学校生活ブログ

4年生 子どもエコツアー

2019年10月1日

9月30日(月)に,4年生は長谷小学校の4年生と一緒に子どもエコツアーに参加しました。今回のエコツアーは,上伊那クリーンセンター・信州ウェイスト・箕輪浄水場の見学をしました。社会の学習を進めていく中で,「水はどのようにきれいになって家庭に届くのか」「分別されたごみはどのように処理されるのか」などに興味をもってきた4年生の子どもたちにとってとても価値のある見学となりました。

初めに行った“上伊那クリーンセンター”では,燃やせるごみがどのように処理されているのかを実際にその施設を見ながら学んでいきました。大きな機械が動く様子は圧巻でみんな食い入るように見ていました。施設の方は,「できるだけ埋め立てる灰が少なくなるように工夫している。リサイクルもしている。しかし,分別の意識が低い人もいる…また,水蒸気のエネルギーを使って電気も作っている。電気も大切に使ってほしい。」などと話をしてくださいました。ただ燃やすだけと思っていた人も多かったと思いますが,様々な工夫がされていることが知れました。“信州ウェイスト”は,容器包装プラスチックをリサイクルするための処理を行っている会社です。やはりここでも「分別がしっかりされておらず,危険なものなどが入っている」という話をお聞きしました。実際に草刈り機の葉や包丁,ガス抜きをしていないスプレー缶など明らかに容器包装プラスチックではないものが紛れており,作業している人の危険を感じました。「少しでもごみを少なくするためにリサイクルをする。」ということで努力している様子を見学することができたのではないでしょうか。最後に行った“箕輪浄水場”では,家庭に届く水がどのようにきれいになるのかを見学しました。凝集剤によって汚れが固まっていく様子や汚い水がろ過される様子を実験していただきました。実際にきれいになっていく水を見て歓声を上げていました。その仕組みが利用されている大きい施設の中を見学し,時間をかけて水がきれいになっていくということを実感することができました。最後に出来立ての水を飲ませてもらうと「いつもの水と違う!!」と言っている人いました。どの施設でもそうですが,我々の生活をよりよくするためにたくさんの工夫や努力がされていました。その気もちや思いを感じたからこそ水もおいしかったのかもしれませんね。

このように社会の仕組みを学び,自分たちが知らなかったところで工夫や努力をしている人たちがいるということ知ることで,考えが広がったり深まったりしたと思います。子どもたちにとってとても良い見学になりました。