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授業参観では、それぞれの学年が学習してきたことを見ていただきました。
1年生は音楽の授業でした。打楽器の鳴らし方を試して、自分の気に入った鳴らし方を見つけました。「もっと書きたい!」とやる気いっぱいでプリントに書き込んでいました。
2年生は『お手紙』の音読劇をしました。気持ちが伝わるようにせりふの言い方や動きを工夫してきたことが伝わってくるすてきな発表でした。
3年生は、育ててきた藍を使っての藍染めの模様づくりを、おうちの人と相談しながら楽しそうに進めていました。
4年生は、長野見学のまとめを、一人ずつiPadでまとめ、クイズを入れながら発表しました。
5年生は、はじめに実験で電磁石の不思議に触れ、後半はコイルを巻いて電磁石づくりにチャレンジしました。
6年生は、中部連合音楽会で発表したリコーダー4重奏をおうちの方に間近で聞いてもらいました。また、修学旅行について、劇も交えながら楽しく発表しました。
授業参観に引き続いて行われたPTA講演会では、毎年希望の多かった田楽座のみなさんの公演が実現しました。迫力ある太鼓や民舞、そして南京玉すだれの体験など、普段なかなかできない伝統芸能に触れる機会となりました。最後は伊那節保存会の方も来てくださり、全員で伊那節を踊りました。その後の感想交流では下記のような感想が出されました。
・たいこがひびいてた。しんぞうまでひびいてた。もっと見たかったー!
・なんきん玉すだれは、竹と糸だけでできているのに、いろいろな形ができていたのですごかったです。
・とても迫力のある公演を見て元気が出ました。あと、ぼくにはとうていできない物を見せてもらってうれしかったです。
・ししまいに足をかんでもらったので、「足が速くなること間違いなし」と思いました。
・田楽座の方々がとても楽しそうに笑顔でいるのが印象的でした。こちらも一緒に体を動かしたくなりました。
田楽座のみなさん、伊那節保存会のみなさん、そしてPTA役員のみなさんありがとうございました。
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なかよし旬間に合わせて福祉体験が行われました。高学年はブラインドサッカー、低学年はボッチャを体験しました。
ブラインドサッカーでは、目隠しをして動いたり、ボールをけったりしながら、「話す」「聞く」「思いやる」という3つのことが大切だと教わりました。実際に体験することで、声をかけ合うことの大切さを実感し、少しずつ「〇〇さん、パスするよ」等、名前を呼んで伝えることが増えていきました。
ボッチャでは、講師の馬島 誠さんが競技中も実況中継をして盛り上げてくださいました。子どもたちも、どんどん投げ方が上達し、楽しみました。また、「相手の立場に立って考えることの大切さ」「みんなで工夫すれば『できない』が『できる』に変わるということ」「人のことを考え何かをすることは、自分の成長につながり、自分に返ってくる」とお話していただきました。
体験したことやお話を聞いたことを生かして、よりよい学校生活を過ごしてほしいと思います。
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今年度の伊澤修二記念音楽祭では、5年生が、太平洋戦争の頃、名古屋の東山動物園で本当にあったことをもとに書かれたお話『ぞうれっしゃがやってきた』の音楽劇を披露しました。
9人の5年生一人ひとりが、練習を重ねるごとに、気持ちが伝わるような言い方や間の取り方、動作を工夫していきました。本番は、自分らしさを生かし堂々と演じ、達成感を味わうことができました。音楽劇を見た4年生からは「来年、私たちががんばりたい」という感想が聞かれ、伝統の力を感じました。
【5年生の感想より】
・練習をはじめたころは、セリフを覚えるということしか頭になかったけれど、練習を重ねるにつれ、どんな風にその役を演じればいいかということを考えるようになりました。頭の中で想像して、命令のように言うなど気をつけながら練習しました。
・最初の時は、本当にできるかどうか心配でした。でも、だんだんやっていくうちに心配がとれていって、いつの間にか心配がどこにもありませんでした。本番の時は、緊張して、練習したことをすべて思い出すことはできなかったけど、ぼくは、満足できたのでよかったです。
・本番の直前は、緊張しすぎておかしくなりそうでした。だけど、本番の直後は、うまくできなかったことを全てわすれて、頭の中は達成感でいっぱいでした。この時間が1番うれしかったです。
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一気に秋めいた10月。様々な学年が校外に出かけ、そこでしか学べないことを学習してきました。
【充実した修学旅行 6年生】
昨年度は「伊澤修二記念音楽祭」で音楽劇を発表した6年生。本格的なミュージカルを生で観ようと、劇団四季の『ライオンキング』の観劇を計画に入れました。プロの迫力ある舞台に触れて、全員が思い出ベスト3に入れるほど、心に残りました。それぞれの見学場所で夢中になって話を聞いたり、見たりするだけでなく、バスの中では、自分たちで楽しみを作り、笑顔のあふれる修学旅行になりました。マナーや時間も守り、自分たちで行動することもでき、また一回り成長した6年生です。
【よく見て、よく聞いて、よく考えた伊那市内見学 3年生】
ベルシャイン・警察署・市役所のそれぞれの場所で、説明してくださる方のお話を聞き漏らすまいと黙々とメモをとってきました。「マイナス20℃の保冷庫で仕事をするのは大変だろうな。」と仕事をしている方の思いに心を寄せたり、(伊那市で暮らしている人たちのためにお金を使いたいから、市役所を建てかえないですむために、きれいに使っているというお話を聞いて)「じゃあ、学校もできるだけ大切に使わないとね。」と自分たちのことにつなげて考えたりと、素敵な学びがたくさんありました。
【初めての体験がいっぱい諏訪見学 2年生】
しっかり事前学習を行った上で出発した2年生。八ヶ岳乳業やタケヤ味噌では、たくさんの質問に、係の方がていねいに答えてくださり、しおりに学んだことがいっぱい詰め込まれました。切符の購入や電車の乗り換えもバッチリ♬遊覧船からは、高島城や富士山まで見ることができました。湖畔の足湯も楽しみました。
【運にも恵まれ貴重な体験ができた長野見学 4年生】
伊那市から長野市まで、ちょうど4年生の人数と同じ11の市町村を通って行くということで、それぞれ担当の市町村を決めました。クイズを3問ずつ作り、バスの中でその市町村に入るとクイズを出し答えている間に、あっという間に長野市へ。県庁で阿部知事にお会いすることができたり、善光寺で秘仏を拝むことができたりと、貴重な体験ができました。また、事前にそれぞれが調べた「新幹線」「北アルプス」「北信五岳」「象山・舞鶴山・皆神山」「森将軍塚古墳」「諏訪湖の向こうに見える富士山」など、見たいと思っていたものを全て見ることができました。2年生の時にコロナ禍で乗ることができなかった電車にも、1番前で景色を見ながら乗ることができ、おいしい精進料理やおやきも食べることができ、大満足の1日でした。
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高遠北小学区(藤澤地区、長藤地区、三義地区)の地区ごとに、地域の皆様に企画していただき「地域で学ぶ日」が行われました。子どもたちに身近な地域から学習内容や学習方法を考えていただき、児童にとっても職員にとっても、学校では学ぶことのできない貴重な学びとなりました。企画・運営していただいた地域・役員の皆様、本当にありがとうございました。
-児童感想-
【藤澤地区 砂防ダムについて】
・ダムをリアルで見て、14mの高さにびっくりしました。
・お水をながしたじっけんで、1かい目は、ダムがなかったから、水と石と木が家とかどうろにながれてきました。2かい目は、ダムがあったから、水と石と木は家とかどうろにながれてこなかったです。
・ぼくは自分の家の場所が、もしこう水が起きたらいやだなと思いました。だからダムがあるんだと思いました。
・ぼくは、二種類の砂防堰堤があることを知り、こういうふうにみんなの安全を守ってくれるのだなと思いました。工夫をすることで安全に生活ができているので、作ってくれた人にかんしゃしています。
・川あそびもしました。川であそんだ理由は、ダムを作るだけじゃなくて、しぜんを楽しむために川をつくっていることを知るために遊びました。
・砂防ダムに、大雨から私たちの生活を守ってもらえると思うと安心です。でも、私たちの生活は守られますが、森に住む動物たちにとっては、めいわくになるのではないかと思います。私は、ダムの上に橋をつくって、動物が自由に通れるようにしたり、動物のえさになる植物は残してあげるなどの工夫が必要だと思いました。
【長藤地区 国道152号線 栗田~四日市場バイパス建設について】
・道が広くなって、人も車も通りやすくなっていいと思いました。
・今は二つの道があるから、便利だと思いました。なので、道をつくってくれた人にかんしゃしたいです。
・新バイパスは、洪水を防ぐために、山みたいにしたり橋をつくったり、土をほったりして工夫していました。
・道路工事をしている地域は、栗田~四日市場だけでなく、みろくや板山なども新しくなっていました。
・バイパスはきんきゅうどうろにつかわれています。じしんが起きた時、きゅうきゅう車や消ぼう車が通れるようになっています。
・どんな車でも通れたり、不安がなくなったりして、みんなのことを考えてつくられているんだなと思いました。
【三義地区 遠照寺にまつわる話】
・ぼくがおもしろいと思ったことの一つは、七面堂の天井の絵の数です。外陣はたて9まい×22列で198まい。内陣はたて8まい×11列で88まい。合わせて250まい近いことです。
・天井にいっぱいの絵がかかれていました。昔は、「かめ」や「ライオン」など、どんな動物か分かっていなかったので、自由奔放にかいてあってすてきだなあと思いました。
・トリックアートがありました。トリックアートは、顔が2つ、手も2組、足も2組なのに、4人の人がいるように見える絵です。おもしろかったです。
・わたしは、地域を学ぶ日で、知らないことが勉強できてよかったです。同じ三義に住んでいても、たくさん知らないことがありました。少しでも三義のことがわかってよかったです。次の地域を学ぶ日が楽しみです。