、教科から課題が出ていますが、いわゆる夏休み帳・課題帳はありません。自分は何を課題として、どう取り組むか。自分に挑戦する休みです。やればやっただけ自分のものになる。自由度が高い分、自分で責任を負うという厳しさも含まれています。苦手なことを克服していくことは大事ですが、得意なことを伸ばしていくことも大事です。例えば課題作文を1つ出すことになっていますが、得意だ、やってみたいと思ったら、2つ、3つと出したっていいのです。それが自主、自立です。お手伝いや地域行事への参加も同じです。

安全第一、交通事故や水害などの災害事故に巻き込まれないよう、過ごしてください。休み中に3年生は修学旅行。休み明けには2年生の登山が待っています。充実した夏休みを過ごしてください。

 

※PDFでご覧になる場合はここ HP220722 学校だより から

7月以降の行事について (2022/07/12)

令和4年度学年・学校行事について

日頃より本校教育活動にご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。新型コロナ感染症対策により、これまで多くの行事について変更等を余儀なくされてきました。4月以降、感染レベルが下がり、ほぼ予定されている行事が滞りなく行えるようになりましたが、ここにきてやや拡大傾向が見られ心配をしているところです。これからも感染防止対策を行いつつ、各行事をおこなっていきますので、ご理解とご協力をお願いします。各行事においては、休校、学年・学級閉鎖等がない限り感染症対策を行いつつ実施を予定しています。行事に向けて感染防止対応と健康観察を続けてください。新型コロナ感染に限らず、急な発熱の場合なども参加を見合わせていただくようお願いする場合がありますので、ご家庭でも体調管理をお願いします。

○3学年修学旅行(7月27日~7月29日)・・・奈良・京都方面2泊3日の旅行日程です。バス見学、班別見学を予定しています。

(3年生、修学旅行に向けてグループ学習中) 

○2学年仙丈ケ岳登山(8月24日~8月25日)・・・仙丈小屋への宿泊が可能となり、泊を伴う登山ができるようになりました。

○聖桜祭(9月30日~10月1日)・・・例年とほぼ同じ日程にて開催の予定です。音楽祭については、学級・学年合唱を予定しています。保護者の皆様の参観について、可能な範囲での参観ができるよう計画を練っているところです。あらためてお知らせいたします。

○伊澤修二記念音楽祭(10月29日・土曜日)・・・(予定)午前:高遠町文化体育館にて小中学生発表・アンサンブル(移動・昼食)、午後:東京藝大シンフォニーオーケストラ、中学生アンサンブルとの共演。オーケストラは、令和元年度以来の演奏となります。全校生徒、3学年の歌声を文化体育館で披露します。

高遠小学校1年生の皆さんが給食センターの見学に来ました。6月27日

高遠小1年生が給食センターを見学しました。本校渡辺栄養教諭の質問や説明に元気な声で答えていました。

  

「歌声響合」

高遠中学校で大切にしている実践目標の一つ、「歌声響合」。いよいよ今年度も聖桜祭、伊澤修二記念音楽祭に向けて、学級・学年で活動が始まりました。伊沢修二記念音楽祭(10/29土)では、3学年合唱と全校合唱「仰望」を歌う予定です。当日は東京藝術大学オーケストラの演奏が3年ぶりに復活の予定。新型コロナ対応のために例年通りとはいかないと思いますが、生徒の皆さんにとって未来のプロの演奏を直に味わう貴重な一日となると思います。高遠中学校としても、「歌声響合」の心意気をお伝えできることを願っています。

  

部活動の活動時間について

日頃より本校部活動についてご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。いよいよ剣道部県大会、吹奏楽部南信A地区大会があります。生徒の皆さんの活躍を期待しています。 さて、6月市議会にて部活動の時間短縮にかかわっての質問がありました。市教育委員会から保護者の皆様に、市教育委員会の考えについて改めてお伝えし、ご理解とご協力をお願いするところです。なお、本校部活動の今後についても検討をしておりますので、改めてお知らせできればと考えています。

【6月議会、市教育委員会の答弁(部分)】・・・○中学校の部活動は、技術や競技力の向上はもとより、言葉遣いや挨拶、マナーの向上、コミュニケーション力の伸びなどが期待でき、さらに学年を越えた人間関係や顧問とのつながりなどによる学びも期待できる活動です。/○また、日頃の練習の成果を大会やコンクールなどで発揮することを通して、充実感や達成感を味わうことは、バランスのとれた人間形成にとって大切な場であり、部活動を通して築いた友情は、生涯にわたっての大きな財産にもなるものです。/○このように、教育的意義がたいへん大きい活動であるが、一方で、過度の活動による弊害も指摘されており、勝利至上主義と捉えられかねないような指導も散見され、生徒の心身にとってよりよい成長を促していくためには、部員一人一人に対するきめ細やかな指導とともに、休養日や一日の活動時間等の適切な設定が必要となっていました。/○このような状況を踏まえ、国は、平成30年3月に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定しました。/○これは、スポーツ医・科学の観点から、1週間で16時間を超えると、スポーツ障害や外傷の発生リスクが高まる等の、ジュニア期におけるスポーツ活動時間に関する研究も踏まえたガイドラインとなっており、これを受け、長野県教育委員会は、平成31年2月に「長野県中学生期のスポーツ活動指針」の改定を行っています。/○改定の主な内容として、運動部活動の延長として行われている社会体育活動については、「①:活動の過熱化の一因となっており、長時間に及ぶ活動による生徒や家庭への負担、学習生活とのバランスを欠くといった問題が指摘されていること」、「②:万が一の事故が起こった場合の責任の所在があいまいな状態であることが指摘されていること」、「③:活動との関係性があることから、任意の参加であっても、参加せざるを得ない状況や雰囲気が指摘されていること」を理由に、「廃止」としました。/○また、運動部の活動規準として、「①:学期中は、週当たり2日以上の休養日を設けること」、具体的には、平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日は少なくとも1日以上を休養日とすることや、「②:1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日は、長くとも3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的かつ効率的・効果的な活動を行うこと」などが示されました。/○このような状況を受け、伊那市においては、「スチューデント・ファースト」を大事にし、生徒の心身の健全な成長の保障と教員の負担軽減を図るため、国のガイドラインと県の活動指針に則り、令和2年4月に「伊那市立中学校活動運営方針」を策定し、県の方針に従い、令和2年度から、「部活動の延長としておこなわれている社会体育活動」は行わないこととするとともに、週2日の休養日を置くこことしました。/○なお、この方針は、もっとスポーツを楽しみたいという子どもたちが「地域において実施されている社会体育活動」に参加することを認めないというものではありません。/○現在、それぞれの中学校で行われているより願わしい部活動の形をつくろうとする取組は、全て伊那市の「スチューデント・ファースト」の理念に基づくものであり、その理念を具体化する取組を支援していきたいです。

・・・現在本校では、次年度に向けて「高遠中学校部活動運営計画(運営方針)」の見直しにむけて校内で検討を始めました。生徒数減少や職員数の減員を踏まえつつ、生徒の部活動で頑張りたいという願いや、職員個々の思いも受け止めつつ、策定検討をしています。今後、伊那市教育委員会の助言・指導をいただきながら、PTAや高遠中学校コミュニティ・スクール運営委員会、部活動保護者指導者合同ミーティング等の会合でご検討いただき、令和5年度を迎えたいと考えています。今しばらくのお時間を頂戴したいと思いますのでご理解とご協力をお願いします。

「1学年PTA親子作業 ありがとうございました。」・・・7月9日(土)、1学年の生徒さん、PTAの皆さんによる親子作業がありました。校舎内外の環境整備をしていただきました。ありがとうございました。また、ボランティアの皆さんが校庭の草取りをしてくださっています。お陰様で校庭がとてもきれいになっています。ありがとうございます。

保護者の皆様へ 「学校給食費に市の補助」

学校給食にかかわって、6月伊那市議会定例会において、「伊那市新型コロナウイルス感染症対策予算」が認められました。物価高騰の社会情勢を踏まえ、学校給食の質と量を維持するため学校給食会計に対して、食料、原材料の値上がり分を補助するというものです。お預かりした給食費と市からの補助により学校給食運営をすすめてまいりますので、ここにお知らせいたします。

※PDFでご覧になる場合はここ HP220712 学校だより から

PTA 「親子ふれあい講座」 (2022/06/30)

中学校総合体育大会南信大会 結果

汗水流して取り組んできた運動部活動の集大成、南信大会(6月4日~26日)が終わりました。試合結果については以下のとおりです。剣道部個人で2年の石川さんが県大会出場を決めました。おめでとうございます。(*結果の詳細はPDFを参照ください。)

1学年木工製作

~木造建築 担い手育成事業~ 6月16日、技術科にて「木造建築担い手育成事業(県)」の一環として、昨年度に引き続き本校で体験学習を行いました。

  

PTA親子ふれあい講話」       

6月24日、3年ぶりにPTA「親子ふれあい講座」を開催することができました。一昨年度から、全生徒と保護者の方を対象とした活動にしようと計画してきた企画です。新型コロナのために2年続けて中止となり、今年度も開催があやぶまれましたが、環境が整い、無事に開催することができました。講師をお引き受けくださった皆さん、企画・運営に携わりましたPTA役員の皆さん、ありがとうございました。

「ケーキ作り」   

「歩き方講座」   

「桜守のお話」   「フラワーアレンジメント」

  

「高遠そば」    

「高遠焼」    

「高遠まんじゅう」  

ひとりでなやまないで

長野県子ども支援センターなどの相談窓口(ダイヤル・2022.4月現在)下記学校だよりに掲載してありますので、不安な気持ちや相談したい時にはお電話ください。

※PDFでご覧になる場合はここ HP220630 学校だより から

蓮の花 (2022/06/15)

中学校総合体育大会夏季大会南信地区大会 「壮行会」6月10日

4日の卓球個人戦を皮切りに、夏の大会が始まりました。保護者の皆様には、これまでに会場への送迎をはじめとして様々にご支援をいただきましたことに感謝申し上げます。現在、「南信一本化」といって、上伊那地区予選会を経て南信大会ではなく、南信大会からスタートするという形に大会が変わりました。これまで練習してきた成果、仲間と築き上げてきた信頼を大会に発揮できたことと思います。ありがとうございました。

  

校内写生会 5月30日

天候に恵まれ、写生会を行うことができました。今年度は校舎内外に目を向けて写生に挑戦しました。

  

  

「宿泊体験学習」1学年 5月25日~26日

1年生の体験学習が行われました。1日目は雷雨も心配されましたが、計画通りの内容で体験学習を実施することができました。仲間との絆を深め、学級のまとまりを築き上げる2日間となりました。

  

  

  

  

2度目の花壇作業 6月3日

いつの間にか伸びてくる雑草との闘いです。苗もポットへの移し替えがはじまりました。

生徒会 オンライン集会 6月8日

集会では、オンライン配信で、過ごしやすい高遠中学校について、今年の聖桜祭について考えました。

  

2学年キャリア学習 6月6日

人財育成コンサルタントの野澤君枝さんをお招きしてマナー教室を開きました。

~野澤君枝さんからのメッセージ~

…今回の講座では、マナーとは形式ばかりが優先されるのではなく、相手に関心を寄せ、気づき、考え、伝えていくものだとお伝えしました。仕事は世代の違う人と人との関係の中から生まれること、その中でマナー力は、コミュニケーションスキルの一つであり、人とつながる力であることをお伝えしました。学校生活は社会に出るための準備する期間でもあり、得意なことを知る機会と同時に苦手なことを知る期間。好きなことを仕事にできたとしても苦手なことも当然しなくてはいけなくなる。職場体験ではその意味も理解につながる良い機会だと思っています。高い感性でいろんなことを学んできてくれることを願っています。…

  

3学年 修学旅行学習開始 6月3日

「…新型コロナウィルス感染症の流行で、皆さんの中では、京都や奈良に行けるんだろうか、という心配があるかと思います。流行の様子次第、というところはあるものの、今のところは京都奈良への旅行を実施する予定でいます。中学校生活、一度の修学旅行が充実したものになるよう、学習を進めていきましょう。…」(3学年便りより)

「修学旅行集会と係決めをしました。班長、係長ではないけど、任せっきりにならず、自分も積極的に活動したいし、係などのやるべきことをしっかりやって、みんなが楽しめるように準備から進めていきたいです。」(3年生生活記録)

「蓮の花」 校長講話 6月1日

こんにちは。2、3年生は中間テストでお疲れさまでした。また1年生は、宿泊体験学習でお疲れさまでした。それぞれに成果と課題を見いだし、これからの生活につながっていくことを願っています。さて、今日は、かつてお話したことがある話ですが、命と心を守る話としてお聞きいただければありがたいです。最初のスライドですが、4枚の桜の写真。一言で「桜」といっても色や形が異なることが見てとれると思います。タカトオコヒガンザクラとも違うことが分かります。次の写真です。大きな写真は堀米先生が撮ってくれました本校の池にある蓮(ハス)の花です。

となりの2つの花も蓮ですが、色も形も異なります。蓮といってもいろいろあることが分かるかと思います。

これは、2年前の学校だよりで紹介した阿弥陀経にある言葉です。

「池の中に蓮華(ハス)あり。大きいこと車輪のごとし。青色の蓮華は青色の光を放ち、青色の陰をもつ。黄色の蓮華は黄色の光を放ち、黄色の陰をもつ。・・・諸々の色の花は諸々の光を放ち、諸々の陰をもつ。それらがあって美しく、香しく清らかである。」という意味と受けとめています。これと比べてみてください。お経の中にはこのように「陰」のところがないものも見たことがあります。

生き方として、また人とのかかわりの中で、光ばかりで過ごすことはまずないと思います。また、人として光ばかりの生き方をしていることもないと思います。どの人も光の部分もあれば、人には言えないような陰の部分、悲しみやつらさを抱えて生きています。そういう人だからこそ、相手の苦しみや悲しみを感じ、分かち合えるのではないかと思います。だから光も陰も両方あるからこそ、美しく深みのある、香しく清らかな人になるのではと解釈をしました。

かつてこの経を教えてくださった方から、次のことばをいただきました。

「光は確かにすばらしいものだが、陰もとても大事なものだよ」

今日、みなさんには命と心の話としてお伝えしました。仲間とのかかわりの中で、自分自身の中で、この話が少しでも役に立てばと思っています。ありがとうございました。(*「微妙」(みみょう)美しさや味わいがあるの意。)

※PDFでご覧になる場合はここ HP220615 学校だより から

桜の塩漬け・生徒総会・部活動発足会 (2022/05/30)

桜の塩漬け(2学年)

4月25日、ポレポレの丘にて八重桜の花摘みを行いました。また26日には桜の塩漬けを行いました。ルーラの会、商工会女性部の皆さんから指導をいただきました。塩はメキシコの粉砕塩とのことです。来年の観桜期での桜茶のサービスができることを願っています。2学年の総合の時間での活用にも期待しています。

  

  

生徒総会 4月21日 スローガン「開花~繋がる 支える 広がる~」

本年度のスローガンは、「開花~繋がる 支える 広がる~」です。共に考え、共に働き、共に築き上げていく生徒会として期待大です。総会はオンラインでしたが、進行や連携、機械操作などよく準備され、活動をスタートすることができました。生徒会では、今年度もSDGsの取組をすすめてまいります。生徒会「さくら通信」には、各委員会のSDGsの取組が紹介されています。持続可能な生徒会を通して、持続可能な社会づくりにつながることを期待しています。

  

全校花壇作業 4月25日 「花作相見」

「今日は花壇作業がありました。畑を耕したり雑草を抜いたり肥料をまいたりしました。・・・栄養が沢山あって、きれいな花を咲かせられるように、次回も一生懸命やりたいです」(1年生)

  

部活動発足会 5月9日 「苦楽を共にする」

「今日は仮入部がありました。その日の練習はバスケットシューズを履いて行いました。今日の仮入部はいつもと違い、ウォーミングアップや掛け声、パスなどを行いました。正直すごく厳しかったけど、先輩たちは難なくこなして「すごいなぁ」と思い、あきらめずに本入部も頑張りたいと思いました。」(1年生)

  

小中連絡会 音楽科参観授業(1学年)

5月6日、小学校の先生方に中学1年生の授業を参観いただきました。タブレットを用いたリズム創作の授業でした。自分のイメージをすぐに譜面に表したり修正したりする作業がスムーズにでき、グループセッションもしました。小学校の先生方も「すごい」と誉めていただきました。

避難訓練(水害対応) 5月16日

梅雨の時期を控え、5月16日に、水害を想定した避難訓練を実施しました。

「苦楽を共にする」(校長講話に代えて)

4月のPTA総会で校長講話をする予定でしたが、取りやめとなり、保護者の皆様に直接お話することができないことを申し訳なく思っています。本年度、高遠中学校では、これまでにお知らせしましたように、基本的な学校運営の方針は昨年度に引き続き、「素心」(高遠中学生の純真な心を表現する言葉)を理念に置いて、実学の精神を大切に教育活動の中心に据え、教科をはじめとする教育活動を展開してまいります。

今回の学校だよりにも、例年行われている諸活動を紹介させていただいておりますが、それぞれの活動の共通点として、直接体験を通した学びを実践していることが挙げられます。毎年行っている行事で、改めて直接体験とか実学と言われても…と思われるでしょうが、体験を通して学ぶことの大切さについて、共通理解が得られることを願っています。

「1時間目に土砂災害を想定した避難訓練をしました。避難する前に土砂災害についての動画を見ました。実際に災害に遭った人のお話や実際の土砂災害の映像を見て、一瞬で建物や木、人の命も飲み込んでしまう土砂災害の怖さを知りました。ここは山や斜面がけっこうあるので、身近な自分たちのこととしてしっかり考えなければいけないと思いました。家に帰ってお母さんや兄弟と、もし避難指示や起きそうな予感がしたらどうすればいいか、どこが危険か話し合いました。自分の命を自分で守れるようにしたいです。」(3年生)

過日行われた避難訓練についての生活記録です。実際に避難行動を行うとともに、話を聞くなどの疑似体験、地域を知ることによる自分事としてのとらえ、そして家族との対話を通して、学びを深めています。実学は、役に立つ学問と言われますが、避難訓練も実学と言えます。これからも体験的な活動を大切にし、多くを学び、将来につなげてほしいと願っています。

さて、5月9日に行われました部活動発足会にて、「苦楽を共にする」という話をさせていただきました。部活動入部の生徒対象でしたので、全員ではないため聴けなかった生徒さんもいます。保護者の皆様にも、概略になりますが、その思いをお伝えしたいと思います。

私は、中学3年間(3年1学期まで)、野球部に所属しました。大会成績は0割0分0厘(1打席)です。試合に出られたことを喜ぶべきでしょうが、それよりも私にとって今なお忘れられない、うれしい思い出は、部活を終えた時の友の言葉「山﨑、おまえもうまくなったな」という言葉です。けっして上手になったわけではありません。存在を認めてくれている言葉であったと、今はそう思っています。

仲間と共に、苦しさだけでなく楽しさも味わった私の部活動の総括は、この友の言葉に尽きます。3年生だけでなくすべての生徒の皆さんにとって、また部活動に限らず学級などの集団において、また多くの活動において、目標に向かって共に過ごした仲間とのかかわりの中で、友の大切さや自分の成長を見つけてほしいと願っています。また友の頑張りや悩みを知り、共に前に進んでいけるような関係が築ける、後押しができるような仲間になってほしいと願っています。

※PDFでご覧になる場合はここ HP220530 学校だより から

観桜期活動 ありがとうございました。(2022/04/22)

観桜期活動 ありがとうございました。

天候にも恵まれて、4月9、10、16日の3日間にわたって、観桜期活動を展開することができました。ご協力いただきました保護者の皆様、準備から片づけまで頑張ってくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。活動に併せて設置したメッセージボードには県内外からのお客さんから、温かいメッセージをたくさんいただきました。

「千葉から来ました。高遠中学校のみなさん、おもてなしありがとう。思い出に残る一日になりました。」

「生徒さん、PTAの皆さん、先生達、暑い中ありがとうございます。桜茶ごちそう様。」

「中学生ボランティアもPボランティアも優しくて最高でした。」

「毎年ありがとうございます。また来年来ます。」

(一部掲載しました。メッセージは校内に掲示してあります。)

土日だけでなく、生徒の皆さんには、年度末休業や前日準備も含めて、準備・運営をしていただきました。メッセージボードに綴られた観桜のお客さんの言葉がエネルギーになります。当日だけでなく、活動に参加したことの意義を観桜期活動に限らず、次の機会に生かしてほしいと願っています。

  

  

  

  

  

入学式 4月6日

 生徒会からのプレゼント(コサージュ)を胸につけてもらいました。   緊張の中、凛とした姿で入場

  

「あなたとの出会いは生きてゆくごほうび」

生徒会入会式 4月7日

  

  「清掃不言」・・・身支度も全校で。

※PDFでご覧になる場合はここHP220422 学校だより から

ご入学おめでとうございます。(2022/04/06)

ご入学・進級 おめでとうございます。

桜の便りがいよいよ届く季節となりました。ご入学・進級、おめでとうございます。日頃より、本校へのご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。令和4年度の高遠中学校が始まりました。

本日、入学式を挙行いたしました。昨年度に引き続き、新型コロナ感染防止のために来賓は伊那市教育委員の黒河内様のみとさせていただき、新入生、在校生、新入生保護者の皆様と職員にて行いました。始業式は入学式に含め、新任職員紹介の式を行いました。

「ゆきあう子らの美しき」とあるように、高遠中学生の美しい姿、佇まいをいつもうれしく、そして誇らしく思っています。今年度も「素心」(北原青雲先生)を本校教育の理念として、純真な心を大切に、教育活動をすすめてまいる所存です。ご支援とご協力をお願い申し上げます。

今年度、本校では秋に教育課程研究協議会「数学」の会場校となり、公開授業(1学級)を予定しています。昨年度から、新しい学習指導要領のもと、全面改訂された教科書での学習について学校内外の先生方とともに研修を行います。生徒の皆さんには、日々の学習を大切に考えて、取り組んでいただくことを期待しています。家庭学習につきましては、昨年度使用したAIドリルから新たなドリルを用いて取り組むこととなります。ご家庭に負担いただきましたドリルの費用ですが、今年度は伊那市教育予算の中で行う方向ですすめております。あらかじめご承知ください。

新型コロナ感染予防につきましては、3月下旬にレベルの見直しで下がったと思っていましたところ、月末に上伊那地区は再度レベル5に引き上げられました。現時点で大きな影響を受けますのは、部活動と観桜期活動となります。

部活動については、中学校体育連盟や伊那市教育委員会と相談し、確認しつつ可能な方法から対応してまいりますので、改めてお知らせいたします。

観桜期活動では、2日、3日はまだ開花とならず、実施いたしませんでした。いよいよ9日、10日が、今年度最初の観桜期活動となります。保護者、生徒の皆さんのご協力に感謝し、活動の成功を願っております。

本年度のグランドデザイン(学校づくりの方針)を策定しました。学校教育目標「学則得」を目指し、昨年度の方針を継続しつつ、諸活動の運営に取り組んでまいります。職員数が大幅に減ったことから、昨年度同様に活動を行うことが難しい場面が出てくることが予想されます。ご家庭、地域の皆様のご理解とご協力を切に願っています。

PTA、生徒会のスローガンが決まり次第、学校要覧に反映させてまいりますので今しばらくお待ちください。

 

「相談窓口」の紹介

校内に『なんでも相談窓口』(校舎1階各所)を設置しています。生徒の皆さんには、悩みを抱え込まずに相談していただきたいと願っています。本校は、子どもと親の相談員(宮下)、スクールカウンセラー(小澤)をはじめ、全職員で生徒の心の安全を図る取組を続けてまいります。

中学生時期は、いろいろな悩みがたくさん出てくる思春期真っただ中の時期です。悩みがあることが成長のしるしとも言えますが、自分だけで解決することが難しい問題もあります。話を聴いてもらうところからでも利用してください。相談電話等もありますので、抱え込まないよう相談ください。

科学道100冊   図書館に入りました

昨年度末にお知らせしました「科学道100冊」が学校に届きました。さっそく図書館に特設コーナーを設けて、閲覧・貸出ができるように準備をしました。『暗号解読』『意識はいつ生まれるのか』『種の起源』『日本列島の誕生』などなど書籍名を見ただけでわくわくするような本がいっぱいあります。

校舎近景

4月1日、降雪により校内樹木、藤沢川対岸の山も白く染まり、白い花に覆われたような景色となりました。もうすぐ桜と若葉色に染まることを心待ちにしています。

メタセコイヤ伐採

新聞報道にもありましたように、3月23日、校舎北近くにあったメタセコイヤを伐採しました。本校舎とほぼ同じ年月を過ごした樹木です。コミュニティスクール運営委員会の皆様のお力をお借りし、ポレポレの丘で皆さんと再会できることとなりました。ありがとうございました。

※PDFでご覧になる場合はここ HP220406 学校だより から

最終号です  (2022/03/17)

今年度の学校だよりも本日が最終号です。ご高覧くださり、ありがとうございました。

「惜別の会」(3年生を送る会)(3/15)
「とまるも行くも 限りとて かたみに思う ちよろずの 心のはしを 一言に さきくとばかり 歌(うた)うなり」(「蛍の光」2番)・・・(故郷に残る者も、去り行く人も今日が最後なので、互いに思うたくさんの想いをたった一言にこめて「幸せに・・・」とだけ歌うのである。・・・という意味ととらえています。)
3年生を送る会という名称を、今年から「惜別の会」とさせていただきました。お世話になった3年生へのお礼、感謝の気持ちだけでなく、卒業生、在校生双方にとっての別れです。ずっと一緒に学校生活を送ることはかなわないからこそ、惜別という言葉を使わせていただくこととしました。
年度末を迎え、今年度の区切りと次年度への橋渡しをする時期。(職員も、この3月は一言ではなかなか言い表すことのできない沢山の思いをもって過ごしています。)

ボードに記された卒業生一人一人の名前と「ありがとう三年生」のメッセージ

生徒総会(3/11)
新型コロナ感染症感染防止対策のため、今回の総会もオンラインで行いました。

今回の総会は、現3年生が計画した内容を2年生が引き継いで実践したことを承認いただきました。総会と惜別の会を同時に準備し、大変だったことと思います。2年生は令和4年度生徒会に向けて準備をすすめています。高遠中学校の伝統をさらに築きあげていこうという思いがあふれています。活躍を期待しています。

観桜期学習会(2/25)
観桜期学習会を校内オンラインで行いました。保護者の皆様には、4月の活動に向けてご参加・ご協力をいただきありがとうございます。キャリア教育の一環としても位置づいている活動で、「中部の未来創造大賞」も受賞した活動です。保護者の皆様と生徒がともにかかわり、交わって活動を盛り上げてほしいと願っています。3月末のPTA理事評議員会が書面となっていますので、直接お伝えできませんが、さらなるご協力をお願いします。

同窓会入会式(3/14)
同窓会入会式が行われました。

矢澤淳同窓会長さんからお話をいただき、生徒代表の伊藤生徒会長さんが、入会にあたって誓いの言葉を述べました。高遠中学校同窓会は今から53年ほど前、昭和43年に結成され、今日に至っています。

昨年、昭和49年度卒業同窓生からご寄付をいただき、新型コロナ対策として、消毒液も噴霧できる検温計(写真)を購入させていただきました。改めて感謝申し上げます。
卒業する生徒の皆さんのこれからの活躍を期待し、同窓生として、今後も本校を見守っていってほしいと思います。


同窓会から寄贈いただいた「消毒噴霧器付き非接触型検温計」

3学期終業式(3/16)校長講話 「克己(こっき)」
おはようございます。本日をもって令和3年度の終業となります。1・2年生は進級、3年生はいよいよ卒業です。今、生徒代表の3名の生徒さんから、振り返りと、4月に向けての思いを伝えていただきました。皆さんもすでに4月以降のことを考え始めていることと思います。その実現を願っています。
今年度も新型コロナウイルスのために、皆さんは、学年行事の変更や生徒会活動、部活動など、様々に影響を受けてきました。そういう中にあって、日々の学びを紡ぎ、今日の日を迎えることができました。皆さんの日々の頑張りに、改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。
この一年を振り返り、皆さんの学習は大きく変化しています。全員にタブレットがあり、スクールタクトを用いての情報共有や、家庭でもタブレットを使って学習することが可能となりました。生徒会の企画や運営にも使われています。今、世界では「Society 5.0」という言葉があるように、世の中は、情報収集としての電子機器を利用する段階から、仮想空間(バーチャル)と現実世界(リアル)とがつながっている段階へと変わってきています。
しかし今、皆さんにとって身近な課題、例えば学習についての課題、仲間とのかかわりについての課題、いじめや差別をなくすにはどうしたらいいか、さらに世界に目を向けていけば、今も戦争や紛争があり、子どもをはじめ多くの命が危険にさらされているという問題が生じています。
これまで皆さんに伝えていることは、今、自分にできることをしてほしいということです。そのために、「克己(こっき)」「克己心」を大切にしてください。克己心とは、自分の欲望やよこしまな心を制し、自分に甘えることなく、目標を目指して努力する、そういう強い気持ちを意味しています。課題を乗り越え、目指す道を切り拓く力、自分を生きる力を養ってほしいと願っています。
少し、話題がずれるかもしれませんが、自分を生きるという意味で、谷川俊太郎さんの詩を朗読します。すでに学んだり聞いたりしている詩ですがお聞きください。(谷川俊太郎「生きる」を朗読)

薬物乱用防止教室(3/14)
3学年を対象に「薬物乱用防止教室」が行われました。講師に県警本部生活安全部少年課少年サポートセンタースクールサポーターの唐澤髙弘さんをお招きし、お話を聞きました。
お話によると、上伊那郡内でも実際に薬物を使用した少年が検挙されていることや、更生施設による支援があること。大麻については、アメリカでは合法のため(日本は違法)、勘違いして使用している人が増えており心配なことなど、自分で自分の身を守っていかねばならない時代になっていることを教えていただきました。

コサージュづくり ~卒業生、新入生へのプレゼント~
今年も木下水引株式会社様のご厚志により、卒業生、新入生へコサージュをプレゼントすることができることとなりました。ありがとうございました。


初めてコサージュづくりに挑戦する1年生

  ありがとうございました
高遠中学校PTAのご厚志により令和3年度PTA会計から「教育活動費」としてご寄付をいただき、新型コロナ感染防止対策として、「足踏み式の消毒噴霧器」を4台購入させていただきました。さっそく体育館前に設置し使用しています。終業式、卒業証書授与式にて、生徒・保護者の皆さんに使っていただくことができました。ありがとうございました。
 伊那市カレー大作戦「カレー」について、新型コロナのために実施できませんでしたので、伊那市から生徒さんへ「カレー」配布となりました。お知らせが前後しましたこと、お許しください。

一年間ありがとうございました

令和3年度3学期の終業式を昨日行い、本日は、令和3年度卒業証書授与式を挙行いたしました。50名の卒業生が本日巣立ちます。
今年度も新型コロナ感染防止のために、行事をはじめとしていろいろな活動に対してその場その場での対応を余儀なくされる状況がありました。部活動につきましては、現在でも活動を自粛せねばならない状況が続いています。反面、オンラインを含むICTの活用による学習やAIドリルなど、様々に挑戦してきた年でもありました。
生徒の皆さんには、各学年、学級での話や、お便りなどを通して振り返り、次年度へのステップアップの準備をしていただきたいと願っています。年度末の休みの留意事項に心掛けて、有益な休みにしてください。
保護者の皆様には、昨年度に引き続き、急なお願いやいつもと異なる対応をお願いすることが多々ありました。ご理解とご協力をいただきましたことに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。現在もなお、新型コロナと向き合う中で、新年度のスタートに向けて万全の体制を整えるために、お願いをしなければならないことについてお汲み取りいただき感謝申し上げます。これからもお力添えを賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
卒業生の皆さんには、学校教育目標「学べばすなわち得る」の言葉通り、本校で学んだことを、次のステップで生かしていただきたい、大きく羽ばたくことを切に願います。
在校生の皆さんには、新たに新入生を迎え入れ、仲間とのつながりを大切に、新たな高遠中学校の歴史、高遠中学校での自分の歴史を紡いでほしいと願っています。
「どこにいても、空は繋がっている」
私の好きな言葉の一つです。“一つ屋根の下”から、“大きな一つの空の下”になりますが、共に学んだということを胸に、それぞれ新たな一歩を踏み出してください。
本年度もありがとうございました。来年度もどうかよろしくお願い申し上げます。


春を待つ中央アルプスの夕焼け

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより220317)から

2月の学校のようす  (2022/02/28)

2月の学校のようす(1)
新型コロナまん延防止期間が3月6日まで延長となり、校内での学習や部活動など、生徒の皆さんには我慢をお願いしているところです。そういう中でも、登校時の挨拶やろうかですれ違う際の挨拶など元気な声を出している姿、黙って清掃をする姿、学習に熱心に打ち込む姿など生徒の皆さんのひたむきな姿に頭が下がる思いです。保護者の皆様にお支えいただいていることに改めて感謝申し上げます。
2月の学校の様子を写真で紹介いたします。


2月10日、大雪。有志生徒の皆さんに雪かきのお手伝いをしていただきました。


2月17日、「オンライン生徒集会」。浦野生徒会長さんの挨拶、生活福祉委員会からはアルミ缶回収で購入しさくらの里さんに贈呈した車いすの紹介をいただきました。

「科学道100冊」寄贈のお知らせがきました

 昨年度、図書館では漏水のために科学関係の本を中心に多くの書籍が傷んでしまいました。市教育委員会をはじめご協力をいただいて書籍の整備にあたってきましたが、今年度、科学道100冊委員会(理化学研究所×編集工学研究所)による科学関係書籍寄贈の公募がありましたので応募したところ、過日寄贈決定のお知らせがまいりました。本の選定や納入はまだ先ではありますが、感謝の気持ちをもってお知らせいたします。

*学校評価とりまとめについては別紙をご参照ください。当校HPでは掲載いたしません。

2月の学校のようす(2)

さくらの里さんから車いすのお礼の絵手紙をいただきました。書写はいずれも90歳、100歳を超える方の書です。学びは幾つになってもとどまることはないことを学ばせていただきました。


「惜別の会」(3年生を送る会)に向けて、発表準備に取り組む1年生。


2月 1学年「調理実習」新型コロナのために大幅な制限を受けていますが、感染防止策を徹底してきゅうりの千切りの学習を行いました。

メタセコイヤと藤棚について

 本校敷地内のメタセコイヤとスタンドにある藤棚についてお知らせします。メタセコイヤは中国原産で「生きた化石」と言われる木です。過去の写真から本校校舎建築の数年後に植樹されたものと推定されます。藤棚については、設置時期について詳細がつかめていませんが、多くの費用と人手を借りて設置されたものと思います。夏の暑い日などには、日陰をつくり生徒をはじめ多くの方に親しまれました。この度、倒壊等のおそれがあるために卒業式後の3月下旬に撤去することとなりました。それぞれに思い出があろうかと思います。あらかじめお知らせいたします。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより220228)から

新型コロナ感染拡大防止に向けて  (2022/01/21)

新型コロナ感染拡大防止に向けて
生徒の皆さん、保護者の皆様には、日頃から新型コロナウイルス感染症拡大防止の取組を続けてくださっていることに感謝申し上げます。
すでにご存じのとおり、オミクロン株の広がりが急速に拡大し、上伊那郡内でも感染警戒レベル5の地域がでてまいりました。伊那市内でも新型コロナ感染の陽性者がでています。
学級担任からお話があったとおり、オミクロン株は感染力が強く、感染経路が分からない人も増えており、誰が感染してもおかしくない状況です。
ここで再度のお願いです。
感染防止策をとっていても感染する可能性があるオミクロン株です。大事なことは、これまで通り、マスクや手洗い、消毒といった基本的な防止策を続けていくことが大切になります。引き続きお願いします。校内でも三密を避けるよう配慮していきます。緊急事態措置やまん延防止等重点措置の地域などへの外出については、ご検討をお願いします。
生徒の皆さんには、ご自身やご家族で体調がすぐれない人がいましたら、無理をせずに学校を休んでください。本校職員も、体調がすぐれない場合は、休みをとって、万が一に備えます。PCR検査結果が陽性となった場合や保健所から「濃厚接触者、接触者」と連絡をもらった場合は学校を休むことになります。また、ご家族の中で接触の可能性があり、感染が心配される場合も同様にお休みをお願いする(この場合も欠席扱いにはしません。)ことがありますので、学校までご連絡ください。
心配されることは、これまで以上に新型コロナが身近になってきていることから、不安が増して、うわさなどで誤った情報が流れることや、友人やその家族に対しての差別や中傷が起きてしまうことです。このような悲しいことが起きないよう、「正しく怖がる」という言葉があるように、新型コロナに対する警戒は必要ですが、感染された方に対する差別や中傷は誤った行動であるということを改めて確認し、自分の心と体を大切にするのと同様に、周りの人の心と体も大切にしていきましょう。
今後、本校でも生徒やご家族のPCR検査が陽性となってお休みする生徒もいることと思います。また、感染の心配からお休みをとる生徒もいることでしょう。学級閉鎖や休校等の可能性もあります。学校からは、必要に応じて感染拡大防止のための対応のお知らせやお願いをしていきますので、慌てずに、冷静な対応をお願いします。
〇1月31日に予定していました「授業参観」につきましては、お知らせしましたように取りやめとさせていただきました。1年間のまとめ、3年生にとっては中学最後の授業参観が無くなってしまうことに申し訳なく思いますが、感染防止策としての対応であることをご理解いただき、日頃の学校の様子などご家庭で話題にしていただければありがたいです。

3学期始業式「オンライン校長講話」~ 聴く・話す ~
「あけましておめでとうございます。年末年始休業はいかがでしたでしょうか。学年のまとめの学期にあたり、学習や生活の基本として、今日は「聴く」「話す」について話をしたいと思います。
授業では、友の考えを聴き、自分の考えを話すという話し合う活動があります。この活動を通して、皆さんは自分の学びを積み重ねています。この学びには、2つの要素、「話す」と「聴く」があります。
このうち「聴く」という学びは、例えば音楽を聴くといった場合、脳の中で、話し言葉を理解していく働きと音を理解していく働きが相互に関わり合って音楽を音楽として理解していくことが分かってきました。さらに記憶していくことで、BGMを聴いて、歌詞が頭に浮かんでくるのもこの働きと言えそうです。友達の言葉は、いわゆる音として耳に届きますが、言葉として認識し、自分のこれまでの記憶や思考と瞬時に比べて学習していることになります。音をつかさどる側頭葉と思考や意欲をつかさどる前頭葉の働きによるものです。ちなみに後頭葉では視覚、目から入る情報を処理しています。目と耳から入る情報を総合的に取り込み記憶することで、音を聞いて映像を思い出すことも可能となります。
今、皆さんは静かに私の話を聴いていますが、聴くという行為の中で、すでにイメージを膨らめたり、疑問を感じたりしているのです。じっくりと話を聴くという行為は、自分の中で、良し悪しや創造性を育んでいる瞬間と言えます。だから、聴くということは学んでいるということになります。よく話を聴けるということは、よく学んでいるということになります。
では、話すということはどういうことか考えてみます。図で示すとこのようになります。自分が発言している様子を思い浮かべてみてください。自分で発した言葉さえも、自分の耳でとらえ、側頭葉と前頭葉がお互いに働き合って、また次の言葉が出てくるということになります。その反応は、0.何秒という、とても短い時間の中で素早く働いています。ゆっくりと自分の中で考えながら話していることもあるし、すでに頭の中である程度、考えをまとめて話している場合もあります。いろいろと調べてみると、記憶がなぜ蓄積されるのかなど、脳の仕組みはまだまだ解明されていないことが多いことも分かりました。
話を戻しますが、相手と話をする上で大切なことは、最後まで相手の話を聴くことです。その後、自分の考えを出し、考えを修正し、高めていきます。思考が回転し練り上げていき、自分の考えがまとまっていきます。最後まで話を聴くことは、相手を大切にすることでもあります。友の言葉を受け取る受容の心も育てています。謙虚な姿、美しい心や姿となって現れてきます。途中で話をさえぎらない、否定しないことがルールでありマナーです。今日は、「聴く」「話す」という話をしました。学習や生活の中で、さらに高めてほしいと願っています。

全国中学生人権作文コンテスト「感謝状」

学校で取り組んだ人権作文コンテストについて、法務省人権擁護局・全国人権擁護委員会連合会から感謝状をいただきました。これまでもお話をしてきたとおり、高遠中学校では、いじめや差別をなくす取り組みをしてきています。人権作文を書くことを通して、自らを省みて、新たな自分を探していくことができればと願っています。前回のお便りにあるとおり、私たちは常に自らを見ていくことが大切です。温かな心で周囲を照らすことができたら…と願っています。

PTA新聞「奨励賞」

PTA新聞が、今度は日本PTA全国協議会から表彰「奨励賞」をいただきました。皆さんの一つ一つの活動がこのような形で激励の言葉をいただけることに感謝です。

第58回フラワーブラボーコンクール

全校生徒で取り組んできた「花作相見」花壇づくりは、毎年コンクールに応募していますが、今年度、新型コロナのためにコンクールは中止となりました。その代わり、実行委員会の呼びかけに応じて、皆さんの活動を報告したところ、「参加証」をいただきました。
活動の証をいただけたことに感謝です。

【1月31日の校長講話】の代わりとして…
PTA総会など、年に1回はお家の方とお話する機会をと願って、今月末に計画しました校長講話ですが、紙面にてお話をさせていただくことといたしました。18日の新入生保護者の皆さんへの講話も取りやめさせていただきました。紙面にすると文章量が極端に少なくなりますがお許しください。大きくは、次年度の学校運営にかかわってのお話です。

1「高遠中学校水泳学習」について
本校では、これまで学校プールにて体育の水泳指導をしてまいりました。近年、老朽化に伴う修理・修繕箇所が増え、自校プールの維持管理が困難な状況となっています。近隣の小学校も含めて市内の小中学校のほとんどが同様の状況であり、修理・修繕等の予算を確保することが困難とのことです。
そこで高遠3校について、令和4年度からの水泳学習を「高遠スポーツ公園プール」で行うこととなりました。現在、3校の使用日の割振りや行き帰りの手段など、徐々に詳細をつめている段階です。
これまで同様というわけにはいかないことから本校では教育課程の見直しを行い、現時点の計画で、1・2年生の水泳学習時間を6時間程度、3年生については0~2時間程度を検討しています。体育全体の学習時間はこれまで通り(各学年105時間)です。体力づくりや体ならし運動、球技、保健学習などの充実を図っていきたいと考えています。伊那市からの説明の機会も31日に行う予定でしたがとりやめさせていただきました。可能であれば次年度の早期に説明のお願いをしたいと考えています。

2 部活動について
保護者の皆様には今年度も部活動についてのご理解とご協力をいただきありがとうございます。
部活動については、「高遠中学校スポーツ活動運営委員会」にて協議いただいているところですが、生徒数減少と部活の数を含めた部活動の在り方をはじめ、生徒の生活バランスのこと、職員(顧問)の時間外勤務(超過勤務)のことなど、まだまだ改善を図っていかなくてはならないことがあります。土日の部活動の地域移行についても検討することの一つです。
次年度につきましては、生徒の生活バランスの確保と職員の時間外勤務縮減のことを念頭に、活動の在り方をさらに検討していく必要があると考えています。協議の場は、スポーツ活動運営委員会が主となり、今後開催してご意見をいただく機会を持つ予定です。よい改善策があれば…と考えています。

3 新型コロナ対応と行事
新型コロナにかかわって、学校行事の見直しや変更について、引き続き検討を続けていかねばならない状況があります。
次年度、大きな行事である3年生の修学旅行、2年生の登山については、昨年・今年同様に、できる限り実現に向けて、準備をすすめているところですが、可能性を探っているために、保護者の皆様には、確定したことが言えないことが多々あります。今後、学年だよりなどでお知らせしてまいります。
4月の観桜期活動に向けては、実施の方向で準備をすすめています。生徒説明会も予定しています。コロナ下の中でどのように実践できるか、今年度、ノウハウは少なからず得たと考えています。観光大使として中学生が活躍できる日を…と願っています。

お気づきのことも多いかと思います。学校までお知らせください。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより220121)から

フォッグ式行動モデル  (2021/12/27)

フォッグ式行動モデル
~2学期終業式校長講話~
おはようございます。2学期の終業式にあたり、数々の学びを積み重ねてきた皆さんに、今日は「フォッグ式行動モデル」の話をしたいと思います。
私は、つい最近、この行動モデルというものを強く認識することになりました。先日健康相談の先生から、毎日継続して取り組まないと将来の命にかかわります。と言われてしまったからです。継続するために目標設定をするわけですが、この目標を設定する際に、いま紹介したフォッグ式行動モデルが参考になると教えていただきました。

この図を見てください。言われてみると当たり前のように思うのですが、人が行動を継続できるのは、その人のやる気、モチベーションと行動の難しさ、易しさにあるという理論です。実行しにくいことは、高いモチベーションが必要になるということ、実行しやすいことは、そんなにモチベーションが高くなくても続くというものです。
これは、皆さんの学習や生活にも応用できます。この年末年始休業の家庭学習の計画を立てたことと思いますが、長期休みだけでなく、学習や体力づくり・健康づくりの計画が、自分にとって、継続できるかどうかがポイントになります。あまりに高い行動目標を設定しても続かなければ意味がありません。かと言って、低すぎる行動目標では、せっかく継続しても効果が今一つという結果になります。今の自分に継続できそうなことを見極めて続けること、そして、このグラフの〇のところが広がっていくようになれば、難しいことも継続できるようになっていきます。毎日の継続の中で、その力を伸ばしていくことがポイントです。
以前に、発心・決心・継続心の話をしたと思いますが、継続することの難しさがこの行動モデルによって少しでも可能になればと思い、話しました。
少し話は変わりますが、いつも校舎内外をきれいに使ってくれてありがとう。清掃不言の姿もすばらしいものがあります。今年に入って、校舎の壁に穴が開くということが起きてしまいましたが、早くに修繕し、みなさんが気持ちよく学校生活を送れるようにと対応しました。ただ、修繕にはお金がかかります。限られたお金の中でみなさんの学校生活を支えていますので、物が壊れないように丁寧に使ってください。気づいたことがあれば担任の先生、教科担任の先生に教えてください。
今日は、継続するための「フォッグ式行動モデル」の話をしました。新年を迎え、3学期に向けて目標を立てるときの参考にしてほしいと思います。

1学年薬物乱用防止教室(11/18)

学校薬剤師の井淵丈彦先生をお迎えして1年生対象に教室を開きました。薬物といっても様々あります。違法薬物の断り方など具体的に教えていただきました。

性教育
おひさま助産院の小林まゆみ先生(助産師・思春期保健相談士)をお迎えして学年ごとに性教育の学習を行いました。

「まず、体の性について私は知っていることもあったけど、知らなかったことの方がたくさんあったので、知れて良かったです。これからに活かしていけることを活かし、自分の体を大切にしたいと思いました。こころの性について今までもLGBTQIAについては、聞いたことがあって、やはり同じ人間であるということを大切に考えたいなと思いました。いつかこのような言葉がなくなるといいなと思います。思春期や反抗期について共感できる部分がたくさんあって、自分だけではないんだなと思いました。でも、反抗期とかで八つ当たりとか、迷惑になってしまうから、自分の好きなことをしたり、適度にリラックスしたいなと思いました。自分のパーソナルスペースを大切にし、自己主張を殺さないよう、かといって、主張しすぎないよう、今日学んだことを活かして生活していきたいです。ありがとうございました。」

全校花壇作業(11/30)

日々のお世話により見事な花を咲かせてくれた学校花壇。心を和ませてくれました。片付け後の整備までできました。ありがとうございました。

2年生キャリアフェスティバル(11/11)
キャリア教育の一環として行われた“キャリアフェス”。職場体験で働くことの意味を感じ取った2年生が様々な地元の企業等とオンラインで交流し興味・関心を高めました。

「キャリアフェスがありました。色々な職業の人たちの話をたくさん聞けました。なんでその仕事を目指したのかとか、職業を選ぶ上でのアドバイスなど、色んなことを聞けたので良かったです。準備とか色々なキャリアフェスのことをやってくれたキャリアフェス委員の人たちや、地域の方に感謝したいです。」

芋ほり・焼き芋
食育の一環として取り組んでいるサツマイモの栽培もいよいよ芋ほり、焼き芋の季節となりました。今年の銘柄は「紅遥(べにはるか)と紅あずま」。サツマイモ栽培は平成29年ころからと聞いています。当時から焼き芋大会があったそうです。今年もやますそ1組の生徒さんが17日、全校生徒に焼き芋を焼いてくれました(今年は焼き芋装置を使用)。

人権教育旬間(10/28-11/11)に寄せて
すでに旬間が終わり、2学期末となってしまいましたが、改めて人権について皆さんと一緒に考えたいと思い、紙面にてお話します。
これまで、学級や学年での人権学習、生命と性にかかわる学習、オンラインゲームを含むネットの危険性についての学習を重ねてきました。これらの学習に共通することとして人権を尊重することがあげられます。日々の学習のすべてにわたって人権について学んでいる私たちです。学習を積み重ねてきた3年生の声を紹介します。

 「差別のない社会は、一人が頑張っても、周りの知識や協力がないと成立しないと思いました。自分ができるのは、自分の知っている情報をうそのないように共有することだと思いました。」
「これから生活していく中で、理解し合うことがとても大切だと思った。人はそれぞれ違う環境で生活しているから、意見が対立するのは当たり前だし、それは悪いことではないと思った。ただそれが原因で悲しむ人を作ってはいけないと思った。『自分たちと違う意見だから間違っている』というふうにとらえるのではなく、こういう意見もあるんだという受け取りができるようになりたいと思った。」

意見の対立からくる「無視、暴力、暴言」、人の弱みに付け込む「いやがらせ」、自分よりも弱いと見ると「弱いものいじめ、借りた物を返さない」、負けたはらいせから行う「陰口、悪口」や「仲間はずし」、物かくし」などなど。その人の人権を無視した行為は数え上げればきりがないほどにあります。自分が「良かれ」と思ってとった行動が、相手にとって必ずしも良いとは限らない場合もあります。人と人との間は、とても微妙で難しいものです。
最悪の人権侵害は命を奪うこと。戦争はその最たるものと考えます。たとえどんな理由があろうと、その人の人権を損なう行為は許さることではありません。
藩校進徳館教育の中に「言語を慎み、行儀を正すべきこと」「貴賤を是非し、人物をそう否いたすまじきこと(貧富の差で人の良し悪しを判断してはならない)」「贔屓(ひいき)、偏頗(へんぱ)すべからざること(ひいきや偏った扱いをしてはならない)」とあります(昨年2学期終業式)。身分制度からくる差別のあった江戸時代から明治へという新しい時代に移り変わる中でも、差別があったという裏返しの言葉と見ることができます。皆さんが「あけぼの」などを用いて学習してきたことと重なります。
人はなぜ、人権を無視した行為を行うのか。それは、心の弱さ、不勉強さにあると考えています。いじめをする人の肩をもつことはできませんが、おそらく、いじめてしまうその人の心の中にも何かしらの悩みや不安など人には言えない苦しみ、弱さを抱えているのではと想像しています。
私自身、聖人君子ではありませんし、心も強くありません。周りに流されて、誰かを傷つけてしまったこともあり、現在でも、人権を尊重できているかと問われれば絶対に大丈夫とは言い切れないところがあります。言葉一つとってみても、意図するしないにかかわらず、傷つけてしまうことがあります。そのたびに、心の中で反省しています。本当にその人のことを知っているのか、そう問われれば知らないことの方が多いのです。反省の日々です。
人権教育は、人の尊厳に直結する問題として、正しい知識を身に着け、行動につなげていかなくてはならない点で、教科学習以上の重さがあります。
ある生徒さんの人権作文の一部を紹介します。

 「・・・私はこの経験から、たとえ自分と価値観が違う人が周りにたくさんいたとしても、ふと近くを見れば自分のことを認め、大切にしてくれている人がいるということ、そして必ずどこかにお互いを認め合える人がいるということを知りました。・・・人それぞれに価値観があり、自分と同じ考え方、自分の考えを認めてくれる人の方が、居心地が良いというのは誰だってそうだと思います。しかし、“その人だけ”だったり、自分と違う価値観を否定する言動は、その人だけでなく周りの人や、いつか自分さえも傷つけてしまいます。自分の気持ちを相手に伝える勇気、そしてそれと同時に、自分と違う価値観も知り、理解していくことの大切さを常に心に留めておきたいです。」

国内、世界を見渡すと、本当に様々な人権にかかわる問題が山積しています。これまで以上に基本的な理解の上にたって、私たちにとって身近なことから行動し、さらに広い視野で物事を見、考えていかねばならない時代となっています。
皆さんをはじめ、全ての人の基本的人権が尊重され、夢をもち、明るい未来に向かって歩みだせるよう、皆さんにはこれからも寄り添う心を大切にして、多くを学び、歩んでほしいと願っています。

学校アンケートから
7月にはアンケートにご協力いただきありがとうございました。アンケートをもとに2学期の学習や行事等改善を図ってまいりました。さらに2月には次年度への方向も含めて学校評価結果を出す予定です。
1学期の保護者アンケートで次のようなご意見をいただきました。お返事が遅くなりましたことお許しください。

・タブレットの持ち帰りをやめてほしい。全く学習に利用しているとは思えない。スクリーンタイムが入っていないので親が管理しきれません。 タブレットが必要だと感じている家庭はすでに持っています。

ICT教育の一環として,伊那市全小中学校で行っています。生徒の学力向上に向けて授業だけでなく、家庭学習についても,どのような形でどのような使い方をすればよいのか,他校の情報も収集しながら検討しています。AIドリルにつきましても、アンケート結果をもとに見直しの方向で検討しています。

・文化部が増えて欲しい(美術部など)。活動日数が部活より少ないクラブ活動でもいいので、学校の友達と好きなことに取り組む経験をさせてもらえたらありがたいです。
・部活動のあり方について,合同チームでの出場が2年続いたら翌年から募集がかけられないと言うのは不平等だと思います。剣道のように個人でも参加できる競技や、吹奏楽の様に人数制限のない部は1人でも部として成立するのに対して、野球やサッカーのように最低人数制限のある部が同じ土俵で考えられるのは親としてもとても不満です。

部活動については,生徒数の増加が見込めない現状があります。それに伴い職員数も限られるため,現時点で新しい部活動(クラブ活動も)を立ち上げることは困難です。現存の部活動についてもどのような形で今後運営していくか大きな課題であり,これからもスポーツ活動運営委員会で協議してまいります。

・娘が無視やグループから外されたりした時、とても親身になって相談に乗っていただき、ありがとうございました。その時はそれで精一杯で、落ち着いた今思うことがあります。加害者側にはどういった指導をしたのか。今もまだ、誰かしらが無視されたり、冷たくされたりと続いていると聞きます。される側の心のケアはとてもありがたいですが、する側にもしっかりと話を聞いてあげる心のケアが必要なのでは無いでしょうか?

担任を中心に個別に話す時間をとり,事実を確認したうえで自己の行為について考える時間をとってもらうようにしています。また,学年職員を中心に複数の目で生活の様子をみて,必要な声掛けができるようにしています。いつもと違う生徒の様子が見られたら,遠慮なく学校にご相談ください。

学校閉庁日のお知らせ・・・12月28日~1月4日まで学校閉庁となります。緊急時は78-4111(市役所)へ「学校と連絡を取りたい(学校・学年学級名、氏名、連絡先)」とお伝えください。
安全・安心な年末・年始をお迎えできますことを願っております。よいお年をお迎えください。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより211227)から

素心  (2021/11/19)

素心

「先日、高遠をバイクで通りかかったところ、信号の無い横断歩道にさしかかりました。女の子が二人、渡ろうとしていたので、横断歩道で停車しました。たぶん中学生くらいだったと思うのですが。小走りで会釈しながら横断歩道を渡りました。と、渡り切った先で振り返り、再びお辞儀をしてくれました。私も、なんとなく会釈を返し、そのまま走り始め、感じました。『これってすごく素敵な出来事だ』と。きっと素敵な学校なんだと感じました。こんな時期でなければ、直接『ありがとう』と伝えたいところです。今回、4泊5日のキャンプツーリングでしたが、私は、この出来事が一番心に残り、また、幸せな気持ちになりました。こんな時期にと叱られそうですが。私に代わり、生徒さんたちに『ありがとう』と伝えていただけたら幸いです。」

この秋、ツーリングバイクで高遠を訪れた方が、伊那市に気持ちを届けてくださいました。生徒さんにとってごく自然な行為であったと思います。その行為がこのように心を温めていくことを改めて教えていただきました。
純真な心としての「素心」、生きていく心の中心としていきたいと思います。ありがとうございました。

「土砂災害防災訓練」

「1時間目に避難訓練がありました。といっても、いつもと違って土砂災害などを想定した、学校の外に避難する訓練でした。初めてのことということもあって、説明などがあったので、スムーズに行うことが出来たけど、本当に起こった時どうなるか分からないので、しっかり訓練していきたい。」

11月5日、土砂災害に対する非難訓練を行いました。生徒の皆さんにとって、学校がある場所の状況を知る機会となり、またどのように身を守るかの一つの手段を学ぶ機会となりました。「自分の家の周り」について考える生徒さん、さっそく家族の方と話をした生徒さんもいます。この訓練を通して、身近にある危険な場所や対応の仕方を、家族全員で再確認いただければありがたいです。地域でも地震、火災、水害等にかかる訓練が行われていますので、大切になさってください。

パワーアップ学習室
10月から地域の方を講師に、パワーアップ学習室を始めています。毎週火曜日と木曜日の放課後、それぞれに課題をもって取り組んでいます。文字通り「パワーアップ」となることを願っています。講師の先生方も熱心に教えてくださっています。

伊澤修二記念音楽祭
10月30日、伊那県民文化会館にて2年ぶりの開催となりました。学年だよりにてお伝えしましたとおり、本校だけでなくすべての学校が本当にすばらしい発表を披露してくれました。本校の校訓ともいうべき「仰望」を全校で歌いあげることができたこと、3学年の皆さんが、後輩にすすむべき道を示してくれたこと、感謝です。ありがとうございました。

= 生徒会黒板 =
数日おきに書き換えられる「生徒会メッセージ」書き手の思い、読む側の共感。直接の交流でなくとも、意思の交流が生まれています。一部写真におさめました。



※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより211119)から

聖桜祭「 New Wind」 (2021/10/08)

聖桜祭 「 New Wind」
生徒会最大行事「聖桜祭」。保護者の皆様には、展示のみの参観となり、直に見たかったという方も大勢いらしたことと思います。生徒の皆さんもお家の方に見ていただきたい場面が多数あったことと思います。大変心苦しく思っております。生徒会役員さんを中心に、新型コロナ感染防止対策を様々に工夫して1.5日間の聖桜祭が無事行われました。
2年生が3年生の姿から学び、次のように語っています。(学級通信から一部をいただきました)

 「居残りをして聖桜祭に向けた準備があったからこそ開閉祭式での進行を見てすごいなと思ったし、聖桜祭で全校を盛り上げるために努力した先輩たちに感動した。テスト勉強や修学旅行も近く、たくさんやることがあると思うけど、それでも大成功まで持っていった先輩方の聖桜祭に対する思いや実力は、私も見習いたいなと思った。」「コロナの影響でZoomとかになったりしたけど、全校が楽しめるような企画とか、そういうところを自分たちにもつなげていきたい。」「準備の時に、みんなに指示を出し、率先して作業を行っている姿を見て、見直したいと思った。」「生徒会企画の時、当たり前のように1、2年をまとめてくれたり、1人1人の意見を聞いていた。コロナだったけど、楽しい企画を考えていた。 」「自分たちの手が空いたら、まだ終わっていないところにサッと来て、手伝ってくれた先輩の姿。1、2年生が困らないように、その都度指示をしてくれた姿。」「代議の正副委員長が、みんなをまとめたり、色々な指示を出したりしていてすごいと思った。他の先輩の人たちも聖桜祭をつくるためにとても頑張っていた。」「今、自分たちにやれることは何か考えて実践する姿。自分の意見をしっかりと持って、伝えている姿。」「全校の前で話したり、誰にでも優しいところ。」「準備の時間が余っていて、何をしたらいいか分からない時に、清掃委員長たちが、何をしたらいいか探しに行ってくれて、「これやって」と声をかけてくれた姿。」「全校の前でも恥ずかしがらずに発表していたり、話していたところ。」「先輩たちが中心となって聖桜祭を盛り上げていた姿。それぞれの委員会の先輩たちが中心になって指示を出したり、テキパキと行動していた姿。」 「コロナ禍で色々自分たちで考えてやろうとしたものが思い通りにいかないことがあったと思うけど、全校のために全校が楽しめることを感染対策をして全校を楽しませようとしていたのが感心した。」 「コロナの中、準備を進めていくのはとても大変だったと思うので、大成功させることができ、とても素晴らしいと思った。」

・・・(さらにたくさんの思いが綴られています。)

聖桜祭の成功は、生徒の皆さん一人一人が自分の(自分たちの)目指す姿を追い求め、仲間と高めあい、支え合い、創り上げていく姿があったからと思います。この思いを、これからの中学校生活に限らず、様々な場面で大切にしていただきたいと願っています。お疲れ様でした。ありがとうございました。お家の皆様には、お支えくださったことに感謝申し上げます。

写真で綴る「聖桜祭」
<1日目>
自分たちの力で展示準備

生徒会企画「クイズ」

体育祭「パックを切ってリレー」

体育祭「お手玉ボッチャ」

体育祭「紙飛行機飛ばし」

聖桜祭記念撮影

<2日目>
展示見学「3年生CM大賞」


英語スピーチにチャレンジ(1学年)

聖桜祭ビブリオバトルに教室から参加

キレッキレのダンス(3学年)

ステージバックを前に2学年集合

高遠中学校の“New Wind”は君たちそのものです

吹奏楽(3年生最後のステージ)

合唱祭 3学年「IN TERRA PAX」感動の歌声

まさか…ステージバックが“光る”とは

 「閉会式の最後、執行委員の先輩方がステージの上にあがったときビックリしました。こんなにたくさんの先輩方が今回の聖桜祭にかかわってくれていたんだと。そのおかげで全校生徒や先生が楽しめたんだと感じました。」(2学年学級通信より)

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより211008)から

聖桜祭に向けて  (2021/09/22)

聖桜祭に向けて
生徒会最大行事「聖桜祭」がいよいよ近づいてまいりました。1.5日開催の中で、一人ひとりの生徒の皆さんのNew wind(新しい風)がさわやかな秋風とともに学校を包み込んでくれることを願っています。
保護者の皆様には、参観日等で学校にお越しいただく機会がなかなかとれない中、聖桜祭でも校内展示のみの参観で、お待ちいただいた合唱や吹奏楽部の演奏についてもオンラインか後日販売予定のデジタルデータにて視聴いただくこととなり、大変恐縮しております。(放映や販売には著作権の対応が必要であり、本校は撮影業者さんに著作権にかかる対応をお願いしています。放映・視聴に関しては、保護者等関係者へという制限があります。ダビングや転売などは著作権侵害のおそれがあります。ご留意ください。)
新型コロナによる学校行事、生徒の皆さんの学習活動への影響はまだまだ続く見込みですが、報道などからも、観光業に限らず、例えば自動車の生産や農漁業の販売不調など様々な業界に多大な影響が出ていることを知るにつけ、生徒の皆さんだけでなくお家のことも少なからず心配をしているところです。
そういう中でも、高遠町青少年育成会からは、新型コロナ対策のために消毒用アルコールなど寄贈いただき、また教育活動のために地域の皆様が生徒の活動を支えてくださることに改めて感謝申し上げます。
さて、先ほど申しました聖桜祭合唱ですが、練習も新型コロナ対策を講じての練習となっています。例年ですと、各教室でクラスの仲間がそろって、朝・放課後の学活で歌いこんでいきますが、今年も分散練習となっています。
学級の練習では、2~3グループに教室を分けて練習し、全員でそろえるのは多目的ホールか体育館での練習となっています。


これは、体育館での3年生の練習風景です。互いに間隔をあけ、風通しのよい体育館の中で歌いこんでいました。
ある学級では、合唱曲(詩)の意味・意義について担任の先生が思いを学級通信に綴っています。通信を読むだけで胸が苦しく、せつない思いに至ります。保護者の皆様には、直接お聞かせできないことをお許しいただき、お子さんの様々な取組への努力を応援し、支えてくださることを切に願います。

FBCコンクールがなくても地道な花づくりで「今、盛り」

<メイン花壇>

<3年1組>

<3年2組>

<摘んだ花で「聖桜祭」を中庭に描く>

<2年1組>

<2年2組>

<1年1組>

<1年2組>

3学年「修学旅行」について
 延期となっていました3年生の修学旅行について、10月4日(月)5日(火)に1泊2日の日程で県内に行くこととなりました。平和学習として「松代大本営跡」「無言館」、グループ活動として「長野市内見学」、白馬での体験活動を計画しています。国や県の新型コロナ感染拡大状況を把握しつつ実施し、感染防止策をとっての活動を心がけてまいります。なお、聖桜祭の振替休みや3学年休業日のことから10月6日、7日と3年生はお休みとなります。
2学年「登山」から「体験学習」へ
 2年生の登山につきまして、1学期中は仙丈ケ岳を目指して準備していたところ、8月下旬~9月上旬の西駒ケ岳へと変更させていただきました。しかしながら、お盆の長雨により、山が荒れてしまったことにより、やむなく登山は中止とさせていただきました。現在、2学年では代替として、10月中旬頃に県内での体験学習を計画・準備を始めています。2学年保護者様には、改めてご連絡差し上げます。ご理解とご協力をお願いします。
1学年「森林学習」
 1学年では、10月8日(金)に森林学習を計画しています。場所は「猪鹿沢伊澤学林」(学校林)です。講師に稲邊謙次郎さんをお招きし、森の大切さ、間伐の必要性など自然環境の保全について体験を通して学びます。
「伊澤学校林」
 高遠町誌によると、伊澤多喜男氏が“和歌山県知事時代、母の十三回忌の法要の費用を節して郷里高遠に学校林を寄付しこれを「母の森」と名付けた”また“古稀の際贈与を受けたお祝いの金に私財を加えて、上伊那東部一町六ヶ村へ約七一町歩程の学校林を設定し、上伊那農業学校・伊那高等女学校・伊那中学校に約三○町歩の学校林を寄付した”とあります。昭和15~16年の頃と思われます。高遠中学校三十年誌には、旧高遠中学校時代、冬期ストーブ使用につき、薪の搬出作業が全校を上げて学校林から年に二、三回行われたこと、伊澤多喜男氏寄付による伊澤学校林(学林)の植林に汗を流し、昭和二十七年には実績が認められ、長野県植林コンクール四等、講和記念植林コンクール三等に入選したとあります。今から70年ほど前の話です。
運動部活動新人戦について
 3年度新人戦について、新型コロナの影響により大会延期の種目があり、保護者の皆様にはご心配をおかけしております。
各部活動顧問から、新人戦の計画を順次お伝えしてまいりますのでご確認いただきますようお願いします。
なお、バレー部男子につきまして、元来中総体への出場は認めていない中での活動を行ってきています。今回、他校の出場が危ぶまれる事態にかかわって、上伊那中体連から相談があり、特別の事情を鑑み、合同チームによる出場を、今回に限り、認めることといたしましたのでお知らせします。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210922)から

実践目標  (2021/08/19)

実践目標
(2学期始業式 校長講話より)

(新型コロナウイルス感染症を考慮し、オンラインにて始業式を行いました。)
おはようございます。令和3年度の2学期の始まりにあたり、1学期の終業式で2つの実践目標について話をしましたので、その後半のお話をします。
実践目標にかかわって、本校の校歌の2番に、「うち鳴らす夜明けの鐘は こだまする長崎の空」という詩があります。続いて「新しき歌の調べの 声響く 都路の森」と続きます。この長崎とは、進徳館の実学の祖と呼ばれている阪本天山先生のことを指しています。校長室前にブロンズ像があります。そして、新しき歌の調べが、伊澤修二先生のことを指しています。そこではじめに天山先生のことを少し述べさせていただきます。

阪本天山先生は、江戸時代の後期、高遠藩に仕えた阪本家の長男として、小さい時から学問や砲術を習い、22歳で家督を継ぎます。荻生徂徠の流れをくむ儒学を学び、やがて郡代となります。天竜川の洪水対策や西駒調査も行いました。天明の飢饉の際には、財政が悪くなることを防ぐために倹約をすすめたため、やっかみを受けたのでしょうか、冤罪をかぶせられて、やめることになってしまいます。
もともと、学問好きであった天山先生は、自ら学ぶとともに、若者にも指導を続け、周発台という砲術の新しい技術も発明します。冤罪が晴れて高遠藩から戻るように言われても、天山先生は、さらに学ぶことがあるということで、高遠藩には戻らず、長崎へと向かいます。幕末維新で有名な長州藩でも教えています。そして、長崎の平戸藩に着きます。平戸藩でも天山先生を藩に迎えようとしましたが、自分の主は内藤のお殿様、高遠藩のみであるという理由で出仕せず、長崎で亡くなります。天山先生の砲術の技術は当時、世界的に見ても最先端をいっていたそうです。ちなみに、県歌「信濃の国」に出てくる佐久間象山先生は、松代藩の出身で幕末・維新に大きく影響を与えた先生ですが、1811生まれですので、天山先生の次の時代の人となります。全部は調べ切れていませんが、上伊那の中学校・高校で天山先生のことを校歌にうたっているのは、今のところ、高遠中学校と伊那北高校の2校です。

校歌の作者は、「宮下忠道校長先生」です。統合中学校初代の校長先生です。作曲は、広瀬千春さん、当時の公民館長さん。

高遠中学校校歌
作詞:宮下忠道先生(初代校長)
(有志職員の協力、全職員の意見)
作曲:広瀬千春さん(当時の公民館長)

昭和39年度の卒業式に初めて校歌として歌われました。昭和36年の開校にあたって、宮下校長先生は、学問の尊重、規則を守る、親和協力とお話しています。この言葉は今の高遠中学校にも受け継がれています。

昭和36年「開校式」(宮下校長)
「学問尊重」
「規則を守る」
「親和協力」・機会均等の精神
・人に迷惑をかけない
・自他ともに敬愛
・自然に親しみ生物に愛情を

今、宮下校長先生の話の中の「親和協力」の一つとして、「自然に親しみ生物に愛情を」というものがありました。おそらく、それが、実践目標「花作相見」につながっているのではと思います。昭和56年、学校教育目標「学則得」とともに、「日常活動で重視しているもの」として、「清掃不言、挨拶愛語、花づくり相見」が位置づきます。今から40年ほどまえの話です。

昭和56年…“花づくり相見”
「人と自然との関係」
・美の世界の問題
・体験を通して自然の摂理を学ぶ

「人と自然との関係。美の世界、体験を通して自然の摂理を学ぶ」ことを願っています。
今、「花作相見」は、「人と自然との関係を構築し、心の美しさを求める」ものとして、皆さんの日常の活動に位置づいています。





4つ目「歌声響合」についてです。昭和56年当時にはありません。平成4年、今から30年ほど前になります。“歌声の響き合い”として、初めて、日常活動の実践目標として位置付けられました。校長先生は第10代、城取茂美校長先生です。当時の記録には、「歌声の響き合う学級、学校は、心の響き合う学級、学校でもある。各個の声を存分に出し、その良さを認め合い、それらを合わせた感動を共に分かち合いたい」とあります。

平成4年…“歌声の響き合い”
歌声の響き合う学級、学校は、心の
響き合う学級、学校でもある。各個の
声を存分に出し。その良さを認め合い、
それらを合わせた感動を共に分かち合
いたい。

 

その年の生徒会の具体目標の中にも5番目に位置づいています。当時の生徒会の目標を見てみると、今でも大切にされている普遍的な内容であることが分かります。目標を目指して日々努めていくことに価値があり、その積み重ねが高遠中学校の伝統となっていくのではと、今回、皆さんにお話しするために調べていく中で、改めて教えられた思いがしています。
ちなみに、伊澤修二記念音楽祭は記念祭として、昭和62年11月から始まっており、中学生が合唱で参加するようになったのは平成19年からです。それまでは鑑賞という形で参加していました。

平成4年…生徒会活動の具体目標
1 明るい笑顔で誰にでも挨拶する
2 小さな意見でも出し合い話し合い生かしていく
3 自分の役割を理解し、責任をもってやりぬく
4 自分の体を使って働く
5 歌声を響かせ、心を一つにする

さて、今年はオリンピックの年ですので、少しオリンピックの話もしましょう。世界から集まったアスリートのすばらしさを、テレビを通して感じた人も多かったことと思います。選手の皆さんが共通して語っていたのは「開催できたことへの感謝」の言葉でした。東京オリンピックについて言うと、東京オリンピックと呼ばれるものは、3つあります。1940年は、戦争であったり、財政的な理由から返上しています。第二次世界大戦、太平洋戦争において、日本は広島と長崎に原爆が投下され、多くの尊い命が奪われました。同時に戦争によってアジアをはじめとして多くの命を奪ってしまいました。このことがその後のオリンピックに影響を与えています。1948年のロンドン大会には出場が認められませんでした。それから16年後、アジアで初めてのオリンピック、東京オリンピックとなります。日本の戦後の復興、平和の祭典という意味をもっての開催です。そして、2020年。東北大震災の復興という願いを込めての開催予定でしたが、知ってのとおり新型コロナ禍により1年延期となりました。
オリンピックも含めて、日本や世界の過去や現在を学ぶことは、私たちがこれからどう生きていくかを考えることにつながります。今度はパラリンピック開催です。メディアを通して情報を得ていくことになりますが、今お話した視点でも考えてほしいと思います。

この2学期、皆さんは何を目標に、どのようなアプローチで目指していきますか。生徒会最大行事である聖桜祭、学年の行事、そして日々の学習や仲間とのかかわりの中で、多くを学んでほしいと思います。新型コロナには、まだまだ十分気を付けていかねばなりません。コロナに負けない生活をしていきましょう。


PTA新聞が表彰されました。県PTA連合会「優良賞」おめでとうございます。

新型コロナにより学年行事の変更をお知らせします。
○2学年行事「登山」
→8月25日(水)西駒ケ岳「乗越浄土」へ(日帰り)
○3学年行事「修学旅行」
→10月9~11日 奈良・京都 (*延期)
保護者の皆様には、ご心配をおかけしております。学年行事につきまして、上記のとおり、期日、方面等を変更させていただきました。現時点で「聖桜祭」は日程等の変更はありませんが、昨年度同様に新型コロナ対策を施しての開催を想定せねばならない状況です。
行事の直前まで予断を許さない状況が続いてしまいますが、ご理解ご協力をお願いします。
新型コロナウイルス感染症についてのお願いです。在校中に発熱等の症状が見られた場合には、感染の可能性を考慮し、他の生徒との接触がないように会議室にて待機し、早期にお迎えをお願いすることになります。緊急連絡先にお電話をしますので、その際には、ご理解とご協力をお願いします。

「教職員の働き方改革」~保護者の皆さまにご理解とご協力をお願いします。~
保護者の皆さまには、これまでもPTA会合等でお伝えしてまいりました教職員の時間外勤務状況についてご理解とご協力をいただきありがとうございます。改めてのお願いです。本年、4月から7月の本校職員の状況は、一部職員に健康を害するとされる基準を大きく上回る結果が出てしまいました。職員の健康を守る上で許されるものではなく、これまで以上の業務改善に努めねばならない状況です。特に夕刻から夜にかけての時間外勤務が要因となっております。以下についてご理解ご協力をお願いします。
○部活動では、複数職員による指導機会を減らし、学習準備等に従事する時間を確保します。
○ご家庭への電話連絡の時刻を夕刻よりも早めにおかけすることがあります。お仕事中にかけることもあります。諸会合も始めの時間を繰り上げることがあります。ご理解とご協力をお願いします。
○学年だより、学級だよりなど簡潔化、回数減にご理解ください。
○学校が休みの日は、これまで同様、市役所・学校緊急携帯をご利用ください。(緊急時は対応します。)

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210819)から

1学期を振り返って  (2021/07/21)

1学期を振り返って
新型コロナウィルス感染症の警戒レベルが1でしたので、全校集会形式で終業式を行いました。

『・・・こんにちは。
まず初めに、この1学期、新型コロナウイルス感染症対策の影響を受けながらも、交通事故や大きな災害がなく過ごせたことに感謝です。
初めての自転車通学に気を遣うことの多かった1年生もいたことと思います。登下校の際に、横断歩道を渡り終えて会釈する高遠中学生をよく見かけます。車を運転する側にとっても、皆さんの会釈によって、安全に運転をしなければならないと、気持ちを引き締めることにもつながっています。これからも大切にしてください。
これは、玄関にある、素心。入学式で話をしました。

この素心には次の言葉がつづられています。「飾り気のない 純真な心 そこに若者の 美しい姿が育っていく 純真な心としての素心 生きていく心の中心としていきたい」
この書を書いた北原青雲先生は、高遠の若者の姿からこの言葉を選び、私たちに残してくれました。純真な心としての素心。今日はこの素心と、皆さんの1学期の姿を、実践目標から考えてみたいと思います。
先ほど、横断歩道での会釈について話しましたが、この会釈も挨拶の一つと言えます。皆さんは、この1学期、挨拶について話し合い、高遠中学校の挨拶について考えてきました。生徒会では主体的に挨拶運動の取組を始めています。挨拶について、改めて考える機会となっていることと思います。


これは、2年生が職場体験のあとに書いた文章をいただきました。目で追って読みながら話を聴いてください。この生徒さんは、仕事の大変さの中でも、「お客さんのためにずっと明るく笑顔でいたり、疲れていてもあんまり表に出さないようにすることが大変だった。」、「美容だけではなく、人との付き合い方やコミュニケーションの取り方も学べた。」、「人との接し方も関係している」、「自分だけが満足!ではなく、周りの人や他の人のためにも役立ったり、力になったりできる大人になりたい。思いやりの気持ちを持ったり、周りを見て、判断、行動したり、困っている人がいたら、助けたい。」と結んでいます。職場体験を通して2年生は、将来の職業についてのイメージだけでなく、働くとはどういうことなのかについて考え、人とのかかわり方、接し方について学んできました。

職場体験学習だけでなく、1年生から3年生まで、この1学期の様々な学習の中で、人とのかかわり方、接し方を広く考えていく機会がありました。自分と相手との関係はどうあったらよいかという「自己と他者との関係」を考え、築くための学びを積み重ねてきたとも言えます。具体的な実践、具体的な行動としての学びが、まさしく実学であり、先ほど紹介した挨拶愛語も含んでいます。実践目標の一つとなっています。

では、実践目標の2つ目、清掃不言について考えてみましょう。高遠中学校を訪れるお客さんは多くを校長室でお迎えして対応しています。清掃中の時もあります。私から、「今清掃中ですので」と一言添えることも多いのですが、ご来校のお客さんから、必ず私に返ってくる言葉があります。それは、「静かですね」です。本当に校長室にいると、清掃中の皆さんの声は全く聞こえてきません。

(4月 生活オリエンテーションにて)

先日、1学年の生徒さんとPTAの皆さんで親子作業をしていただきました。2時間ほどの作業でしたが、校舎内外の環境整備を、黙々と取り組み、とてもきれいにしてくださいました。ありがとうございました。この黙々と、というのと皆さんが日々実践している清掃不言の奥に流れているものは同じものではないかと考えました。目の前にある課題に対して自分の力を注いでいく真摯な取組、おのずと言葉が少なくなっていくのではと思います。
これは、今からおよそ60年前、この校舎が建てられた当時の生徒作文です。目で追って読んでください。統合とは、町内4校が一つの学校になったことを意味しています。ごみを落としても拾わない生徒がいたということも分かりますが、この新しい校舎をより美しく保つためにというだけでなく、学校生活の在り方にまで踏み込んで意見を述べていることが分かります。

「学校内を美しく」・・・八月に統合されてまもなく・・・助け合いにより、美しい学校にしようと心がけてきた。・・・よい学校に、きれいな学校にしようと一生懸命である。反面では、ごみを落としても拾わない人もいる。それでは校内をきれいにしようとしても駄目である。よごさない工夫をすべきであり、教室内は静かに、廊下はとばず、右側を歩き、学校で決められた名札や、きめた靴をはき、注意されたらすなおに聞き、今より中身の一層美しい学校にきずきあげていきたいと思います。(生徒作文)

それからおよそ20年後、学校教育目標「学則得」とともに、清掃不言、挨拶愛語、花づくり相見が位置づきます。昭和56年、今から40年ほど前のことです。
では清掃不言では、何を求め、何を目指しているか。単に美しい学校にしようというだけではなく、「人と物との関係」を考えるものとして、自己を磨く、清掃を通して深く考えることを目指しています。

深く考えるとは、どういうことか。学校校舎への感謝、仲間への感謝。孤独に清掃そのものに徹底する。そして全校が静寂の世界となることにより、その中で、自分の存在を意識したり、他者との連帯が生まれたりするという理念に基づいています。実践を通して学ぶということです。皆さんは、一言も話さずに清掃をしているとき、いろいろと考えることはありませんか。“面倒くさい”とか“やだな”と考えることもあるでしょうし、“ここをもっときれいにしよう”とか、“明日はここをがんばりたい” とか考えたりすることもあると思います。この自分の中に沸き立ってくる感情、思考を自分で責任をもって受け止めていくということが大事なのではと考えます。そう考える自分なのだということから出発し、自分を磨いていくということなのです。
ところで、自分を磨くための清掃と考え教育に位置付けている国は、世界の中では少ないと聞きました。国内でも清掃をしない学校はあります。皆さんはそういう話を聞いてどう考えますか。また考えてみてください。
明日からいよいよ夏休みです。
私からお願いです。それは、自分の命を守る、安全な生活を送ってほしいということです。具体的には、交通事故防止、水難事故防止、新型コロナウイルス対策、熱中症対策など。台風や大雨などの災害もゼロではないという意識をもっていてください。
2学期に充実した笑顔で再会できることを期待して、私の話を終わりにします。』

学校評価アンケートにご協力くださり、ありがとうございました。
今年度初めて導入したオンライン回答はいかがでしたでしょうか。
現在、アンケート集約を始めております。お認めくださった本校のよさを継続するとともに、お寄せいただきましたご意見、改善すべき事項について検討し、2学期以降に生かしてまいります。

1学年PTA「PTA作業」7/18 ありがとうございました
暑い中、校舎内外の環境整備にご尽力くださり、ありがとうございました。床の汚れは、昨年度からの懸案事項でした。とてもきれいに仕上げてくださり助かります。大切に使わせていただきます。



吹奏楽部壮行会7/16
音は・・・お届けすることができず、すみません。


新型コロナ感染症対策に ご理解とご協力をお願いします。
新型コロナ対策について、市内でも高齢者の方を中心にワクチン接種が徐々にすすんでおります。しかしながら、まだまだ予断をゆるす状況には至っていないのが現状です。
明日から夏休みとなります。ご家庭におかれましては、これまで同様に感染防止策を継続してお取り組みいただきますようお願いします。また緊急事態措置、まん延防止等重点措置が実施されている都道府県、新規感染者数が増えている都道府県等の情報を収集いただき、往来や交流をできる限り控えるなどの感染防止策を重ねてお願いします。安心安全で充実した夏休みとなることを願っております。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210721)から

学びとは…  (2021/07/09)

学びとは…
(ZOOM校長講話 7/2)
~タブレットの使い方にかかわって~
おはようございます。今日は読書の時間をいただいて、私からタブレット、ICTと学習について話をさせていただきます。プレゼン資料を見ながら一緒に考えてください。

始めに学習について少し話をします。1・2年生の期末テスト、3年生実力テスト、お疲れさまでした。3年生はほぼ毎月といっていいくらいにテストが続き、範囲も広いのでとても大変です。
ここに2年生の学級だよりから拝借して、生徒さんの声を載せました。

この文章から、目標をもって学習に向かい、テスト結果を受けて、見返し、次へスタートしようとしている姿が見えてきます。きっと皆さんも同じであろうと思います。自己分析し、学習を積み重ねていくPDCAサイクルの構築が見えてきます。今日は、皆さんにとって当たり前のような話をしますが、これからの生活に役立ててほしいと思います。星印のところ、学習の「質」と「量」について考えてみましょう。

テストに限らず、学習内容が分かるためには、質と量から考える必要があります。授業も家庭学習も同じです。目で追ってください。今、学習の話をしていますが、このことは生き方の問題でもあります。時間は誰でも同じ時間が与えられているといいますが、私は違うと考えています。なぜなら、人の寿命は人によってすべて違うからです。今、どのようにして自分と周りの人の成長と幸せのために時間を使うかということです。人はなぜ生きるのか、なぜ学ぶのかということにつながっています。「人はなぜ学ぶのか」皆さんは何と答えますか?
では、次に問題を出しましょう。
これは教えていただいた話ですが、ある小学校で算数の問題を最後まで解きましょうというテストをしました。制限時間はなく、全部の問題を解くまでということです。横軸には全問終わるまでにかかった時間順にならべて、正答率、正答数ですね。それを縦軸にして表しました。上に行くほど正答率が高いということです。グラフでは右にいくほど時間がかかったということです。その結果、AからDのどのグラフになったと思いますか?
結果は、このグラフに最も近くなりました。

もちろん個人差はありますので、こんなにまっすぐの結果ではありませんが、おおよそこのグラフに近かったということです。
このことはとても重要な意味をもっています。みなさんが受けているテストは時間制限があります。すぐに答えが出る人は解く問題数も増えて点数が伸びます。でも、時間が無制限ならば、そんなに大きな違いはでてこないということになるのです。答えが全然出てこないという問いもありますね。それはテスト勉強でやったつもりでも頭に残っていなかったということです。記憶するための勉強の時間、経験の回数が少なかったということが考えられます。
中学1年のときに分からなかった問題が3年生になって解けるようになるのも同じ理由からです。勉強に時間をたくさんかけることが理解につながっているということになります。
ここまで学習について話をしました。次にタブレットの話です。一人1台のタブレットが今、手元にあり、どんどん使える環境になりました。なかった時と比べ物にならない変化が皆さんの中で起きています。学級でも話し合ったところがあると思いますが、ここで改めて、使い方について考えてみましょう。
ここに、ある学習場面を想定しました。小学校での学習です。左はタブレットがない場合のやり方。右はタブレットなど使っての学習です。

どちらの方が素早くできるか・・・タブレットを使い始めたみなさんであれば、おそらく右の方を選ぶ人が多いのではないでしょうか。効率的に短時間で学習をすすめていき、残った時間でさらに深い学習ができるようになるということです。一人1台のタブレットが、皆さんの学習のために用意された理由のひとつです。
ただし、左の学び方と右の学び方のどちらがよいかは簡単には言えません。どちらも良さと課題があるからです。
さて、最後の話です。これも皆さんはすでに学んでいることですが、タブレットや携帯スマホの使用は、インターネットやSNSの問題、怖さも併せ持ちます。
人権を侵害する使い方、お金にかかわるトラブル、犯罪などです。許されない使い方をすれば、自分だけでなく周囲に迷惑をかけます。今、問題となっているのは、皆さんの中で、学習にかかわらない使い方をしている人がいるということです。
ここで改めてお伝えすることは、あなたの使っているタブレットはあなたのものではないということ、学習のために使ってほしいということです。ここまで話をしてきたことを振り返り、自分たちの使い方を考えてみてください。
以上で話を終わります

タブレットの使い方について話し合う3年生

生徒会の新たな取組「メッセージボード」
6月22日、伊藤生徒会長さんから全校生徒の皆さんにメッセージが発せられました。これは、今年度生徒会の新たな取組の一つ、執行委員を中心に全校生徒へ「大切にしている言葉」や「教訓」「みんなに伝えたいこと」「訴えたいこと」をメッセージとして送る取組です。
そのトップバッターとして、会長さん自らメッセージを発してくれました。
…『いちばんいけないのは、おなかがすいていることと、独りでいることだから…』長生きしてきたおばあちゃんだから言える言葉…愛のこもった温かい言葉…みんなでしっかり食べ、力をつけて行動しよう…

*黒板の前に立ち止まってじっと読んでいる生徒さんを見かけます。生徒会の活躍を期待しています。


恐れず迷わず…思い立ったら何にでもチャレンジ


自分の生きる人生を愛せ。自分が愛する人生を生きろ

3学年「総合」CM制作に向けて
伊那ケーブルテレビジョンの鹿児島さんを講師に迎えて、7/1(木)にビデオ撮影講習会が行われました。I ♥ 高遠プロジェクトの重要な要素であるビデオ撮影について、気を付けるポイントを分かりやすく教えていただきました。

「人物をアップで撮るときは、人物の目線の方向の空間を広くとる」「1カットは5~6秒で、30秒のCMなら5カットくらい」「カットをつなぐときは、同じような画角(写る範囲)を続けない、アップで撮るなど変化をつけて」「何を伝えたいかテーマを絞って、あれもこれも盛り込まない」「映像と合う音楽を使う」など、実際にビデオカメラを通した映像を使って説明されると、何気ない映像であっても新鮮に感じました。
自分たちの伝えたいテーマやコンセプトを更に絞り込んで、9/28の応募締め切りに向け絵コンテ作成・CM撮影など忙しくなります。各グループの完成したCMを観るのが今から楽しみです。
(「3学年通信」より)

2学年キャリア教育「職場体験学習」7/6~7/8
緊張の中、任された仕事に精を出す姿がたくさん見られたそうです。お疲れ様でした。



・・おしらせ・・
『中学生の自習室』今年も開催します。
~伊那市教育委員会主催~
【高遠やますそ会場】
・8/3(火)~8/6(金)
・8:45~12:30
・中学1~3年生
夏休みの自習室について、案内ちらし(申し込み用紙)を配布いたします。生活リズムを整えたり、効率的に学習したりする機会としてご利用ください。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210709)から

夏の大会に寄せて(3)  (2021/06/25)

【学び得たものを大切に~学則得~】
6月5日、12日、13日と高遠中学校の生徒の皆さんが参加した中総体南信大会。3年生にとって運動部の集大成とも言える大会が終わりました。26日は、剣道に1年生が出場します。新型コロナ禍のために開催さえ危ぶまれながらも大会が開催でき、3年生にとって最後の試合ができたことに改めて生徒の皆さんに感謝しています。感染してはいけないというプレッシャーは生徒の皆さんだけでなくお家の方も相当に重かったのではと思います。これまでお支えくださったお家の皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
3年生の皆さん、お疲れさまでした。それぞれの思いを結集した日となったことと思います。ありきたりの言葉になってしまいますが、勝敗結果以上に、これまでの活動で得た経験や思いをこれからの生活に生かしてほしいと願っています。数十年経っても忘れられない瞬間を得ることができたと思います。大会が終わってすぐに期末テストもあり、感傷に浸る余裕さえない時間を過ごしているのではと思います。すぐに切り替えることは難しいかもしれません。それほどに生活の大きなウエイトを占めていた活動です。振り返りをして、次のステップにつなげてほしいと願っています。
1、2年生は新しいチーム作り、仲間作りの始まりです。3年生から教えていただいたこと、見て、関わって直に感じたことを大切に活動に励んでください。

【壮行会(6月8日)】



全校での壮行会。応援歌ではなく、精いっぱいの拍手で選手の皆さんを壮行しました。

【大会スナップ】




*大会運営に携わっていたため、一部の部の参観応援のみとなってしまいました。

1年生技術「プランター木枠づくり」~木造建築担い手事業(6/2)~



県の事業に応募し、本事業が実現できました。地元の大工さんにも参加・指導いただけました。「担い手」:高度な技術を受け継ぐ人財育成事業の一つです。キャリア教育ともなっています。

2年生「職場体験学習」に向けて
5月31日、職場体験事前学習会

講師に人財育成コンサルタントの野澤君枝さんをお招きして挨拶の基本など教えていただきました。


野澤さんからのメッセージ

「…高遠中学校の校舎の中はいつも整然と整理されており、迎え入れてもらえている心地よさを感じます。…今回の講座では、マナーとはきれいに見せる、形式ばかりが優先されるのではなく、相手に関心を寄せ、気づき、考え、伝えていくものだとお伝えしました。仕事は世代の違う人と人との関係の中から生まれること、その中でマナー力は、コミュニケーションスキルの一つであり、人とつながる力であることをお伝えしました。学校生活は社会に出るための準備する期間でもあることを、職場体験をすることでその意味を理解できるのではないかと思っています。高い感性でいろいろなことを学んできてくれることを願っています。…」(礼状より)

6月24日 2年生各自が自分で事業者さんへ体験学習のお願いと打ち合わせの電話をしました。




※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210625)から

夏の大会に寄せて  (2021/06/04)

夏の大会に寄せて(1)
~悪い結果にどれだけ耐えられるか~
『挑』・・・部活動発足の時に、生徒の皆さんに送った一字です。日々の練習の中で、常に挑戦し続けてきた皆さん、いよいよ夏の大会が始まります。
昨年は、新型コロナのため8月の大会のみ。南信大会も県大会もないという年でした。今年は、県大会への道があります。
今年の大会は、新型コロナにより臨時休校や学級・学年閉鎖があると、在籍する生徒のみなさん全員が出場できないという大変厳しい条件があります。安全第一、感染拡大防止のためです。この文章を書いている今でも、なんとか皆さんが無事大会に出場できるように…とそればかりを考えています。
おうちの方にはこれまで感染防止に心をたくさん配っていただきました。地域の方も感染しないようにと日々努めてきてくれています。4月の観桜期活動で他県の方が高遠に来ても、私たちは感染防止策により、守っていただきました。これも皆さんの努力、ご家族・地域の方全員の協力の賜物です。
これまでもそしてこれからも気をつけねばならないことは、「これまで大丈夫だったのに、なんで感染したの?」とか「どこの誰?」とか、「ここまで自分たちが努力していたのに。○○のせいで自分たちが大会に出られない(活動ができない)」など、今後、感染者や濃厚接触者が本校関係者に出たときに、誹謗や中傷、または“犯人捜し”という最悪の事態を絶対に生まないことです。
コロナ下であっても、おうちの方や地域の方は仕事などで家の外に出なければなりません。どんなに防いでいても感染するリスクは誰でもあるということです。他県では、ずっと家にいたのに感染したという例も聞いています。それほどに“変異株”の感染力は強いということです。かかってしまった人を責めても、何も得るものはありません。誹謗や中傷がかえって事態を悪くすると私は考えます。
大会参加にあたり、新型コロナ感染などの影響で、万が一自分が(自分たちが)出場できないという状況になったとしても、この事実をどれだけ自分の中で消化できるか。そこが大きなポイントだと考えます。これはおうちの方、地域の方にもお願いしたいことです。
あるテレビを見ていましたら、「東日本大震災で大勢の方が亡くなっているのに、どこか他人事であった。自分の身内が亡くなって初めて人が亡くなるということの何とも言えない悲しさを味わった」という場面がありました。
本当にその立場、自分が当事者となったとき、悔しさや切なさ、悲しみや怒りの感情が自分の心に生じたとき、そのときにどのように自分を処していくか。これこそが、もしかしたら、日々の学校生活や苦しい場面を経験してきた部活動での心の成長を測るものさしになるのかもしれません。大会の結果についても同様です。私自身も自分に問うています。

夏の大会に寄せて(2)
~ 「壮行会」での校長挨拶にかえて ~
いよいよ夏の大会。皆さんは、これまでの地道な練習・辛い練習に耐え、技術と集中力、チームワーク、そして自分自身の心を磨いてきました。
技術の向上に加え、仲間と過ごし、自分と向き合う中で、自分自身を鍛え、仲間との信頼関係を築いてきたことに、大きな価値があると私は思います。
ひたすら活動に没頭してきたそのことに誇りを持ち、大会に臨んでください。見ている者が思わず感動するプレーを期待します。(おうちの方の参観が望めない種目もあります。ご容赦ください。)
さて、今年も新型コロナの影響で制約が生じ、皆さんにとって大変厳しいものになってしまいました。申し訳なく思います。
そんな中、三年生にとって節目の機会としてほしいという願いから、市町村、事業所のご理解、関係の皆さんのご支援のもと、部活動の顧問の先生方が中心となり、幾度も会議を重ね、準備し、大会開催を迎えることができます。
選手の皆さんには、顧問の先生方をはじめ、支援してくださる皆さんの熱い思いを受けとめ、大会に参加する全ての選手の皆さんの気持ちを一つにして、思い出に残るすばらしい大会を、自分たちの手で創ってほしいと願っています。
プレーする自分を信じ、仲間を信じ、勝っておごらず、負けて腐らず、正々堂々とはつらつとしたプレーをし、最後の最後まで力を出してください。
皆さんの健闘を祈ります。

「花作相見」
環境委員会の皆さんがハウスの中で丹念に育ててきた花の苗。いよいよポットに移植する段階となりました。
5月24日、各学級でポットに移植し、雨に当たらないようにと校舎の壁沿いにならべる作業。ポットは、水持ちがしないので、これからさらに、手間をかけてお世話をする必要があります。毎朝、委員の皆さん、学級の皆さんが足しげく通って見守り育てています。


理科室西側の壁に沿ってプラ箱を並べます。雨に当たらないようにという配慮から壁沿いに設置します。水道が遠いので、水やりは手間がかかります。


メイン花壇は、3年生の分担となっています。マスクをしながら黙々と草を取り、準備をすすめています。

自然体験学習
5月25・26日、1学年「自然体験学習」が行われました。天候にも恵まれ、自然と文化を味わう2日間を創ることができました。
1日目は高遠青少年自然の家での野外炊飯、散策、体験工房。2日目は高遠町内のオリエンテーション。
高遠町図書館の先生方も、高遠中学校1年生の姿を見守ってくださいました。素朴で熱心な姿であったとの声をいただいています。


5月24日、前日最終打ち合わせ。急遽、泊を伴わない学習に変更となりましたが、生徒が中心となって活動をすすめています。


5月25日、午前。野外炊飯。小学校で体験したこともあるのでしょう。スムーズにできたようです。それでも小さなトラブルを乗り越えての炊飯は格別のものと思います。


高遠町内めぐり。チェックポイントでの課題となっていたのでしょう。ポーズを決めるメンバー。みんなで一つを創るという体験ともいえます。

高遠青少年自然の家は、昨年30周年を迎えました。さらに研修指導員として、地元高遠から大勢の方が携わっています。高遠中学生を温かく見守り育ててくださっています。感謝です。

2学年登山について
山小屋の宿泊制限の影響で泊まることができないため、目的地も含めて検討することとなりました。ご心配をおかけします。改めてご連絡差し上げます。

生徒会 図書委員会 「イラストコンテスト」


(池の蓮華) 撮影:H先生

「高遠応援隊」
新型コロナ下のため、昨年度に引き続き、高遠中学校応援隊発足の会を見送ることといたしました。
本来であれば、全校生徒と応援隊(ボランティア)の方とが一堂に会しての発足会です。万が一を考慮させていただきました。少人数であれば活動が可能ですので、できる限りの感染拡大防止策を講じて、地域の方のお知恵をいただき、学びにつなげていきたいと考えています。
生徒の皆さんには、顔と名前がつながるような活動を期待しています。そして、皆さんが大人になったら、高遠中学校の“応援隊”になってください。お願いします。

応援隊の皆さんから顔写真とメッセージをいただいて、本校舎1階に掲示させていただきました。45名の方のお名前があります。ここにお名前のない方で中学生に指導や支援をいただいている方もおいでです。感謝です。

6月1日「写生会」
晴天の下、写生会を行いました。学年によっては、事前に高遠高校生とオンラインで指導や助言をいただいて絵づくりにチャレンジしました。暑い日差しとなったので、体力を消耗したみなさんもいたのではないでしょうか。



※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210604)から

郷土料理・桜の塩漬けゼリーに挑戦  (2021/05/21)

5月下旬、例年であれば「五月晴れ」の日が続くのですが、今年はなんとなく雨の日が多いように感じています。長野県も5月に梅雨入りしてしまうのでは・・・と空を眺める日々です。
生徒の皆さん、保護者の皆さまには、日頃より学校教育活動へのご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。PTA総会、参観日も、新型コロナ対策のためやむなく中止とさせていただきました。1学年の宿泊体験学習につきましても、これまで準備してきた1学年の生徒の皆さんには思いのすべてが叶う形とはなりませんが、「0泊2日」という体験学習を計画し、感染防止対策をとって、いよいよ来週、出発します。

郷土料理・桜の塩漬けゼリーに挑戦
2学年家庭科では、地域の方に教えていただいて郷土料理「おねじ」と昨年度本校で開発した「桜の塩漬けゼリー」製作に挑戦しました。

伝統食と地域の特色を生かした調理、地域の方との交流を通して、作る・食べる楽しさに加えて地域の奥深さにも思いを馳せることができたことと思います。

桜の塩漬け(天日干し)~来年の観桜期に向けて~
桜の塩漬けもいよいよ天日干しの段階に入りました。今年は5月中旬以降、今一つすっきりしない天候が続いていますが、晴れの日をねらって天日干ししました。来年の観桜期活動にと、生徒の皆さんの天塩の作業が続きます。

ティームティーチングによる教科学習
本年度、保健体育、1・2学年の技術・家庭科では、ティームティーチングを取り入れて学習をすすめています。安全面やより細やかな指導・支援ができるようにという取り組みです。
1学年技術科では、木材加工の学習を行っています。

グラインダーやボール盤など危険を伴う学習ですので、サポートできるようにしました。

職員の数には限りがありますので、全教科とか毎年というわけにはいかない面がありますが、できうるところでの取り組みです。

AIドリル「キュビナ」
2・3学年「中間テスト」の前日、教室を訪問してみると、複数の生徒さんがタブレットで学習をしていました。AIドリル等を用いてのテスト勉強でした。(すでに学習を終えていたようですが、被写体になってとお願いし、写真をいただきました。)


各教科の学習がアップされています。活用を広げていければと願っています。

部活動・中学校総合体育大会の新型コロナ対策対応について(お願い)
新型コロナウイルス感染拡大防止にご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。上伊那郡下でも高齢者の方を中心にワクチンの接種が徐々に始まりました。しかしながら、全員のワクチン接種には時間がかかり、小中学生はワクチンの対象外となっているようです。また、郡内でも感染者、濃厚接触者が増加しており、昨日「レベル5」となってしまいました。校内でも、さらに給食前の生徒の机をアルコール消毒することとしました。こまめの手洗い、マスク、換気、消毒というこれまでと変わらない対応ですが、丁寧にすすめてまいります。
ご家庭でも外出の際など引き続き十分な対応、対策をとりますようお願いします。新型コロナウイルス対策対応について、生徒の安全を第一にするとともに、生徒の学びを止めない(教育活動を推進)ということから、伊那市教育委員会をはじめ、関係機関とも連絡、連携をとりつつ対応をしているところです。以下のことについてご理解とご協力をお願いします。

1 部活動・対外練習試合について
夏の大会を6月12・13日にひかえ、技術向上とチームワーク結束に、たくさんの練習試合を行いたいところですが、郡内の感染状況をふまえ、当面の間、練習試合は行いません。感染防止が最大の理由ですが、対外試合等で、感染もしくは濃厚接触となった場合、時期的に6月の大会も欠場という状態になりかねないことが予想されることも理由です。このまま、6月の大会を迎えることになることも予想されます。生徒の皆さんには、練習試合がなく、心配な面も多いかと思いますが、本校だけでなく、他の中学校も同じように練習試合ができませんので、同じ土俵の上に立って大会に臨んでいただきたいと願っています。一日でも早く感染レベルが下がることを願うばかりです。

2 夏の大会について
長野県中学校体育連盟から、各中学校に、夏の大会についての連絡がありましたので、お知らせします。これは5月14日付けのものですので、修正があれば改めてお知らせします。
【県大会】
可能な限り感染症対策を講じた上で、予定している会期で実施します。
・原則として、地区予選会があり、参加校が決定していること。
・出場権を得た学校では、学校生活および部活動が通常通り行われていること。
・参加生徒・職員は感染症対応に従って対応すること。 等
【配慮事項】
・原則として無観客とするが、感染状況、会場設営状況等、運営に支障がないと判断する場合は、入場人数を制限するなどして有観客にて開催することも可とする。
★会場に入るすべての選手などは、大会2週間前から検温と体調管理を行うこと。感染が認められた場合の保護者等は、大会当日所定の健康チェックカードにより体温及び健康状態を確認すること。
【感染症への対応】連盟からの「新型コロナウイルス、インフルエンザ等による感染症への対応について(通知)」をご覧いただき、ご理解とご協力をお願いします。

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実学の取り組み  (2021/04/30)

実学の取り組み(2021/04/30)
生徒・保護者の皆様には、これまでもお願いをしてきております新型コロナウイルス感染拡大防止につきまして、お取り組みいただき感謝申し上げます。いよいよ大型連休に入ります。せっかくのお休みです。ご家族でゆったりとしていただきたいと願っております。
校内での様子につきまして、いくつか紹介をさせていただきます。

全校花壇作業(4/20)

全校での花壇作業。各学年で分担した花壇の土づくりを行いました。花壇コンクールへの参加も予定していますが、何よりも身近に花がある環境が大切と考えます。「手塩にかけた」ものは、どんなものでも愛おしいものです。

花摘み(4/27)

来年度の観桜期活動(実学)につながる桜の塩漬け用の花摘みを2学年の生徒さんが行いました。高いところに手を伸ばす作業はとても疲れる作業です。「楽しかった」と答えてくれた2年生。これから塩漬けをしたり天日干しをしたりする作業が続きます。これぞまさしく「手塩」です。

桜の塩漬けは、地域の方のお知恵に頼ります。
昨年に引き続き、ポレポレの丘の武井さんと宇野さんに教えていただきました。

キャリア教育 ~職場体験学習に向けて~

桜の塩漬けは、地域の方のお知恵に頼ります。
2学年では、職場体験学習に向けて、多くの事業所の説明を読みながら自分の興味や関心のある職業や事業所について調べる学習を始めました。
伊那市では、伊那市に住み続けること、一旦県外などに出ても戻ってきてほしいという願いをもって職場体験学習をはじめ、多くの企画を推進しています。また学校にもコーディネータさんを派遣いただくなど支援をいただいています。

まなびの充実に向けて
これまでもお話をしてきました、AIドリルについて、生徒さん個々のタブレットに入れるところまできました。各教科で課題を入力することで、家庭での課題を行うことができます。

全校一斉に持ち帰るところまではいっていませんが、徐々に各教科で広がっていくことを願っています。生徒さんの評判は「これなら、楽しく取り組める」とのこと。ノートへのまとめ学習とうまく組み合わせるなどして、家庭での学習が充実することを願います。

【学校外でのWi-Fi環境について】
高遠町内で生徒が活用できる公共施設について問い合わせをし、学校から生徒の使用についてお願いをしました。以下の場所で学習ができますので必要に応じてご活用ください。利用の際は、高遠中学生として名を名乗り、学習のために使用する旨をお伝えください。
〇高遠町図書館(GW中は5/1・2のみ開館)
・開館時間10:00-20:00
(日曜日は10:00-17:00)
・ロビーや第一図書室がつながりやすいそうです。
〇「やますそ」
・ロビーにWi-Fi環境があるそうです。ただし、学習机などの設備はありません。

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観桜期活動ありがとうございました  (2021/04/15)

観桜期活動ありがとうございました(2021/04/15)
昨年度できなかった観桜期活動。2年ぶりに行うことができました。ボランティア参加いただきました、生徒・保護者の皆さん、ありがとうございました。

(観桜期活動初の吹奏楽部演奏)

新型コロナ禍と雨天、満開の時期等により、活動は計画されたものより縮小を余儀なくされましたが、3年生が考案したり企画したりしてきた「観桜期をプロジェクト」が随所にちりばめられたすばらしい活動が見られました。
「これ、中学生が考えたんですよ」とゼリーやクリアファイル、饅頭を紹介すると、「すごいですね」「おいしいです。桜茶に合います」と、お客さんからうれしい言葉をたくさんいただきました。
高遠の地に住むからこその活動。伊那市には「伊那に生きる、ここに暮らし続ける」という言葉があります。様々な進路を経ながら、伊那の地で、世界で、貢献できる人になってほしい・・・そういう思いにつながっています。

おうちの皆様へ(お願い)
入学式からおよそ1週間がたち、生徒の皆さんの登校する姿にありがたさを感じている毎日です。
さて、本年度の教育活動をはじめるにあたって、新型コロナウイルス感染防止対策も含めて、おうちの方にご理解をいただきご協力を仰ぎたいことがございます。
新型コロナウイルスにかかわっては、大切なことは、命も心も、人を傷つけないことと考えます。誹謗中傷(差別)により、悲しい思いをする生徒、ご家族がでないことです。また医療崩壊を起こさない(命を守る)ために、感染をできる限り防ぐことが重要と考えます。以下お読みいただき、ご協力をお願い申し上げます。

1 新型コロナウイルス感染防止対策
4月13日(火)長野県から、上伊那圏域に「新型コロナウイルス特別警報Ⅰ」が出されました。感染警戒レベルも「4」に引き上げられました。このことにより学校では、以下の対応をとってまいります。

(1)部活動
警戒レベル「4」となったため、南信中学校体育連盟からの通知に従い、感染拡大防止のために対外試合、他校との合同練習は行いません。急遽中止となった活動もあります。ご理解をお願いします。校内での活動は、感染防止策を優先しつつ行います。

(2)学校行事
生徒会総会、全校集会等、全校生徒が集まる活動は他の方法(ZOOMなど)にて対応していきます。委員会等の諸活動は感染防止策をとりつつ行います。

(3)修学旅行等学年行事
3学年保護者さまにはすでにお伝えしましたが、修学旅行につきましては、9月に延期しました。1学年宿泊学習は、状況を見つつ対応いたします。2学年登山については、現時点では予定通りといたします。

(4)学習
授業はこれまで同様に感染防止策をとってまいります。
万が一、お休みという状況になってもタブレットを用いた学習ができるよう対応してまいります。そのために、
①タブレットの家庭での使用について、約束があります。各家庭に「約束」の冊子をお配りします。生徒はすでにきまりについて学んでいます。
②家庭での使用にあたって「同意書」の提出が必要です。同意書の提出をもって貸し出しが可能となりますので、お読みいただき、学校に提出ください。

【おうちの方にお願い】
★特別警戒が出ていることから、感染防止のために、お出かけ等については細心の注意を払ってください。
★感染リスクを下げるために、体調を整え、規則正しい生活をお願いします。
★帰宅後のうがい、手洗いの後、戸外に出かける時も、マスクを着用するようお声がけください。
★学校の状況等について、可能な限り情報は学校から出す予定ですが、個人情報保護、誹謗中傷から生徒、保護者の方を守るために詳細を伝えられません。それぞれ不安なお気持ちは理解いたしますが、お問い合わせにもお答えしかねますので、ご理解をお願いします。うわさ話など自重していただければ幸いです。
逆に、万が一のとき、保健所から各ご家庭に連絡するための電話番号の情報提供を求められる場合があります。その際は、ご理解とご協力をお願いします。
校内には、相談窓口があります(保健室、職員室、事務室、校長室、アップルーム)。スクールカウンセラー相談の機会もありますので、新型コロナでの不安などでもご利用ください。

2 家庭学習充実のために
「キュビナ(AIドリル)」導入へのご理解を
前回の学校だよりで若干触れました家庭学習についてですが、昨年度の試験導入で生徒の反応がよく、学力向上に効果があると見られる、タブレットによるAIドリルを今年度早期に導入いたします。
そこで、お願いがございます。他の副教材等の精選をしてまいりますが、それでも費用がかさみ、副教材としてドリルを購入するために、学年費の増額が必要となっています。増額につきまして、別途お知らせしますのでご理解とご協力をお願いします。AIドリルは各自のタブレット端末に導入されますので、家庭で学習できますが、WiFi環境が必要となります。ここもご家庭の負担となってしまいます。重ねてご理解をお願いします。

いつも、いつも、お願いばかりで心苦しいところですが、ご協力をお願いします。

入学式(4/6)
(新任職員紹介の式)

(新入生入場)

(新入生代表挨拶)

(記念写真風景)

生徒会入会式(4/7)
(生徒会長挨拶)

新入生へ生徒手帳と入学式で胸につけた手製の「水引」をプレゼントしました。

「実学の精神を基軸とする学びの構築」~学習オリエンテーション~(4/8)
本校研究主任の原洋一先生に、高遠中学校の学びについて説明し、各教科の先生方から、それぞれの教科の学び方を紹介しました。生徒の皆さんにはそれぞれ自分のタブレットの中に資料が入っていますので、いつでも振り返ってみることができるようになっています。

(全体説明)

(プレゼン資料から)

部活動説明会(4/9)

各部活動の説明の後、井内学年主任から1年生に説明がありました。
「今日、どの部見に行く?」「今日は〇〇部!」という会話が1年生から聞こえました。慣れない中学校生活の中で、今日一日を大切に過ごす生徒の姿に、うれしい思いです。

安心・安全(お願い)
4月は、交通事故がとても多い時期です。本校中学生は、徒歩通学、自転車通学、バス通学と通学方法があります。それぞれに気を付けねばならないことがあります。特に、自転車については、十分に留意をしつつ運転をお願いします。おうちの方には、全生徒について自転車運転にかかわる損害賠償保険への加入の確認のお願いをしてあります。自転車通学生だけでなく、休日等でも自転車を利用することを想定して確認のためのものですので、ご理解とご協力をお願いします。

※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210415)から

ご入学・進級 おめでとうございます (2021/04/06)

ご入学・進級 おめでとうございます(2021/04/06)
日頃より、本校へのご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。桜満開の中、令和3年度の高遠中学校が始まりました。
本日は、ご入学・進級、おめでとうございます。本日、入学式を挙行いたしました。今年度も感染防止の一環として、来賓は伊那市教育委員会のみ、ご挨拶も頂戴しない形で行いました。始業式は、新任職員紹介の式のみとしました。(伊那市教育委員会からのメッセージを最終ページに掲載しましたのでお読みください。)

入学式式辞にて、北原青雲先生の言葉を紹介しました。「素心」という言葉です。高遠中学生の姿・心を見事に表している言葉であり、こうでありたいと願う姿・心でもあります。校内に書(額)があります。校長室には直筆があります。ご来校の折にご高覧いただければ幸いです。

今年度、中学校は学習指導要領全面実施の年度となっています(全国)。教科書も全面改訂されています。生徒の皆さんに育む力について、大きな転換の年となっていますが、本校ではすでに昨年度から新しい学びを取り入れてきております(対話を重視した学習、ICTを活用した学習、課題発見・解決を目指す総合的な学習の時間など)。
まだまだ十分とは言えませんが、職員一同、自らも学び、生徒とともに教育活動をすすめてまいりますのでご協力をお願いします。家庭学習につきましても新たな取組を検討しています。

新型コロナウィルス感染症拡大防止の取組につきまして、昨年度に引き続き、対応しながらの教育活動となります。お配りしました「年間行事計画」は、新型コロナウィルスの蔓延がないことを想定しての計画です。状況を見つつ、その都度判断しながらの教育活動、行事運営となりますが、「ウィズ・コロナ(with corona)」を基本に置いて、可能な限り生徒の活動が展開できるよう努めていきたいと考えています。
なお、毎日の検温や手指消毒など感染防止対策に引き続き取り組んでまいりますので、保護者の皆様におかれましても、ご理解とご協力をいただきたくお願いします。風邪の症状や発熱がある場合には、かかりつけの医療機関と連絡をとってご対応いただくようお願いします。本年もどうかよろしくお願いします。


安心・安全の学校に向けて

本校は、子どもと親の相談員(宮下)、スクールカウンセラー(小澤)をはじめ、全職員で生徒の心の安全を図る取組を続けてまいります。校内に『なんでも相談窓口』(校舎1階各所)を設置しています。生徒の皆さんには、悩みを抱え込まずに相談していただきたいと願っています。
中学生時期は、いろいろな悩みがたくさん出てくる思春期真っただ中の時期です。悩みがあることが成長のしるしとも言えますが、自分だけで解決することが難しい問題もあります。話を聴いてもらうところからでも利用してください。

グランドデザイン
令和3年度の学校運営グランドデザインを策定しました。キーワードは『素心』、『実学の精神を基軸とする学びの構築』です。お預かりしました生徒の皆さんが本校で学べてよかったと思えるよう、職員一同、努めてまいります。

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観桜期学習会(3・9) (2021/03/18)

観桜期学習会(3・9)
観桜期ボランティアを直接経験したことのある3年生から、ボランティアのポイントや留意点を教えてもらいました。

パワーアップ学習室
地域の皆様にご支援いただきました。ありがとうございました。
来年度も「パワーアップ学習室」を開設の予定です。生徒の皆さんの多数参加と、地域の先生方に再び学校に来ていただいて指導いただけますことを願っています。

読み聞かせに、スペシャルゲスト(2・18)
高遠高等学校の司書、有賀拓郎先生による読み聞かせ(道徳)が3年2組でありました。
有賀拓郎先生は、小説家でもあり、この日読んでいただいた「明日のぼく」の作者です。こんな近くに小説家の方がいたということにびっくりでした。出会った生徒さんは、どんな感想を持ちましたか。

3学期のギャラリー
1年生 美術 「陶芸」“土と炎の芸術”
2学期につくったランプシェードです。1月に素焼きをし、上薬をかけ、本焼きをしました。温かな雰囲気の作品がたくさんできました。

1年生 美術 「デザイン」
モダンテクニックをいくつか組み合わせて作品をつくりました。
台紙への貼り方も人それぞれで、個性あふれる作品がたくさんできました。

2年生 美術 「絵画」“風流を学ぼう”
「風流を学ぼう」をテーマに金屏風を制作しました。修学旅行学習の一環として屏風・ふすま絵という日本文化に触れました。古風な色彩の作品、現代的な作品、さまざまです。

3学期終業式(3・17) 校長講話
「東日本大震災から10年」

おはようございます。本日で3学期、令和2年度の終業となります。この1年、新型コロナウィルスのために、例年とは異なる学校生活を送ることとなりました。行事の変更や縮小がある中、生徒のみなさん、一人一人がその場で何をどうしたらよいか、考え、取り組んできました。その取組によって、皆さん一人一人の考える力、実行する力が伸びるとともに、高遠中学校が高遠中学校として、立派に存在できたと感じています。

新型コロナウィルスと対比して話が出てくるのは、およそ100年前のスペインかぜがあります。その歴史については、それぞれ調べてもらいたいと思いますが、ここでお話したいことは、歴史から何を学び、これからの生活にどう活かしていくかということです。

今から10年前の3月11日、皆さんも知っての通り、東日本で起きた大地震によって、多くの命が奪われ、家が流され、町が壊され、原子力発電所の事故が起きてしまいました。3年生の皆さんが5つの時の話です。もしかしたら、これまでに体験したことのないあの揺れをまだ覚えている人もいるかもしれません。大きな津波が災害を大きくしてしまいました。

5年前の4月、熊本地震は、立て続けに大地震が起きるという経験したことのない地震がありました。熊本城の被害はテレビでもたくさん放送されていますが、それだけではなく土石流、地すべり、がけくずれによって、多くの命が失われています。一昨年は集中豪雨により、千曲川の堤防決壊で長野市内を中心に大きな災害に見舞われました。高遠も、過去に大きな災害に見舞われたことがあります。

この地球上で暮らすということは、様々な災害、これは自然災害もあれば、火災や交通事故を代表とする、人によってもたらされる災害もありますが、様々な災害と向き合って生きていかねばならないということです。生きるために必要なことはおそらくたくさんあると思いますが、私からは2つ話をします。

1つ目は、自分の命をいかに守るか。そのためには、今、ここで起きうる災害を想定する想像力をもち、命を守る行動をいち早くとるということです。「正常性バイアス」という言葉を聞いたことはありますか。普段の生活では、これによって心の安定が図れますが、大災害などで、自分の身に大きな危険が迫っていて、すぐに逃げなくてはならない時に、「自分は大丈夫」と思い込んで行動に移さないという心の働きです。体験したことがないものは想像しにくいものです。だからこそ映像や資料、過去の歴史から学び、避難訓練などによって行動を学ぶ必要があるのです。

2つ目は、周りの命を守るということです。そのためには、周囲に気を配る、気配りの気持ちでいるということです。釜石の奇跡と呼ばれていますが、東日本大地震では、中学生が住民に声をかけながら非難し、多くの命が救われました。江戸時代、南海沖でおきた大地震の際の話として「稲むらの火」があります。わらを積んだ「稲むら」に火をつけて、避難路を示して津波から多くの人を救い、さらに私財を投じて、地震に備えて堤防をつくったという話が残されています。
自分を大切にすること、周りを大切にすることは、これまでも話をしてきたことですが、東日本大地震から10年という節目の年に、改めて、今、何をどうしたらよいか、考えることの大切さについて、お話をさせていただきました。

10年前の大地震の日、3学期の終業式が終わり、卒業式の準備を整えて、明日を待つばかりとなっていた学校が多くありました。私は、明日を迎えられるということに感謝しかありません。みなさんにとって大切な一日となることを願っています。
(3月11日、東日本大震災発生時刻に合わせて全校で黙祷を捧げました。)


ありがとうございました

高遠中学校PTAの皆さんのご厚志により令和2年度PTA会計から「教育活動費」として学校に15万円のご寄付をいただきました。このお金で、現在、取組をすすめている“萌えキャラ「高遠さくら組」”のクリアファイルを作成し、全校生徒に配布することができました。3年度入学生徒にも配布の予定です。生徒の活動に資するよう大切に使わせていただきます。ありがとうございました。

一年間ありがとうございました
令和2年度3学期の終業式を昨日行い、本日は、令和2年度卒業証書授与式を挙行いたしました。

今年度は、昨年度末からの新型コロナ禍の中、様々に変革を求められた一年でした。生徒の皆さんにとって、どのような一年間だったでしょうか。各学年、学級での話や、お便りなどを通して振り返り、次年度へのステップアップの準備をしていただきたいと願っています。年度末の休みの留意事項に心掛けて、有益な休みにしてください。
保護者の皆様には、例年と異なることも多く、いつもと違う対応をお願いすることとなりました。「朝令暮改」は好ましいことではないことを承知しつつも、こればかりは予断を許さない状況であったことをお汲み取りいただき、そのうえでご理解とご協力をいただきましたことに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
卒業生の皆さんには、学校教育目標「学べばすなわち得る」の言葉通り、本校で学んだことを、次のステップで生かしていただきたい、大きく羽ばたくことを切に願います。
在校生の皆さんには、新たに新入生を迎え入れ、仲間とのつながりを大切に、新たな高遠中学校での歴史を紡いでほしいと願っています。
「どこにいても、あの空は繋がっている」
私の好きな言葉の一つです。“一つ屋根の下”から、“大きな一つの空の下”になりますが、共に学んだということを胸に、それぞれ新たな一歩を踏み出してください。


転任・退職職員から

「たかとほは山裾のまち古きまち
ゆきあふ子等のうつくしき町」

(田山花袋)在職期間は長短ありますが、高遠中学校で皆さんと一緒に学べたことは、一生の宝物です。校内ですれ違うときの挨拶、黙想で心を落ち着かせて黙々と床を磨く清掃、水やりに精を出し美しく彩る花壇、学活の時間に聞こえてくる歌声、素直に懸命に取り組む皆さんの姿のことを詠んでいる短歌だと思います。私たちはそれぞれ新しいステージへと進みます。皆さんも次のステージで十分に力を発揮してください。保護者の皆様、今までさまざまな場面でお支えくださり本当にありがとうございました。※PDFでご覧になる場合はここ(学校だより210318)から