東春近小学校 学校林

 学校林は、村有林や共有林の一部を学林として、児童生徒が作業を行っていた。道堰山村有林をはじめ、藤沢山村有林木裏原上三殿島共有林などへ毎年児童が出かけ、草刈り、蔦切り、枝打ち、間伐などの作業を行っていた。間伐した木材は、ストーブ用の薪や農業用の資材や、運動具の材料などに使用していたことが「学校日誌」などからうかがえる。

 道堰山の山林は田原部落の入会地であったが、大正8年頃村有林になり、採草地から森林と変わり、間伐をして村役場や学校の暖房用材を切り出していたが、太平洋戦争が始まり、昭和19年に軍用資材として買い取られた。そのために終戦後、昭和23年より小学校中学校の児童生徒の手で、育苗から植林、手入れまで行われた。そして2回にわたって学校林コンクールに入選している。

 昭和23年に学校林となり、昭和33年に東春近小、中学校PTA林に、さらに昭和39年に中学校が春富中学校に統合されてから東春近小学校のみの学校林となり、現在に至っている。

 昭和33年以降は植栽木も大きくなり、児童生徒では管理が無理となったのでPTAの作業により毎年管理を行うようになった。その間、昭和44,5年には全校児童がPTA林の山林道路作業に従事したこともあった。

(「東春近小学校沿革誌」より)

 最近は、毎年3回の作業をしており、1回目は、6年生児童・保護者による枝打ち作業、2回目は、1・2・5年保護者による下草刈り・間伐作業、3回目はPTA施設部・本部役員による薬剤散布作業を行っている。

学校林の位置(地図右下の火山峠付近のマーク

学校林の全体図